ここからはトゥクトゥクをチャーターし、チェンライ市内から南へ約14km離れたワット・ロンクンへ行き、チェンライ市内に戻ってワット・ドイトーン、タイの国民的英雄・メンライ王の像、前日の復習を兼ねて山岳民族博物館を訪れましょう。
バスターミナル |
次なる訪問地のワット・ロンクンは市街地から約14km離れています。
”地球の歩き方”やドゥアンさんからの情報によるとバスで行くのがもっとも安価な行き方ですが、実は今までタイ名物のトゥクトゥクにまだ乗ったことがないので、トゥクトゥクで行くことに決めていました。ということでまずはトゥクトゥクを探します。
ホテルを9:30頃出発してまず向かったのバスターミナル。タイの交通機関の幹を担うのがバスなので、ここに来れば枝葉を担うトゥクトゥクがいるはずなのにいません。おかしいなぁ。
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余談ですがタイの交通機関の幹を担うバスが集まるターミナルには人も集まります。人が集まるところには食べ物屋台も出ます。このように街のあらゆるところで縁日のような光景が見られるので、ただ歩いてるだけでも童心に戻ってワクワクしてきます。
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屋台 |
チャーターしたトゥクトゥク |
パポンヨーティン通りで流しのトゥクトゥクを捕まえようと来た道を戻ると、ワンカムホテルに抜ける通りの角に2台のトゥクトゥクが停まっていました。近寄ってもバンコクのトゥクトゥクのように話しかけてこず、こちらから話しかけて交渉開始です。
私「ワット・ロンクンに行きたいんだけどいくら?」
ド「ワット・ロンクンは15kmもあるから500Bだよ。」
私「高いよ。200Bでどう?」
ド「見学してる間ずっと待ってるから400B。」
私「じゃあ300Bでどう?」
ド「OK。」
交渉成立です。でもボラれてるんだろうなぁ。
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初トゥクトゥクの感想は走ってる時は風が気持ちいいけど、国道ではビュンビュン抜かれるし、クッションは良くないし、排ガスは臭いしでで長時間はキツイ乗り物と感じました。
そして20分あまり経ってお尻が痛くなり始めた10:12にワット・ロンクンへ到着しました。
ワット・ロンクンはチェンライ出身の有名な美術家チャルァームチャイ・コーシットピパット氏が1997年から作り始めた寺院で現在も建設中です。金ピカなタイの寺院では異色の真っ白なお寺です。
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ワット・ロンクン |
池の金魚? |
池の鯉まで白に拘っているようです。
でもこの鯉、ヒゲがないし尾ビレの感じから金魚かもしれません。いや、白いから白魚?よく分かりません。マイペンライ・・・。
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本堂に向かう参道の脇には無数の手が伸びてます。
その手に混じっていかにも”お賽銭を入れろ”と言わんばかりにお椀を持った手もあります。中を覗くと当然のごとくお金が入っているのもタイらしいところです。
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無数の手に混じって・・・ |
建築中 |
近くで見ると本堂は意外にショボく、結構汚れも目立ちます。
横には建築中の建物があります。最終形の完成はガウディのように何百年も先のことなのでしょうか?
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写真がチャルァームチャイ・コーシットピパット氏です。
境内の一角に彼の作品の販売所(撮影禁止)があり、建設費は売上(利益?)でまかなっているそうです。私も入ってみましたが、仏画がほとんどでたくさんの人が買っていました。
結局20分ほど滞在してチェンライ市街へ戻ります。
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チャルァームチャイ・コーシットピパット氏 |
ワット・ドイトーン |
チェンライ市街へ戻り、ついでにワット・ドイトーン→メンライ王像→山岳民族博物館へ行ってもらうことにしました。追加料金は「Up to you.」(あなたにおまかせ)だそうです。
まずは市街地の北西部にあるワット・ドイトーンに向かいます。それほど急な坂とは思えませんが、トゥクトゥクのパワーの限界なのか私が重いのか、アクセル全開でも歩くスピードよりちょっと早い程度です。排ガス臭っ!
ワット・ドイトーンはチェンライ市街地の北西の丘にあり、チェンライ市内の景色が見られるそうですがまったく見えません。
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お寺の塔にはお釈迦様の仏舎利が安置してあるそうです。
何かイベントがあるようで、テントを組み立てたり邪魔なようなのでとっとと退散です。
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御本尊 |
リンガ? |
境内の横に一段高い丘になっているので行ってみるとリンガと思われる造形物が祀られている広場がありました。
コンクリート作りでチープな感じがしますが、ここでも線香と献花売りがいます。線香の煙り具合から結構参拝者がいるんでしょうね。
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次に向かったのが市街地の北東部にあるメンライ王像です。
メンライ王は1262年にチェンライを作り、20世紀初頭まで続いたラーンナータイ王国を建国し、今なおスコータイ王朝を築いたラームカムヘン王と人気を二分する名君だそうです。
写真にも写っていますが、参拝者が後を絶えません。中にはカップルもいることから、デートスポットにもなっているようです。
ここで面白かったのはそのお供え物です。この話は後ほど。
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メンライ王像 |
山岳民族博物館 |
メンライ王像から山岳民族博物館はすぐでした。本来はホテルまで送ってもらう約束ですが、20分のスライドショーもあるので400B払ってドライバーを解放しました。喜んで何かあったら電話をくれ、車の手配やツアーもできるからと名刺を渡してPRして来たので、よっぽどの上客だったんでしょうね。
山岳民族博物館内(入館料50B)は撮影禁止なので写真はありません。展示物はたいしたことありませんが、20分のスライドショー(日本語あり)は一見の価値ありです。できればこれを見た後に山岳民族の村を訪問した方がいいでしょうね。今回は順番が逆でした。反省。
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山岳民族博物館の入場券には1階のCabages & Condomsというお店で使える飲物券がついています。せっかくなのでコーヒーを飲んでみましょう。
ネタにするつもりだったのに、意外にもまともなコーヒーでした(笑)。
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Cabages & Condoms |
公園にあった焼き物 |
どこかで昼食を食べてホテルまで歩いて帰りましょう。
写真は山岳民族博物館の向かいにある公園にあった微笑みの国・タイランドを象徴するかのような焼き物。この辺りは学校(高校?)があってにぎやかです。
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てくてく歩いて向かった先は、昨日ドゥアンさんに連れて行ってもらったカオソーイが美味しかったので、J-TRAVELのHPで紹介されているワンカムホテル西側のポーチャイというカオソーイが美味しいお店です。 訪れたのが12:30過ぎとお昼時とあって満員御礼状態で、店の外のテーブルまでいっぱいです。
実はこのポーチャイというお店、午前中に行ったワット・ロンクンを作っているチャルァームチャイ・コーシットピパット氏の実家だそうです。
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ポーチャイ |
カオソーイ |
しばらく待たされ、出てきたのがこれ。
まずはスープをひと口すすると、出汁は効いてるけど薄味です。J-TRAVELのHPにもありますが、付け合せのホムデン、マナオ、高菜漬けのようなものにナムプラー、唐辛子入りの酢で好みの味に調えます。とにかくメチャうまです。日本に支店を出したら絶対売れると思うんだけどなぁ。
これでたったの25Bです。
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チェンライ市街地の見どころはほぼ制覇し、だいたいの地理も頭に入りました。13:10にホテルに戻ってこれからのスケジュールを練ります。その前に脳に潤滑剤を注入しなければなりませんね。カシュ!
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部屋でしばし休憩 |
■ここが変だよタイ人-Part2-
Part2はおかしなタイ人ではなく、街中でみかけたおかしなものを集めてみました。 |
邪魔な観光案内 |
歩行者用に設置されている観光案内でしょうけど、どう考えても歩行者には邪魔。
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これも歩道のど真ん中にある電話BOX。もうちょっとどちらかに寄せればいいのに。
それと駐禁の標識のすぐ先に駐車しているし。 |
邪魔な電話BOX
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向きがおかしいポスト |
どう考えても向きがおかしいので、わざわざ車道に出て撮影しました。建物側に設置してるのならこの向きでもいいけどね。
タイ人は車から投函するのか?
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ここからはメンライ王像に供えられていたものを紹介します。
まずプアン・マライというジャスミンやバラなどの花びらで作ったお守りのようなもの。 |
プアン・マライ |
お花とくだもの
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菊のようなお花とくだものが供えられています。椰子の実にはストローが刺さっています。 |
これはマズイでしょう。炎天下の下、玉子が腐ったらそこら中臭いそうです。
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大量の玉子 |
豚の顔、豚足、バラ肉、鶏 |
極めつけはこれ。豚の顔、豚足、バラ肉の豚セットと鶏肉丸一羽です。
というか、上の三枚の写真はこの写真の伏線でした(笑)。
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