イメージキャラの「たいようくん」です

 

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2008年10月23日〜28日 タイ(ダムヌンサドゥアック、メークロン、ランシット、バンコク)

ラート(市場)へ行こう!


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5日目 10/27(月)-その2-

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■最後の晩餐か?タクシーで流血

スカイウォークに出ると外は雨です・・・。両手に荷物を抱えてBTSサイアムからBTSラチャテウィに移動します。駅についてもやはり雨です。しかも強くなっている気がします。焦っても仕方ないので、パヤタイ通りに行き交う車や人の流れを眺め、雨が小降りになるのを待って近くのネットカフェで雨宿りすることにします。

BTSラチャテウィで雨やどり

最後まで雨

駅で小降りになるのを待ちます。

小降りになったところでネットカフェまでダッシュします。日本と比べるとはるかにデコボコで歩きにくい歩道です。走らないに越したことはありませんが濡れるのも嫌ですからね。

ネットカフェではメールや外務省の危険情報、飛行機の運航状況、タイのトピックス等をチェックします。当サイトのBBSをチェックするとありがたいことに2件の書き込みがありますが、レスを打っても書き込みできません。何度かチャレンジしたけどやはりダメでした。メールはできるのに何でだろう?

ネットカフェで雨やどり

小降りになったところでネットカフェに逃げ込みます。

ネットカフェで雨やどり

ネットカフェで30分ほど遊んで外を見ると雨は小降りになっています。ホテルに戻ることにしましょう。

ホテルに戻り、おかまちゃんを発見したので荷物の預り証を渡します。おかまちゃんは台車をもって奥の駐車場の方へ行きました。その間、私たちはロビーのソファに座り込みます。外は雨足が強くなったようです。

おかまちゃんが荷物を持ってきたのでチップを渡すと「コップン・カ〜」(ありがとうございますぅ♪)と、やはり女性言葉で女性っぽくワイ(手を合わせる)をしてくれました。日本人ウケに「どんだけ〜」を教えとけばよかったかな。(笑)

買ってきたものをボストンバッグに入れ、雨足が弱まるのを待つことにします。

外を見ると一昨日5連続キックでベッドを直したおじさんBが暇そうにしている駐車場係二人とともに三人で世間話をしているようです。私は荷造りをしているので家内がアメちゃんを持って行きます。おじさんBは大喜び。その様子を写真に撮るとフラッシュを焚いてないのに銀歯が光ってます。(笑)

アメちゃんですっかり気を良くしたおじさんBは、写真を撮ってやるからこっちに来いと荷造り中の私に手招きをします。カメラを渡すと私たちをサムランプレイス・ホテルの看板の前に立たせ、ファインダーに入らないのかもっと中に寄れと言います。言われた通りにしておじさんBがシャッターを切ると映画監督のように「OK!」の声が出ました。帰国後写真を見ると看板の字は入ってませんでした。説明しないと何の写真か分からないでしょうね。

おじさんB

噂のおじさんB

5連続キックでベッドを直したおじさんBの銀歯が光る

結局雨が小降りになるのを待って17:15に、おじさんBたちに見送られホテルを後にしました。

大荷物を持ってうろうろするのもイヤなのでタクシーを使えばいいのでしょうが、生憎ペップリー通りは渋滞が始まっています。渋滞とは無縁のBTSを使って食事に行き、そのままタクシーで空港に行くことにします。いつ本降りになるか分からない雨と、大荷物があるのでBTSの駅から近いレストランがいいということで、前回の最後の晩餐となったティダ・イサーンに決めました。

BTSラチャテウィの改札で、ボストンバッグを提げてるのを不憫に思ったのか、女性係員がチケットを出せと言わんばかりに手を出すのでSmart Passを渡すと改札にSmart Passをかざし、横のゲートから通してくれました。これは使えると、BTS戦勝記念塔駅でも係員にSmart Passを渡すと横のゲートを通してくれるのでした。

ティダ・イサーンに着いたのは17:30頃。今回は一発で店を見つけ、前回と同じ席に座りました。

何はなくともまずはビールを注文します。「ビア・シン、ビッグ・サイズ!」

ティダ・イサーンへ

前回と同じ席に座って同じアングルで撮ったつもりです。マウスオーバーしてみてね→

ティダ・イサーン

相変わらず最初の一杯を注いでくれます。

家内がオーダーしたのはケーン・チュート・ウンセン。日本語メニューには”春雨の澄んだスープ”と書いてあります。出てきたのは家内の苦手なモツがゴロゴロ入った”春雨の澄んだスープ”でした。でもスープと春雨はおいしいらしく、私はモツ処理班に任命されました。(笑)

ケーン・チュート・ウンセン

ケーン・チュート・ウンセン

春雨の澄んだスープ。90B(\270)

私がビールのアテにオーダーしたのがサイクローク・イサーン。

肉と一緒にお米を詰めたイサーン(東北)地方のソーセージで、ちょっぴり酸味があってソーセージというよりサラミに近いと思います。これにパクチーを乗っけて辛いタレにつけて食べるとビールに最高!

サイクローク・イサーン

イサーン・ソーセージ。75B(\225)

サイクローク・イサーン

前回と違うものを注文しようと思ってたのに、やっぱりオーダーしてしまったガイヤーン。

家内は下の写真の右上のスイートチリをつけて食べましたが、私は左の辛いタレをつけてパクチーとともにしゃぶりつきます。メチャウマです。

危うくホッペが落ちるとこでした。(ウソです。)

ガイヤーン

ガイヤーン

大好物です。70B(\210)

オーダーは以上の三品です。ビールで腹が膨れていますが、それでも腹7〜8分目でしょうか。大した理由じゃないけど、ここでセーブしたのは訳があるんです。続けて(我慢して)読んでください。

18時になりました。ちょっと見にくいですが、正面に置いてあるテレビから国家が流れます。BTSでは経験ありますが、テレビは初めて見ました。と言うより、ホテルではテレビを見ませんからね。

18時だよ、全員集合!

じゃなくて国歌が流れます。

国歌放送

食事中に通りを流してるタクシーを見ると結構いるようです。時間も早いし、少々渋滞してもこれなら大丈夫と高を括っていました。チェックを済ませ、家内と荷物を軒で待たせて私は道端に出てタクシーを停めることにします。

5分経過。さっきまでフロントガラスの助手席側に空車の赤ランプを点けてたタクシーあれだけいたのに、通るタクシーは全部赤ランプが消えています。10分経過。やはり来ません。家内も不安な様子です。15分経過。諦めました。ラットウィティ通りに移動することにします。

BTSの陸橋に上がる気力もなく、ラットウィティ通りを目指していると見えてきました、渋滞で車が全然動いていないラットウィティ通りが・・・。

今日も夕方から運勢が下がるようです。でもそんなこと言ってられません。渋滞のないBTSで最も空港に近い終点のオンヌットまで行くことにします。素早く決断しなければ、万が一にもフライトに乗り遅れるわけには行きません。大荷物を持ってBTS戦勝記念塔駅まで戻り、オンヌットを目指します。

また来るからね

ティダ・イサーン

また来るぞ!

さすがにBTSは渋滞なく、サイアムからは座ってオンヌットに無事到着。3番出口を出て空港バス乗り場を探します。その周辺からタクシーに乗ろうという算段です。ところが、スクンビット通りも大渋滞でポリスが交通整理をしています。客を降ろすタクシーが停車しようとすると「コラーっ!そこに停めんじゃねぇ!」と言わんばかりに鼓膜が破れそうなほどピーピピピー!と笛を鳴らします。これではタクシーを停めて乗り込むことは不可能でしょう。反対側にはスーパーマーケットのロータスがあり、その前にタクシーがたくさん停まっています。最後の気力を振り絞って陸橋を昇ります。

ガイドブックにはよく待っているタクシーはボッたくると書いてありますが、選択の余地はありません。停まってるタクシーを目指します。4番出口から降りると運よく客を乗せたタクシーが現れ、私たちの目の前で客を降ろしました。早速交渉です。運ちゃんと目が合い、助手席のドアの所に行こうと歩道と車道の間に雨で幅50cmほど川になってるところを飛び越え、着地した時に事件は起こりました。

私の着地と同時に気を利かせた運ちゃんが勢いよく助手席のドアを開けたため、私の鼻筋から左目にかけてドアの角がジャストミート。それでも”空港に行かなければならないアドレナリン”のせいか痛みは感じません。気にせず運ちゃんと交渉です。運ちゃんは爪楊枝をくわえていたので”紋次郎”と命名しました。

私:パイ・スワンナプーム・エアポート。(スワンナプーム空港に行ける?)

紋:◎&※◆$〒#(←聞き取れないが何やら慌ててる様子)

私:???(額から汗が流れてる気がしたのでタオルで拭くとタオルにが付く)

紋:◎&※◆$〒#(←聞き取れないがBOXティッシュを出したので「が出てるから拭け」と言ってる様子)

かなり出血していて私も驚きましたが、助手席から血だらけの顔をのぞかせた外人を見た紋次郎はもっと驚いたことでしょう。結果、鬼気迫る私の表情に圧倒された紋次郎はトランクに荷物を積み込み、空港に向かうのでした。

前回もホテルから空港に向かうタクシーで頭を強打し、たんこぶを作ってしばらく痛かった思いをしました。どうもバンコクから空港方向は鬼門のようです。

あっしには関わりのねぇことでござんす

乗ったときから燃料警告ランプが点きっぱなしの流血の紋次郎号で空港へ向います。

流血の紋次郎号

乗ったときからすでに燃料警告ランプ(↑の写真でハンドルの10時付近)とシートベルト未着用のランプが点きっぱなしの紋次郎号はスクンビット通りの橋の下でUターンし、一昨日訪れたSoi77のオンヌット通りに入ります。

とにかくこのやばそうな客を早く降ろしたいのか、紋次郎は車線変更を繰り返し、前の車を煽り、遅い車やバイクには容赦なくクラクションを鳴らしまくります。逆に紋次郎のマナーの悪さに睨み返されたりクラクションを鳴らされると、「あっしには関わりのねぇことでござんす。」の捨て台詞を残し、傍若無人のドライブを続けるのでした。

道は空港に近付くほどに、渋滞→混雑→普通の流れ→空いてる、というふうに変化していきます。紋次郎には”普通の流れ”になった時にアメちゃんを渡しました。

紋次郎は途中で道を間違えそうになりましたが、無事空港が見えてきました。

スワンナプーム空港

スワンナプーム空港

見えてきました。間もなく到着。

スワンナプーム空港には20時頃到着。メーターはたったの149B(\447)です。紋次郎にはチップ込みで160B(\480)渡し、トランクの荷物を受け取って別れます。

紋次郎に背を向け、空港に向かって歩きだすと後ろから紋次郎の声がするではありませんか。振り向くとタオルを振りながら何かを叫んでいます。そうか紋次郎、別れが悲しいか。でも、私は必ず帰ってくる。それまで達者に暮らすんだぞ。と心の中でつぶやきながらよく見ると、紋次郎が手にしていたのは家内のタオルです。単に車内に忘れ物をしてるぞって言ってるだけでした。コップン・カップ。

ただ、燃料警告ランプが点きっぱなしだったので無事に帰れたかどうかは「あっしには関わりのねぇことでござんす。」


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