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チェンマイの街が見下ろせるドイステープに行くつもりで、チャーンプアク門を出た広場がそのソンテウ乗り場になっている。
多少の不安はあったが、やはりお客はいなくて運転手は1人50Bで10人集まらなければ出発しないが、チャーターすれば500Bで往復すると言う。300Bならチャーターしてもいいと言うと、ガソリン代だけで300Bかかるからダメだとうそぶく。
鬱陶しい運転手のセールストークを無視しながら他のお客が来るのを待つが、現れる気配がない。どうしても行きたい訳でもないので、「明日また来るから」と言って立ち去ろうとすると、「分かった、300Bでいいから乗れ」と運転手が折れた。
ついでに「帰りはホテルまで」と言うと、「分かった」と運転手は半分ヤケになったようだ。
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交渉が成立すると、今までのやり取りはリセットされ、道中は和気あいあい会話が進む。
市街地を抜け、九十九折りの山道を登り、約30分かかってワット・ドイステープの参道に到着した。片道15kmといったところだろうか。ガソリン代300Bというのは大げさだが、往復で4リットルで\500くらいはかかりそうだ。
まぁ、運転手も損はしていないだろう。
ワット・ドイステープに上がるにはエレベーターもあるらしいが、風情がないので階段を昇る。
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参道入り口には民族衣装を着飾ったアカ族の少女がいる。彼女らは踊ったり、歌ったり、被写体になって小銭を稼ぐ。厳密に言えば、そのお金は少し離れた所にいる母親の懐に入るのだ。
難民である彼等にとって、生活の糧を得るための当然の行為なのかもしれないが、平和な国から来た一旅行者にはとても割り切れない。
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こちらは姉妹で。
結局この子等にお金を渡す気にはなれず、持って来た飴をそれぞれに渡す。その時の表情は子どもらしく、屈託のない笑顔でワイをしてくれる。
チェンライの山岳民族村でもそうだったが、多民族国家の課題は多いと思う。
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息を切らしながら上まで昇り、外国人の入場料30Bを払い、靴を脱いでワット・ドイステープに入る。
タイ人はこのアングルで記念写真を撮る人が多く、カメラマンも商売をしている。
曇り空だったのでそうでもないが、晴れた日だと眩しいだろうな。
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タイ人は敬虔な仏教徒。お祈りを捧げるカップルも多く見かけることから、お寺はデートスポットのひとつなのかもしれない。
♂「今度の日曜日お寺に行かない?」
♀「嬉し〜、私も行きたかったの!」
恋人同士でそんな語らいをしてるののだろうか?
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仏塔を回っていると読経が聞こえてきたのでそこに入って見る。
何やら僧侶が呪文を唱えながら、信者にミサンガのように紐を手首に巻いている。私もにわか信者になって、ドネーションボックスにお布施を入れ、列に並ぶ。
ひとり前のファランが何やら僧侶に怒られて謝っている。私も粗相がないように手を合わせ、頭を下げて手のひらを上にしてそっと右手を差し出し、紐を結んでもらう。
次の僧侶にはササラのようなもので水をかけてもらう。何で水をかけられるのか分からないが、みんな水をかけられると手を合わせて頭を下げているので、みんなに合わせる。
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外に出ると、中学生くらいの女の子たちが踊りを披露している。
写真の右の方に写っている男どもはやる気なさそうに楽器を奏でている。仕方ない、踊りの主役は女子だ
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床に座り込んで花びらを投げ、
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〆はなぜかブリッジ。(笑)
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順番待ちをしているのか、山岳民族衣装の少女たち。
もしかしてAKB48に倣ってCNX48というユニットでも結成しようとしているのだろうか?(笑)
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展望台からチェンマイの市街地を見下ろす。
右に写っているのがチェンマイ空港で、左に市街地が広がる。
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境内にあるジャックフルーツの木。
まだ食べたことないが、ビジュアル的に食わず嫌いになりそう。はっきり言ってキモイ。
ちなみに写真に写っている大きな実で、小玉スイカくらいの大きさがある。
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参道の入り口には写真のようなみやげもの屋が並ぶ。ちらっと見たが、とても欲しいと思うものは見当たらない。
ジモティも買っている様子がなかったので、商売として成り立っているのだろうか。余計なお世話だが。
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車を降りたところに戻り、同じような車ばかりの中、乗ってきた車を探してキョロキョロしていると運転手が手を振っているのを見つける。
帰宅ラッシュなのか、帰りの方が時間がかかって16時頃チャーンプアク門に到着。約束の300Bを払う。単なる広場だったのに、夜に備えてテーブルとイスが並べられ、屋台が出て仕込みをしていた。
最初はホテルまで送ってもらう約束だったが、予定変更して出発地点のチャーンプアク門に行き先を変更してもらったのだ。
その理由は次ページへ続く・・・。
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