ひとつは地元旅行会社のツアーに乗っかって楽に観光するプラン。もうひとつは気の向くままにチェンライ市内を歩き回るプランです。どちらにするかは朝起きてから決めようと思っていましたが、他人に合わせて行動するより、失敗はあるけど自由気ままに動き回れる後者を選択しました。
まずは街の中心地の時計塔から活気あふれる市場、ワットプラシン、TAT(タイ政府観光庁)、バンコクのエメラルド仏が納められていた同名のワットプラケオなどがある市街北西部を歩いてみましょう。
ホテル前のサムロー |
寝つきはあまり良いほうではありませんが、昨夜はすぐに眠りに落ちました。それでも予想通り2時過ぎと4時過ぎ(日本時間の4時過ぎと6時過ぎ)に目が覚めるほど体内時計は正確です。結局7時にセットした目覚ましより早い6:30に起き、身支度を整えて7:20頃朝の散歩に出かけます。
写真はホテルの向いにいるサムローのおじさんたち。声をかけてくるどころか、こっちを見向きもしません。ウザくなくていいけど、ちょっと寂しいぞ。
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ホテル前の通りを右折して200〜300m歩くと大通りに出るので、左折して200mほど歩くと街のシンボルの時計塔があります。
”地球の歩き方”にこの時計塔の北西側の通りに美味しいお店が並んでいると載っています。まずは腹ごしらえをしましょう。 |
時計塔 |
ロットイアムのビーフヌードル |
”地球の歩き方”の情報通り、この一角に食堂が密集しています。どのお店も結構お客さんがいるので味の方も期待できそうです。
その名店揃いの中で私がチョイスしたのはロットイアムというビーフヌードルのお店。決め手は唯一”地球の歩き方”とJ-TRAVELの両方で紹介されているからです。
早速テーブルに着くと店の主人が麺の種類とトッピングを聞きに来ます。麺はセンミーを、トッピングは指差しで練り物を注文しました。肝心のお味の方は醤油ベースのスープはコクがあるのにあっさりで、朝食でも全然大丈夫です。ご飯にかけてもいけそうです。しかもたったの30B。
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お腹も満足したので、時計塔から北に向かって200〜300m歩くと左手に市場があります。ちょっと時間が遅いせいかすでに片付けが始まっていました。それでも活気があるので、それを感じるだけでも市場に来るとウキウキします。
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市場 |
誰かに似てない? |
市場を抜けると市場のブロックの北西の角にあるワット・ムーンムアンに出ます。
日本の仏像は慈悲深い表情をしていますが、のんびりとした地域柄なのか大らかな表情と風貌をしていますね。
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写真はワット・ムーンムアンの本堂。
外に仏像があるのはふくよかすぎて本堂に入れることができなかったのでしょうか?(笑)
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ワット・ムーンムアン |
ワット・プラケオ |
ワット・ムーンムアンから更に北に歩くとワット・プラケオがあります。境内に入ったらいきなり犬が吠えながら駆け寄ってきたのにはびびりましたが、それ以上近付かなかったので背を向けないように無視して歩くと付いて来なかったので事なきを得ました。
ワット・プラケオはバンコクの有名なエメラルド寺院と同名の寺で、バンコクのワット・プラケオにある本尊のエメラルド仏が1391年から1436年の間この寺に安置されていたためです。
ちなみにバンコクのワット・プラケオのエメラルド仏は1778年から安置されているそうです。
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このエメラルド仏は、高さ約66cmで1991年に安置されたものです。
ちなみにバンコクのワット・プラケオに安置されているエメラルド仏は、紀元前にマウリヤ朝(現インドのパトナ)の高僧によって作られ、スリランカを経てタイにやって来たもので、その後は戦利品としてチェンライ→ランパーン→チェンマイ→ビエンチャン→バンコクと渡り歩いたそうです。
境内には立派な資料館(たぶん)がありましたが、掃除中だったので入ることはできませんでした。
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エメラルド仏 |
ワット・プラシン |
ワット・プラケオから東に300mほど歩くとワット・プラシンがあります。ワット・プラシンはチェンマイの同名の有名な寺にあるプラシン仏が15世紀初頭までこの寺にあったからだそうです。
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ワット・プラシンの本堂手前にはこのようなお参りする僧侶の像が数体建っています。
ラーンナータイ様式の本堂が厳かな雰囲気を醸し出しているのに、この像がバランスを崩しているように感じるのは私だけでしょうか?
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お参りする僧侶の像? |
TAT |
ワット・プラシンの北東にタイ国政府観光庁(TAT)のオフィスがあります。せっかく近くまで来たので、立ち寄って地図やパンフレットをもらうことにしましょう。
カンチャナブリのオフィスと比べると立派な建物です。でも時間が早かったのか開いてません。どうしても地図やパンフレットが欲しかったわけじゃないので諦めることにします。
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ホテルに戻るには東側の通りを南下すればいいのですが、2ブロック西側の通りから市場の方を通って帰ることにします。何気なく決めたこのルートですが、予期せぬものを目にすることになりました。その写真は後ほど。
市場の北側の通りを歩いていると亀が売られています。おそらくタンブン(徳を積む)で逃がしてあげるために売られているのだと思います。
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亀 |
うなぎ |
亀の奥の洗面器にはうなぎがうようよしています。これは食用だと思いますが、タイ料理の食材でうなぎは見たことがないのでもしかしたらタンブン用かもしれません。
それにしても日本のウナギと比べると色が黄色っぽくてちょっとスリムな気がします。
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そして亀の横には逃げ出さないように網をかけられたカエルがいました。
このカエルの運命やいかに・・・。
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カエル |
パレード |
市場の西側の道路に出て地図を見るとワット・ミンムアンがあるので、そこに行ってみようと南下するとブラスバンドの音楽が聞こえてきます。急いで走っていくと何やらパレードをしているようです。
写真は先頭の女の子で、右の子はカメラを構えると笑顔でカメラ目線をしてくれました。
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タイ名物?のオカマというよりは男子が女装してる高校生(推定)に続いて中学生の行進です。
こちらも民族衣装を着飾った女子が先頭です。この子はカメラを向けるとちょっと照れてるようです。かわいいですね。
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中学生? |
殿(しんがり)のおちびちゃんたち |
小学生らしき一団が行進した後は一年生か幼稚園児かのおちびちゃんたちが先生と一緒に行進します。こちらもかわいいですね。
小中高一貫校のパレードだったのでしょうか?
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時計塔の1ブロック西にあるワット・ミンムアンです。
ガイドブックにも載っていないマイナーなお寺のようですが、ラーンナータイ様式の立派な本堂で横には建設中の建物がありました。
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ワット・ミンムアン |
御本尊 |
ワット・ミンムアンの御本尊です。
ちょっと分かり難いですが、タイの仏像らしく金ピカなのに何となく地味な気がします。
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街のランドマークの時計塔まで戻り、ジェットヨート通りを南下すると通りの名前と同じワット・ジェットヨートに着きます。
写真では分かり難いですが、他のお寺と比べるとずい分でかいです。
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ワット・ジェットヨート |
御本尊 |
こちらがワット・ジェットヨートの御本尊。
これまた個性のある顔立ちと姿で、ちょっとえなりかずきに似てる気がするけど、まさか彼が教祖じゃないよね。
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9:00頃ホテルに戻ってきました。
部屋で一休みして出かけるつもりでしたが、朝食券があるのでレストランへ行ってみることにします。
で、チョイスしたのが右からおかゆ、パッタイ(タイ風焼きそば)、フルーツ(スイカ、パイナップル、パパイヤ)、オレンジとトマトジュースです。
肝心のお味の方はどれもイマイチでした。
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ホテルの朝食 |
■ここが変だよタイ人
旅行記をちょっと休憩して、チェンライの市場周辺でみかけたおかしなタイ人たちを紹介します。
チェンライはタイでは北に位置するとはいえ、日本から来た私には南国です。半袖シャツに短パンという姿でちょうどよかった感じですが、おそらく浮いた格好だったと思います。 |
ここが変だよタイ人-その1- |
自転車のおばちゃん、長袖のシャツにベストを着てニットの帽子を被ってます。
ちなみにバンコクではほとんど見かけない自転車も、チェンライではよく見かけます。 |
パーカー、Gジャン、ウィンドブレーカーと日本の初冬のような格好をしています。
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ここが変だよタイ人-その2- |
ここが変だよタイ人-その3- |
極めつけはソンテオに乗っていたこの子。日本でも真冬の格好です。
私、半袖シャツに短パンなんですけど、変な日本人でしょうか?
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