●朝食-5-
この旅行もいよいよ折り返し点を回る。
今朝も7時に合わせた目覚ましよりはるかに早い5:30に目覚め、皆が起きてくる7時までテレビを見たり、小遣い帳をチェックしたり、今日の予習をして過ごす。
今日はのんびりする予定なので、ゆっくり身支度をして8:20に朝食に向かい、天気も大丈夫そうなので初めて外で食べる。テーブルには灰皿があったので、屋外は喫煙者向けなのであろう。
写真のように今朝もがっつりいただく。
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●ぷらぷらシーロム
9:40頃ホテルを出て、コンベント通りを通って最初に向かったのはシーロム郵便局。iPhoneのGoogle Mapで調べて行ったのだが、GPSを頼りに辿り着いたのはバンコク銀行本店で、取りあえず回転扉から中に入ってみると女性行員から声がかかる。
女性:May I help you?
私:Yes, please. We are looking for Post office.
女性:Ok, Follow me.
と、広い銀行内を通っていったん外に出て、この巨大なビルの片隅にシーロム郵便局はあった。
ここでユメが海外の友だちにお土産を船便で送るのだ。まず送る荷物の大きさに見合った箱を20B(約\60)で買う。送料は航空便(EMS)の方が高いので船便にするが、それでも656B(約\2,000)と中身より送料の方が高いような・・・。
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次の目的地はOL市場と呼ばれているラライサップ市場。
ここはバンコク銀行本店の隣りのソイ・ラライサップにあり、周辺で働く女性をターゲットにした屋台が密集したラライサップ市場で、売っているものとその客層から通称OL市場と呼ばれている。
女子3人を放り込み、ここからは別行動をとる。
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↓↓↓マウスオーバーでショーウィンドウ↓↓↓
私が向かったのはタイ国際航空のオフィスで、ナラティワート・ラチャナカリン通りを渡った角にある。中に入ると整理券を取るように言われるが、チケットを買いに来たのではないので必要ないと答える。
目的はタイ国際航空のオリジナルグッズを買いに来たのだが、思っていたほどの品揃えはない。マウスオーバーでショーウィンドウを中心にしたオリジナルグッズ売り場だが、想像していたのとはちょっと違った。
少ない品揃えの中でバッグとポロシャツに食指が動いたが、バッグは日本製と比べると細かい点で使い辛く、ポロシャツは関係者っぽく見えそうという懸念もあったが、それ以前にメンズは品切れであった。
結局手ぶらで店を後にする。
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OL市場に戻り、Skypeであしてんままにコンタクトを取ろうとするが、予想通り出ない。もっとも100mほど中に入ると見つけることができたのだが、まだそんだけしか進んでないんかい!
その後も牛歩戦術の如く少しずつ進んでは買い物をし、買い物をしては少し進むを繰り返し、混む前の11:45頃OL市場を後にする。
ついでにCPタワービルとUnited Centerビルの間のソイ108にあるタラートロイペーにも立ち寄ってみる。
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↓↓↓マウスオーバーで店構え↓↓↓
ここもOLをターゲットにした市場らしいが、ひと通り見て回ったもののOL市場ほどの品揃えはなく、写真のキウイとストロベリーのシェイクを買っただけにとどまる。
ちなみに値段はキウイが30B(約\90)、ストロベリーが25B(約\75)とローカル市場らしくローカルプライス。
その後CPタワーのワトソンズであしてんままが胃薬を買い、ゴールデンプレイスを覗いてみる。ゴールデンプレイスは王国プロダクトを扱っている、王室御用達の店らしいがちょっと大きめのコンビニ程度の店だが、金持ちそうな客でにぎわっていた。
売っているのは食料品が中心なため、結局食指は動かず店を後にする。
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●昼食
↓↓↓マウスオーバーでカオマンガイ屋台↓↓↓
時間は13時前。昼時である。
子どもに何を食べたいか聞くが、シェイクを飲んでいるのであまり欲しくないのか明確な返事がない。取りあえずシーロムコンプレックスに入り、上の階から地階までレストランを見て回る。
腹ペコの私はMKでタイスキを食べようと提案するが却下される。挙句、欲しくないくせに8番ラーメンがいいと言い出したので、軽く切れて別行動をとることにする。
3人と別れてコンベント通りに戻り、HAIの向かい辺りに出ていた屋台でカオマンガイを買う。テイクアウト(To go)で40B(約\120)。ついでに向かいのHAIでソムタム・タイを50B(約\150)で買い、ホテルの持ち帰ってビールと共にいただく。
カオマンガイは美味しいのだが、サパーンクワイで食べたものには及ばない。
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●ぷらぷらシーロム
シャワーを浴び、まったりしていると8番ラーメン組が帰って来た。
子どもはこれから学習時間として、14:40頃あしてんままとスーツを取りに出かける。ここで「すいません、有馬温泉はどこですか?」と日本語で声をかけられる。行ったことはないが、看板を見かけた場所を教える。
ニュー・ハリウッド・ファッションに着き、再度フィッティングして上着を1ヶ所手直しを入れてもらう。1時間かかるということで、近くのFoodlandというスーパーで買い物をして時間を潰す。
約束の時間に戻るが、縫製は別のところでやっているようでまでできていない。しばらくJhonyと世間話をしていると15分ほどしてバイタクがスーツを届けに来た。修正箇所を確認して残金を払って店を出る。
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●夕食へ
↓↓↓マウスオーバーでバイクのトップ↓↓↓
16:30頃ホテルに戻り、ひと休みして17:45頃部屋を出て夕食に向かう。
行き先はプロンポン方面なので移動はタクシーを考えていたが、サトーン通りの東行きは大渋滞でピクリとも動かない。逆に西行きは車はおろか、バイクすらまったくいないという不思議な光景に出くわす。待っていても埒があかないので、ラーマ4世通りまで歩いているとその理由が分かった。
慌ててカメラを出したのでポールの陰で見にくいが、突然白バイとパトカーに先導された写真の黄色いベンツが猛スピードで駆け抜ける。王室が通るため道路を封鎖していたのだ。
翌日インターネットで知ったが、この日プミポン国王とシリキット王妃がバンコクの病院を退院し、そのままフアヒンにあるクライカンウォン宮殿に向かったとのこと。この車にプミポン国王夫妻が乗っていたかは不明だが、こんな写真を撮ったりすると不敬罪で捕まるかもしれない。良い子は真似しないでね。
マウスオーバーで封鎖が解除されて一番にやって来たのは青色のバイク。
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ラーマ4世通りまでやって来たが、ただでさえ渋滞する上に道路封鎖の影響で大渋滞になっている。
しばらくタクシーを待つが、渋滞を避けているのかタクシーはまったく通らない。普段はタクシーが多すぎることが渋滞の原因になっていると思えるほどいるのに・・・。
高速道路の出入り口を過ぎると状況が変わるかもしれないと、ルンピニ駅からひと駅MRTに乗ってクロントーイ駅で降りて地上に上がる。ここでもあまり状況が変わりそうになかったが、脇道にタクシーを見つけてやっと乗り込むことに成功する。バンコクでタクシーに乗るのにこんなに苦労したのは初めてだ。
約1時間かかって、18:45に目的の店に到着する。やれやれ・・・。
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●安安楼
やって来たのは安安楼(あんあんろう)という中華料理レストラン。ラーマ4世通りからスクンビット・ソイ26に入って100mほどの所にある。
中に入ると店の中よりの窓際の円卓に通される。
まず飲み物を頼む。あしてんままとユメは中国茶、ユウナはオレンジジュース、私はもちろんビール。この店はちょっと高級っぽく、給仕がついて飲み物が減るとすぐに注ぎ足してくれる。
料理を頼んでしばらくすると、写真のように店員が切り分け始める。
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切り分けているのはこの北京ダック。
この店のウリでもあるが、すぐ出てきたところをみると作り置きしているようである。
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切り分けられた北京ダックがテーブルに運ばれてくる。一枚がかなりでかい。
付け合わせはキュウリとネギ。蒸篭に入っているのは荷葉餅という、小麦粉を薄く焼いた円形の餅。どちらも無くなれば何も言わなくても給仕が追加を持ってきてくれる。
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↓↓↓マウスオーバーでこれを食べる↓↓↓
餅の上に北京ダックを乗せ、甘辛いタレの甜麺醤(てんめんじゃん)をかけ、キュウリとネギを乗せて巻く。
マウスオーバーで食べる前の巻いた状態である。本来は食べている最中に中身が出ないよう、下になる方を春巻きのように上に折り曲げるのだが、如何せん北京ダックの一切れが大きすぎて曲げることができないので、そのままいただく。
餅はもっちり、北京ダックはカリっ、キュウリとネギはシャキッととした食感がよく、味の方はやや甘さが強いが、肉の旨味にキュウリとネギの清涼感が相まって美味しい。ひとりに3枚ずつくらいあって量も十分だ。
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皮を取って残った身はもやし炒めにしてもらった。
こちらの方はイマイチ。他にも何種類か料理ができたので、これは選択ミス。しょっちゅう食べられる訳ではないので仕方ないのだが。
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他の料理は各々頼み、真ん中はエビのガーリック揚げで、左がエビの焼きそば、右が海鮮福建焼きそば。
エビのガーリック揚げは私が酒の肴に頼んだのだが、殻がちょっと硬くて食べにくい。味の方はいいのだが・・・。
焼きそばはどちらも美味しかったようで、炒飯とともに中華ではハズレのない料理だろう。
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これは揚げ春巻き。今回気付いたのだが、子どもはメニューでこれを見つければ必ず頼んでいるような・・・。
これもハズレのない料理だが、量が多いというのは文句にならないか。(笑)
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こちらはエビのすり身揚げ。
これはエビの旨味が閉じ込められていてかなり美味しい。かなりお腹いっぱいでボリュームがあり過ぎというのも贅沢な文句である。
エネルギー充填120%でチェックビンすると1,639B(約\4,900)。この旅で一番の贅沢な夕食となったが、それでも日本では考えられない値段であろう。
チップを多目に置いて店を出る。
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●Big-Cにて
腹ごなしにラーマ4世通りのBig-Cに寄り、お菓子やシーズニング、カップラーメンなどのお土産を買い求める。
子どもたちは珍しいお菓子やバッタもの、変なパッケージで溢れかえっていたお菓子売り場に入り浸っていた。
1階に下りるとDairy Queenがあったので、お腹はいいがせっかくなのでソフトクリームを買うことにする。
チョコトッピングのソフトクリームを4つ頼む。
小さいとはいえ1つたったの14B(約\42)で、トッピングがないノーマルタイプは驚きの9B(約\27)。
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この後、店を出てラーマ4世通りを渡り、テスコ・ロータスの前でタクシーを止めるとホテルまで200B(約\600)とのたまう。すぐにドアを閉めて次のタクシーを止める。
こちらは良心的で、道も空いていたこともあり、10分余り乗って21:15頃ホテルに到着する。距離は5.2km、メーターは59B(約\180)だったので100B渡す。お釣りを出そうとするので「マイ・アオ・カップ」(いらないよ)と言うと運転手は「コップン・カップ!」(ありがとう)とワイをして喜んで帰って行った。
胃袋がこなれるのを待ってから風呂に入り、洗濯をしてこの日は24時に就寝する。
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