●朝食-4-
今日は目覚ましを7時に戻していたが、一人だけ5:30に目を覚ましてリビングでTVを見ながら皆が起きてくるのを待つ。
このホテルはチャンネル数が多く、NHKワールドとNHKプレミアムが映るのだが、それよりアメリカ映画が充実していてつい見入ってします。もちろん音声は英語でタイ語字幕のため、すべてが理解できるわけではないのだが。
7時にあしてんままが起きてきて、子どもを起こして8時過ぎに朝食に向かう。。
昨日のリベンジもあって、この日もオムレツとサニーサイドアップを1つずつ頼むが、やはり目玉焼きの片目が潰れている。タイ・スタンダード?
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●定番観光へ
9:15にホテルを出る。ホテルに面したサトーン通りでタクシーを止め、ワット・ポーに向かう。
渋滞のサトーン通りを抜け、スラサック辺りまで来ると車は流れ始める。ここで右折してジャルンクルン通りを北上するものとばかり思っていたが、チャオプラヤー川を渡ってウォン・ウィアン・ヤイ方面に右折する。
運転手に「パイ・ワットポー・OK・マイ?」(ワットポーに行くよね?)と聞くと、運転手は「OK、OK」と言う。このルートの方が早いのかもしれないが、ワットアルンの方が近いので行き先を変更してもらう。
ワットアルンには9:50に到着する。メーターを見ると7.6kmで93B(約\280)。「コップン・カップ」(ありがとう)と言って100B(約\300)払って下りる。
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●ワットアルン
↓↓↓マウスオーバーでヤックとモック↓↓↓
ワットアルンは「暁の寺」としてタイでもっとも有名な寺院のひとつ。1767年、タークシン将軍はビルマによる侵攻で荒廃したアユタヤの地を離れてチャオプラヤー川をくだり、夜明けにこの寺に辿り着いた。そしてこの周辺を拠点に、現在のバンコク王朝の前身にあたるトンブリー王朝を開き初代の王になった。当時ワット・マコークと呼ばれていた小さな寺院は、そのことから「暁の寺」と呼ばれるようになったと言い伝えられている。
また、ヴィエンチャン攻略で戦利品として持ち帰ったエメラルド仏が祀られ、王宮寺院となっていた時期もあったそうで、現在の美しい仏塔はラーマ2世の頃に建設が始まってラーマ3世の時代に完成したとのこと。
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ひとり50B(約\150)の入場料を払って中に入る。
仏塔はヤックとモックによって支えられ、表面に磁器がはめ込まれている。気の遠くなるような細かい作業であることは容易に想像できる。
せっかくなので仏塔に登る。上に上がると次に行くワットポーや王宮、チャオプラヤー川を行き交う舟が見える。しかし、上がったものは下りなければならない。
体育会系の私とユウナは大丈夫だが、特にあしてんままは「ひゃーひゃー」言いながら下りていた。もっとも上の階段はハシゴくらいの角度があり、足を踏み外せば一番下まで転げ落ちて大怪我は免れないだろう。
私が下りていると”DOWN PASSENGER ONLY”の看板を無視して中国人が上ろうとしていたので、看板を指して注意する。中国語で何か文句を言われるが、毅然として看板を指し「Can you understand this?」と言うとすごすご引き下がる。この程度の英語が理解できないのに海外旅行とは・・・。
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仏塔をひと回りして外に出ると、冷えたペットボトルの水が無料で振る舞われている。すでに汗だくになっていたので、木陰に入って有難くいただく。
本殿に向かい巨大なヤックとモックの前で写真を撮る。割愛するが、今度は半島系観光客の傍若無人ぶりに閉口する。
回廊にも多くの仏像があり、本殿には写真の美しい仏像が祀られているが、仏塔とは正反対に観光客はほとんどいないのでゆっくり見て回ることができる。
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●渡し船
外を出て船着き場に行く途中、タイの民族衣装の貸衣装屋があるのだが、記念に着せようとしたものの、ユウナが恥ずかしがって結局利用せず。ちなみに値段は一着200B(約\600)で、場所はガイドブックで注意喚起されているハリボテの隣り。もしかしたら同じ経営者かもしれない。
船着き場に行き、ひとり3B(約\9)払ってター・ティアンへの渡し船に乗り、船頭の横の最前列が空いていたのでそこに座る。僅か2,3分の船旅だが、風情があってタイらしさを感じられる。10円ほどで楽しめるアトラクションである。
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ワットアルンは全景が写る対岸から撮るほうが美しい。
写真は到着後船着場から撮ったものだが、渡し船は利用客が多くすぐに乗降客の入れ換えが行われる。
あしてんままとユメがのんびり写真を撮っていたので、到着ゲートを閉められるというハプニングがあった。もちろん、開けてもらえたのだが、うかうかしているとこういう辱めを受けることになる。
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●ワットポー
↓↓↓マウスオーバーで大きさ比較のユウナとユメ↓↓↓
入場料は50B(約\150)から100B(約\300)に値上がりしていた。さっそく一番の見どころの涅槃像に行く。下駄箱は廃止され、袋に入れて持ち歩く方式になっている。
ワットポーは、アユタヤ王朝末期のプラペートラチャ王時代(1688〜1703年)に建立されたといわれるバンコク最古の寺院。その後、バンコク王朝のラーマ3世(1824〜1851年)が17年をかけて長さ46メートルの涅槃像を祀る本堂とその回廊、礼拝堂、71もの仏塔を建立した。また、タイに古くから伝わる医薬資料を集め、後にタイ初の古典医療の拠点として発展することにつながった。写真の巨大な涅槃像、お釈迦様にまつわるラーマヤナなどを描いた壁画、石造の面白いレプリカなどが見どころとしてあげられる。
マウスオーバーで大きさを比較。
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足裏の螺鈿細工を回ったところにお賽銭売場?があり、ここでサタン硬貨を20B(約\60)で買い、108ある賽銭入れに入れていく。
ちょうど賽銭を入れ終われば煩悩がないとのことだが、ユメは余ったのでまったく足らなかったユウナに残りを渡したものの、それでも最後の壺までたどり着くことはできなかった。
まだまだ煩悩があるということだが、いわば運試しみたいなものだ。
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ワットポーは涅槃像だけでなく、本堂をはじめ建築物が美しい。
特にオレンジと緑に彩られた屋根瓦がきれい。日本でこの色遣いをすると野暮ったくなるが、熱帯のタイでは原色が似合うのだ。
写真がワットポーのご本尊で、これも日本だと俗っぽいがタイだと打ち解けている。
その表情も日本の慈悲深いものとは異なり、同じ仏教でも所変われば変わるものだ。
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↓↓↓マウスオーバーでザクロジュース↓↓↓
ワットポーを出てター・ティアン船着き場に行く途中、フルーツ屋台でマンゴーとパイナップルを買う。
値段はそれぞれ20B(約\60)だが、量はかなり入っている。パイナップルは年中美味しいが、マンゴーは今が旬なのかとろけるような触感で上品な甘さがあり、しかも安い。
マウスオーバーは絞りながら売ってい屋台で買ったザクロジュース。こちらは50B(約\150)と高めだが、優しい甘さでそれなりに美味しかった。
雨期は果物が美味しいという評判をたっぷりと実感する。
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●ノンタブリーへ
ター・ティアン船着き場でオレンジ色のチャオプラヤー・エクスプレス・ボートしばらく待って乗り込み、上りの終点ノンタブリーへ向かう。
乗船賃は15B(約\45)で、乗り込んだ時は満席で立ち客も多くいたが、ター・チャン、プラ・アティットといった観光地に最寄りの船着き場を過ぎると席が空き、座ることができる。
ここからは乗船客より降りる客の方が多く、終点近くなるとガラガラになる。
同時に景色もどんどん変わって高い建物が少なくなり、緑も増えてくる。貧富の差が激しいタイらしく、朽ち果てそうな水上家屋や、逆に豪邸を見ることもできる。
僅か15Bで楽しめるクルーズである。
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●ぷらぷらノンタブリー
ノンタブリーの名所は写真右端に少し写っている木造建築のノンタブリー県庁舎であるが、この時計塔を起点に広がるローカル向けの歩道に続く市場も見どころである。
さっそくその歩道市場を歩くことにする。往路は写真左側を、帰りは右側を探検する。
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↓↓↓マウスオーバーで店構え↓↓↓
商店街に入ると同時に、チャオプラヤー・エクスプレス・ボートから見えていた真っ黒い雲がやってきて大粒の雨が降り始める。
雨宿りしていたのはマウスオーバーのパン屋の店先で、どこから現れるのか次から次へお客がやってくる。しかも焼いた先から売れていくので、型から出して包む間がない。せっかくなので買ってみることにする。
ところがパンの種類が分からないばかりか、表示はタイ語だけで英語も通じない。何とか店員と意思疎通を交わし、ツナとコーンのパンを買うことに成功する。
値段は38B(約\120)で、肝心のお味は行列に違わずもっちりふわふわで、ほんのり甘さとバターの風味がしてすごく美味しい。
行列のできる店では食べてみるべし!
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↓↓↓マウスオーバーでショーケース↓↓↓
パンを食べているうちに雨が上がったので探検を再開する。
歩道市場を進み、以前食べたカオソーイの店を密かに探すが見つからない。代わりといっては何だが、またまた行列の出来ている店を見つける。
ここもパン屋だが、行列をしているのはマウスオーバーのショーケースにあるプチシュークリームで、見ていると10個単位で販売しているようだ。
列に並び、10個入りを買う。クリームは甘めだが、手作りっぽくて素朴なのがいい。値段はたったの20B(約\60)だから、1個たったの\6ということになる
行列のできる店では食べてみるべしその2!
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↓↓↓マウスオーバーで店構え↓↓↓
大きな交差点まで歩き、店が途切れたので道を渡って本物の市場を歩く。豚の顔があったり、カエルや臓物、野菜や果物、日本で見かけない食材と、活気あふれる市場は見ているだけで楽しい。
その市場を抜けると、”歩くバンコク”で紹介されていた”チューン・ウラー・カフェ”という、100年以上続くカフェを見つける。
その軒先のテーブルに陣取り、写真のアイスコーヒーとコーラを頼む。ちなみにマウスオーバーで左に写っているおばちゃんは座ったまま店員に指図をするだけで、このおばちゃんにアイスコーヒーは「カフェ・ボーラン」ということを教わる。コップン・カップ!
肝心のコーヒーの味の方は、無茶苦茶濃いコーヒーに砂糖たっぷりの上に練乳が入って激甘。その甘さたるや歯が溶けるのでは思ったほどである。
値段はカフェ・ボーランが一杯15B(約\45)、コーラが8B(約\25)と格安ローカル価格であった。
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●チャオプラヤー・クルーズ
100年コーヒーの店を出て、引き続き歩道市場を歩く。
往路側は食べ物屋が多かったが、こちら側は服や雑貨の店が多い。売られているものはローカル向けのモノばかりで、日本の有名なキャラクターもののパジャマなど、食指の動くものはほとんどない。観光客がいないので当たり前か。
その後もサムローが現役で活躍しているのを見たりして船着き場に戻り、再びチャオプラヤー・エクスプレス・ボートに乗ると座席はほぼ埋まっている。
始発のピアらしく、写真のように3艘が横付けされているが、最も内側の船から出ていくようだ。13:20頃出帆するとすぐに集金が来たので15B(約\45)×4人分を支払う。
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●ぷらぷらカオサン
↓↓↓マウスオーバーでムエタイのジム↓↓↓
目的地はプラ・アティットで、船内はどんどん混んできて降りる頃には満員電車のようであった。
途中乗って来たタイ人男性に「日本の方ですか?」と話しかけられる。風貌が少し怪しかったので警戒していたが、新宿で数年働いていたことがあり、世間話をしただけでガイドブックに注意喚起されているような人ではなかった。下りる時に挨拶をして別れる。コー・トー・カップ。
プラ・アティットから裏通りに入ると、写真のような怪しい路地に入り込んでしまう。
マウスオーバーのムエタイジムがあり、もしかすると”高田純次のアジアぷらぷら”で出てきたジムだろうか?。
写真正面のビルで行き止まりかと思って引き返そうとすると、2階に上がると通り抜けれるような看板がある。
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その看板の通り階段を上がり、薄暗いビルの通路を通って1階に下りてカフェを通り抜けるとカオサンの手前に出る。アメージング!
写真はお約束のワイをするドナルド。
いつもと違って右にうろうろ、左にうろうろと服やバッグ、アクセサリーの店に女子が引き寄せられるが、結局タンクトップとブレスレットを購入する。
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↓↓↓マウスオーバーで店構え↓↓↓
カオサン通りの出口付近にあるフルーツシェイクの屋台で写真のスイカシェイクを買ってクールダウンする。
マウスオーバーがその店構えで、なかなかオシャレなディスプレイをしている。
ただ、お釣りをごまかそうとして油断ならない。1杯35B(約\105)を2杯頼んで100B札を渡したのだが、お釣りを20Bしか出さなかった。たかが10Bだが、騙されるのは悔しいので「Change!」と言って手を突き出すと、ペロっと舌を出して10Bコインを渡してくる。小悪人め!(笑)
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クールダウンした後は裏カオサンといわれるラムブトリー通りに行ってみる。
いきなり目についたのは写真の熊谷ナンバーの自転車。しかも3ナンバー。(笑)
初めて来たラムブトリー通りは食べ物屋が多く、カオサン通りとは異なって落ち着いた感じがする。ただ、食べることが目的ではないので、通過しただけでラムブトリー通りの散策を終える。
ラチャダムヌン・クラン通りに出てタクシーを拾う。車は新しく、TRD(もどき?)のカスタマーカーでドライバーは女性。サイアムまでの道中はずっと渋滞であったが、クラクションを鳴らしまくったり、舌打ちしながらの攻撃的なドライバーであった。
久々にぴよちゃんを彷彿とさせる人に出会った。(笑)
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●Mango Tango
サイアムまで40分かかって15:40に到着する。メーターは97Bだったので100B(約\300)渡して降りる。
このサイアムに来たのは観光客にとって鉄板のMango Tangoを訪れるため。いつも日本人で賑わっていて、この日も店外まで5-6人並んでいたが、回転が早くて5分ほどでテーブルに通される。
店名と同じマンゴータンゴを2つとマンゴー・スカ1つ頼んで4人でシェアをする。値段は前者が120B(約\360)で後者が55B(約\165)。オシャレで美味しいのだが、現地の人にはちょっと高いかな。もっとも日本人にとっては全然高くないのだが。
ここで復活していたドライマンゴーを大量買いして店を後にする。
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●チャオプラヤーアパイブベート病院直営店&ニュー・ハリウッド・ファッション
サイアム駅からシーロム線に乗ってサラディーン駅で下車。大量のドライマンゴーを抱えてホテルに戻る。
ここで学習タイムの子どもを置いて、まずチャオプラヤーアパイブベート病院直営店へ向かう。
サトーン通りは渋滞でタクシーは利用不可、チョンノンシーからBTSに乗る手もあるが、ひと駅なので結局歩くことにする。予め買うものは決めていたので、手早く買い物をして18時頃店を出る。ちなみに3,000B(約\9,000)以上買うと1割引きになる。
最寄りのスラサック駅からBTSに乗り、サラディーン駅で降りる。今度はスラウォン通りのニュー・ハリウッド・ファッションに寄り、スーツとYシャツのフィッティングを行う。大きな手直しはないので、明日の午後には仕上がるとのこと。
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●38屋台街
↓↓↓マウスオーバーで有名なパッタイ屋台↓↓↓
18:50頃ホテルに戻り、19:10に子どもを連れてサトーン通りの反対側でタクシーに乗り込む。
サトーン通りからラーマ4世通り、ラチャダピセーク通り、スクンビット通りを通ってパク・ソイ38には19:45に到着。メーターは97B(約\290)だったので、100B払って下りる。
屋台を一通り見て回り、パク・ソイでムー・ピン(豚の串焼き)を6本(60B≒\180)、中ほどの屋台でガイ・サテー(焼き鳥)を10本(50B≒\150)、マウスオーバーの有名な人気のパッタイ屋台でパッタイ(60B≒\180)とオースワン(150B≒\450)、同じく下の写真のマウスオーバーの有名なバミー屋台で汁なしと汁ありのバミーを1杯ずつ(各50B≒\150)、飲み物はビア・シン2本(180B≒\540)、コーラ(15B≒\45)、水(10B≒\30)を買う。
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↓↓↓マウスオーバーでバミー屋台↓↓↓
私は全然大丈夫だが、子どもにこういう屋台料理はどうかと思っていたものの、どの料理も美味しかったようでようで安心した。
最後に夜食用のカオニャオ・マムアン(70B≒\210)を買い、スクンビット通りに出て20:54にタクシーに乗り込む。
帰りは空いていて21:10にホテルに着く。メーターは73B(約\220)だったので100B出して降りようとすると、お釣りを出そうとするので「Keep your change.」と、お釣りはチップだよと告げる。英語が通じたのかは別にして、運転手は「コップン・カップ」と言ってワイをする。いいドライバーに当たった。
順番に風呂に入り、夜食のカオニャオ・マムアンを美味しくいただきこの日は終了。23時に就寝する。
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