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チェンマイ国際空港には13:15に到着。
ここはターミナルにに入る時にセキュリティ・チェックがあり、私が金属センサーのゲートをくぐるとブザーが鳴った。別に怪しいものは持っていないが、かわいい女性係官だったので素直に従い、チェックを受ける。
係:「ここに入ってるものを出してください」
私:「はい」 と小銭入れを出す
係:「はい、OKです」
私:「どうぞ」 とアメを差し出す
係:「コップン・カ〜」(^人^)
日本だと職務中だからと断るだろうが、こういったゆるい感じがタイらしくていい。
Air ASIAのカウンターに行くと自動チェックイン機があり、eチケットの紙を渡すだけで女性係員がすべてやってくれた。正に全自動だ。
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出てきたボーディングパスは、スーパーのレシートのようなBKKのものよりきちんとしたものだ。搭乗できればそんなことは関係ないが、BKKでもチェックインの待ち時間の短縮を図ってもらいたい。
自動チェックイン機の増設と、マン・ツー・マンでそれをサポートするお姉さんがいると完璧なんだけどな。
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チェンマイ空港に到着した時はそのままタクシーに乗ったので、空港内部を見て回る。
売店にある新聞の一面は、東日本大震災の写真だ。タイでは経済的にも産業的にも日本の影響が大きいのだろうか。日本とアメリカの関係に近いのかもしれない。
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空港の売店も特に見るもの、欲しいものがなかったので、タイ国際航空直営のレストランに入り、メモやお小遣い帳の整理を行う。
お昼時を過ぎているからか中はがらがら。適当に空いてる席に座ってフルーツプレートをオーダーする。
フルーツプレートは、バンコクの街中の屋台やスーパーだと20〜30Bくらいの内容だが、ここでは90Bだった。それでも日本の物価を考えると安い。
実はこの値段にはサービス料(10%)、税金(7%)が含まれておらず、会計は106Bだった。少額なのだが、普段サービスチャージがかかるような店には入らないので、何だか損をした気分だ。
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再度セキュリティチェックを受け、搭乗待合に入る。
喫茶店のようなちょっとした食べもの屋もあるが、マッサージ屋があるところがタイらしい。受けていないので値段や技術は分からないが、お客はほとんどいない。
一応”国際”と名がつく空港らしく、シンガポール行きの便が入ってきた。ただ、機材はタイ国内線と同じか同等のようだ。
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15:22に往路と同様にボーディングブリッジを使って搭乗開始。今回も優先搭乗なので一番に機内に乗り込む。あれ?一番に乗り込んだはずなのに、既に1Fに年配の女性が座っている。態度もでかいし、CAが気を使っている様子から権力者であることが伺える。
ドイ・ステープの方を見ていると、先ほどのシンガポール行きの飛行機がテイクオフして行った。
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優先搭乗できても、乗客が乗らないと出発しないので優先搭乗のメリットはあまりないかもしれない。
窓をボーっと眺めていると小型のプロペラ機もテイクオフして行った。格安航空会社のNok Airが短距離路線にNok Miniという小型機を飛ばしているので、もしかしたらそれかもしれない。
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FD3235便はほぼ定刻の15:35にプッシュバックを開始し、15:42に離陸した。
半分以上飛行した頃だろうか、眼下にハートの池が見えてきた。しかもご丁寧にハートの島まである。世界!弾丸トラベラーのハートゲッター、小泉里子は知っているのだろうか?
ここで事件発生。タイ人はシートベルト着用のサインが点いてもトイレに席を立つ姿が見られるが、このフライトでも例に漏れず、ひとりの女性がキャビン再前部のトイレに入った。その直後、ゴミの収集から戻ったCAがトイレのドアを開けたのだ。もちろんその光景は見えないが、CAは驚いて「Sorry!」と謝っていた。
ロックをしてたのか分からないが、中の女性は驚いただろうな。憮然として席に戻って行ったが、CAは同僚と笑っていた。マイペンライ?
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FD3235便はこれまたほぼ定刻の16:34に着陸、今回もボーディングブリッジ利用で16:39にスポット着。
権力者おばさんがCAにエスコートされて一番に降り、私もそれに続いた。ちなみに写真の右に映っているブランド品っぽいショールを羽織っているのがその権力者おばさんである。
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ボーディングブリッジだとすぐに降りられるのはいいが、長いコンコースを歩かなければならない。
動く歩道に乗っても、更にその上を歩くのだが、タイらしく点検中や故障で所々止まっている動く歩道がある。
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預け入れ荷物はないので、そのまま国内線到着口を出てARLシティラインのホームに向かう。
ARLマッカサン駅までのシティラインのトークンを買い、ホームに辿り着くまで15分近くかかった。
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シティラインは出たばかりなのだろうか、それとも運行間隔が長くなったのか、なかなかやって来ない。
やってきたシティラインに乗り、出発したのは17:10頃で、15分以上待ったことになる。
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初めて乗った時より加減速がギクシャクした運転で、時間もかかっているように感じられる。
17:32に2日ぶりにARLマッカサン駅に到着。前回はパヤタイからBTSを利用したが、今回はマッカサンから歩けるか確かめることにした。
さぁ、出発だ。
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2日前に歩いた時と同様に、ARLマッカサン駅のホームからMRTペッチャブリ駅までは6分、センセーブ運河まで10分かかった。
ごちゃごちゃした電線が邪魔だが、夕陽と花とセンセーブ運河が水の都・バンコクという感じで思わずシャッターを押した。センセーブ運河の水はドブのように汚く臭いのだが、夕陽の光がそれを隠してくれているのだろう。
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センセーブ運河の橋を渡り、渋滞のスクンビット・ソイ21(通称ソイ・アソーク)を南下し、汗だくになりながらソイ19への抜け道を入り、ソイ19に入って更に進むと感じのいいオープン・エアなバーを発見する。
寄りたい衝動にかられながら、背中の荷物を置いて後で来ようと自分に言い聞かせて店の前を通り過ぎる。
そして17:55にホテルの向かいにあるFamily Martの前まで来る。先ほどの決意も忘れてファミマに入り、缶ビールの6本パックを購入する。
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バックパック姿で手にはコンビニ袋に入った缶ビールを提げ、満身創痍の姿でホテルに到着。旅行者らしくないみっともない姿だ。
しかし、そんな私に神はご褒美を用意してくれていたのだった。
私:「チェックインしたいんだけど」
受:「・・・102号室です」
私:「1階?もっと上の階にして」
受:「アップグレードしたからいい部屋ですよ」
私:「え?でも低層階はうるさくない?」
受:「広い部屋ですから大丈夫ですよ」
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で、ベルボーイに案内されたのは、ジャグジースイートというこのホテルに1室しかない最上級の部屋であった。
このホテルは下からスタンダードなゴールド、Jrスイートのプラチナ、スイートのマスターというカテゴリーがあり、私が予約していたのはプラチナだったから、2階級特進したわけだ。
こんなことはもちろん初めてなので、さっそく買ってきたビア・チャンでひとり乾杯をする。
そして、せっかくなので明日はチェックアウトぎりぎりまでホテルライフを楽しむことに決めて、2本目のビアチャンを開けるのであった。
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