イメージキャラの「たいようくん」です

 

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2008年10月23日〜28日 タイ(ダムヌンサドゥアック、メークロン、ランシット、バンコク)

ラート(市場)へ行こう!


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2日目 10/24(金)-その2-

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■好事魔多し!ダムヌンサドゥアックでボラれる

バスは片側3車線の大通りから片側1車線の道に入り、8:35にすぐ左の広場に停車しました。車掌が「終点だよ」みたいなことを言ってるのでリュックを担いでバスから降ります。ここまではすこぶる順調です。

でもここからどうやって行けばいいのか分かりません。ボートの客引きがひとり1,000B(\3,000)でどうだ?と声をかけてきます。意外なことに同乗してたファランと韓国人はあっさりボートに乗っていくではありませんか。まさかサクラじゃないよね。黄色のソンテオでトムケーン市場まで行けるはずです。一応聞いてみますが客引きもバスの車掌もソンテオ乗り場などない、ボートオンリーだと言うではありませんか。

他に聞ける人は誰もいないし、こいつらがグルになってるのは重々承知です。次に行くメークロン線もできれば11:30発に乗りたいけど、これもどうやって行くか分からないのでここで時間を取られるわけにいきません。何せメークロン線は1日4本しかなく、11:30発の次は15:30です。仕方なくボッタくり野郎のボリマン(命名)と値段交渉開始です。

私:Discount Please.

ボ:90min, 1,000B(\3,000) per person.

私:No! 60min,and return here. 1,000B all together.

ボ:1,600B(\4,800) Ok?

私:No! 1000B!

ボ:1,500B(\4,500).

私:時間がねぇし、1000しか払わんって言うとるじゃねえか!←思いっ切り日本語(しかも岡山弁)。

ボ:オ、OK,OK,1000B OK.

意味は通じてないけど、感情は通じました。これは使えるかもしれません。でもアウェーなので危険を伴います。緊急時のみ使いましょう。

乗りたくなかったボートに乗り込むとボリマンが前払いだと言ってきます。何も考えず1,000B払ってしまいました。おお私の神さまぁ、じゃなかった、Oh,My God!失敗その2です。ボートはここに戻ってきませんでした・・・。

ボッタくりボート

1時間1000Bでチャーターしたロングテールボート

細い運河をブルーな気分で走る。追い討ちをかけるように40分で降ろされる。

ボートは狭い水路を水しぶきを上げて進みます。途中クネクネと巧みに曲がり、知り合いと思しき店にボートを着けます。私の頭はまだ煮えたぎっているのでNo Thank you.を繰り返します。

このロングテールボートは車のものと思しきエンジンを積んでいて、長いドライブシャフトにスクリューが着いているとても危険な乗り物です。私は小型船舶のライセンスを持っていますが、100馬力を超えるエンジンでこの船体だと船検(車でいう車検)なんて絶対通りません。そもそも小型船舶にライセンスなんて要らないんでしょうね、この国では。

車のものと思しきエンジン

サイレンサーなどありません。暴走族よりうるさいエンジンです。

エンジン

船は相変わらずクネクネと水路を進みます。停止しそうになったらエンジンを掛けて惰力で進みます。ほとんどがお土産もので買いたいものもなし。途中、ちょっとしたお土産もの屋に降ろされましたがここも買うものはなし。とっととボートに戻ります。

唯一印象的だったのは、何も品物がない店におっさんがひとり立っていました。潰れたのか?と何気なく見てると首にニシキ蛇を巻いていました。「フォト、フォト」と言ってたんで、蛇と写真を撮ってお金をもらうビジネスなんでしょうね。

何も買わないことに業を煮やしたのか、バス乗り場はすぐそこだって僅か40分でボートを降ろされました。

撮影スポット

09:24 ボートを降ろされたところ

おそらくここが一番の撮影ポイント。でも前にいた半島系の人がまったく動かず、隙間から撮った写真です。

ここも見るべきものはなく、建物の外に出ると駐車場になっていました。

残念ながらダムヌンサドゥアック水上マーケットの印象は良いものではありませんでした。ボッタクリに始まりしつこい物売り、値段も高くて怪しい品物がいっぱいの観光地でした。

そんなダムヌンサドゥアックでしたが、ここからはいいことが続きました。

まず下の写真のおじさんです。このおじさんはダムヌンサドゥアックの駐車場係のようで、入り口で交通整理をしていました。私は次なる目的地メークロンへの行き方の情報収集のため、このおじさんに声を掛けました。

私:コートー、ロットメー・パイ・サターニー・ロットファイ・メークロン

(「すいません、メークロン駅にバスで行きたいんだけど」と言ったつもり)

お:ソンテオ、◎&※◆$〒#ж←聞き取れない

たぶんソンテオが来たら教えてあげるから待ってなさい。と言ってるようです。さらに「Madam, Sit down please.」と家内にいすを勧めてくれたり、出入りする車の合い間に色々コミュニケーションをはかりました。もっとも恐ろしく訛りのある英語なので何度も聞き直して何とか理解しましたが。

09:32 掃溜めに鶴のおじさん

優しい人々に助けられました。

親切なおっちゃん

おじさんが黄色のソンテオを停めてくれ、お礼を言ってソンテオに乗り込みました。乗り込むとみんなが席を詰めてくれ、ここに座れと席を空けてくれました。何かこういうのっていいですね。

隣の席のおばちゃんにさっきと同じ質問をします。「ロットメー・パイ・サターニー・ロットファイ・メークロン」 おばちゃん、明らかに頭の上に「?」が付いてます。周りに人も巻き込んでそれでも何度か繰り返してるうちに分かってくれたようで、おばちゃんはどこかに電話をかけはじめました。電話が終わると「大丈夫、大丈夫」と言ってるようです。

乗ってから2kmくらい走ったところで右手にバスの終点(ボートのボッタクリ場)がありました。なぁんだ、ちょっと戻ればソンテオに乗れたんだ。でも、あとの祭りです。これから自力で行く方は参考にしてください。

【バス停からトムケーン市場への行き方】

バスが入ってきた道を戻り、黄色のソンテオを停め、約2kmほど行ったところの川を渡ってすぐ下車。左に歩いていくと左手にあります。

Googleマップはここをクリック

忌わしき場所を過ぎると大通りにぶつかります。おばちゃんは車掌に言ってソンテオを停めさせ、道の向こうに停まってるバスを指差します。私が「パイ・メークロン?」と聞くと「チャーイ、チャーイ」(たぶん、そうそう)と答えます。「コップン・カップ」(ありがとう)と言ってお世話になったみんなと別れます。ちなみにソンテオはひとり10B(\30)でした。

ローカルバス

09:43 メークロン行きのバス

木の床のノン・エアコンバスです。雨が降っても窓が閉まりません。

車の間隙を縫って道を渡り、停まってるバスの入り口でにこにこ顔の車掌(にこちゃんと命名)に「パイ・メークロン?」と聞くとにっこり頷きます。9:40に待っていたかのように私たちが乗るとすぐにドアを閉め、バスは発車しました。そう、あのソンテオのおばちゃんはにこちゃんかバス停の近くの人に電話をかけ、バスを待たせてくれてたんだとこの時確信しました。じゃないとこんなタイミングよくバスがいるわけないし、他に乗降してる様子もないのに私たちが乗り込むとすぐ出発するわけありません。何だか泣ける話じゃないですか。

バスは所々で人を乗せたり降ろしたりを繰り返し、行きがけに通った線路のある街に入りました。線路があったのでにこちゃんのほうを見ると首を振ります。結局終点まで乗っていればよかったようで、10:20にメークロンのバスターミナルに着きました。人情込みでひとりたったの20B(\60)です。

バスに乗ってる時から雨が降り出しています。このバスターミナルからメークロン駅までの道順が分かりません。ひとまずバスターミナルに入り、インフォメーションのようなところに行きます。そこで「どこまで行きたいの?」みたいなことを言われたので「ヤーク・パイ・サターニー・ロットファイ・メークロン」(メークロン鉄道駅に行きたいと言ったつもり)と言うと、近くの屋台の若いお姉ちゃんの所に連れて行かれ、そのお姉ちゃんに何か頼んでいるようです。

お姉ちゃんは「う〜ん」と唸りながら、紙を取り出して「Here」、「7-11」、「Bank」、「ロットファイ」と簡単な地図を書いてくれました。どうやら先ほどの人は英語ができないので、このお姉ちゃんに「駅までの道を教えてあげて」と頼んだみたいです。もちろん、このお姉ちゃんにも「コップン・カップ」とお礼を言ってアメちゃんをあげたことは言うまでもありません。でもこのお姉ちゃん、最後のロットファイ(鉄道)はタイ語です。(笑)

【バス停からメークロン駅への行き方】

バスを降りてバスターミナル側に道を渡り、右に向くと左手に7-11があります。7-11を左に曲がり、200mくらい歩くと最初の交差点の右手前に銀行あるのでそこを右に曲がって50mほど行くと線路です。その線路の左が駅で、右は線路上に屋台が広がっています。

Googleマップはここをクリック

雨は強くありませんが梅雨のようにしとしと降っています。お姉ちゃんに言われた道を屋台やお店の屋根伝いに歩きます。

見えていた7-11まで行き、道を渡った方が屋根があって濡れない気がしたので道路を渡り、左に曲がります。

てくてく歩いてると活気のあるアーケード市場がありました。魚介類の匂いが充満しています。ここはパスですね。

7-11のところから200mくらい歩いたでしょうか、目印の銀行がありました。ここを右折すると鉄道はすぐそこです。50mほど歩くと到着です。向かって右が線路上市場、左が駅舎になっています。

10:33 メークロン駅

多くの人に助けられて無事メークロン駅に到着できました!

メークロン駅

ダムヌンサドゥアック到着早々一部の悪人にボラれて落ち込みましたが、たくさんの人の親切で予定より早く10:30にメークロン駅に着くことができました。


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