●モーニング・コーヒー
7時に目覚ましに起こされる。旅先では非常に珍しいことだ。
というのも昨夜は23:30に泥のように寝たはずだが2:30に目が覚めてしまい、そこから眠れなくなってしまったのだ。ベッドは快適なのだが、時差ボケの方が勝ったとういうことである。
結局本を読んだりベッドでゴロゴロして4時頃二度目の睡眠に落ちたようだが、メインで観光できる唯一の日ではあるが睡眠不足は否めない。ここは気合いで頑張るしかないだろう。
コーヒーをセットして、淹れたてのコーヒーを飲みながら脳の覚醒を待つ。
朝食付きのプランにしていなかったのだが、スタバや7-11が近くにあるので問題ない。もっとも食欲もなかったので、この日はコーヒーだけの朝食となった。
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●朝の散歩
↓↓↓マウスオーバーで看板の拡大写真↓↓↓
なかなか脳が覚醒せず、部屋でダラダラとしてしまうが、予定が狂うので気合いを入れて8:39に部屋を出る。
まずはベイサイドの海事博物館とUSSミッドウェイ博物館に向うのだが、前者は9時、後者は10時開場なので9時過ぎに海事博物館に到着する様、ベイサイドを散歩する。
そこで向ったのはUSSミッドウェイ博物館の向かいにある公園。後ほど訪れるミッドウェイの前(船尾)を通るわけだが、とてつもなくでかい。
ここには帰還した水兵と恋人?の看護婦が抱き合ってキスをしている実際の写真を模した巨大なオブジェがあるはずだったのだが、あったのはこの写真の立て看板のみ。マウスオーバーで看板を拡大しているが、近いうちに作り直すとのこと。残念!
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●海事博物館(Maritime Museum)
気を取り直して海岸沿いを北に10分ほど歩き、9:15に海事博物館(Maritime Museum)に到着する。
チケット売り場でトラベラーズチェックが使えるか聞くとOKとのことであったが、お釣りがないのか額面が100USDだったので断られる。シアトルでもそうだったけど、トラベラーズチェックは使い勝手が悪い。アメリカではクレジットカードが一番便利だ。ちなみにキャッシュでも100USD札だと受取りを拒否されるケースもあるので、10USDと20USDを用意しておくのがベターなのだが、当然財布はかさ張ってしまう。
仕方なく15USD(約1,200円)をキャッシュで払って入場する。
海事博物館(Maritime Museum)での詳細は※特別編-1-へ。
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●ホエール・ウォッチング
↓↓↓マウスオーバーで出航していく別の船↓↓↓
10:10に海事博物館を出る。USSミッドウェイ博物館は10時開場なのでいい時間だ。
その道中には写真のホエール・ウォッチングの船がいくつかある。サンディエゴ沖はホエール・ウォッチングに絶好の場所だそうで、マウスオーバーの写真のように乗客を満載した船がたくさん出ている。
もし鯨が見れなかったら無料の乗船券を配ると看板にある。それくらい鯨が現われるという証なのだろう。
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●USSミッドウェイ博物館(MidWay Museum)
10:20にUSSミッドウェイ博物館に到着する。ここでも100USDのトラベラーズチェックが使えるか聞くと、「Sure!」と、久々にトラベラーズチェックを消化する。(笑)
こちらのUSSミッドウェイ博物館(MidWay Museum)の詳細も長くなるので、興味のある方は※特別編-2-へどうぞ。
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●改装中?の空母
12:46にUSSミッドウェイ博物館を後にする。かなり駆け足で回ったが、それでも2時間半近く要したことになる。
じっくり見学してオーディオガイドをすべて最後まで聞き、シュミレーターに乗ったり買い物をしたければ、丸一日スケジュールを空けておかなければならないほど充実した博物館だ。
対岸には海軍の基地があり、海岸線を歩いていると、この写真のように改装中と思われる空母や艦船を見ることができる。
ちなみにTOP GUNの舞台にもなったミラマー空軍基地も近くにある。
USSミッドウェイ博物館で昼食を摂る予定だったのだが、食欲が沸かないので無理して食べないことにして、13:00にホテルに一旦戻りる。胃袋まで時差ボケ中なのだろうか?
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●バルボアパーク
水分補給(命の水=ビール)をして13:35にホテルを出る。ホテルの前のBroadway St.を反対側に渡り、航空宇宙博物館があるバルボアパークを通る#7バスが停まるバス停を探しながら東に歩く。するとUnion St.とFront St.の間にバス停を見つける。
時刻表によるとこの時間帯は12分毎にバスがあるようで、13:43にやって来た2連結のバスに乗り込む。
降車するバス停はPresident St.で、多くの人が降りると予想していたのだがそもそも乗客が少なく、次だろうと思った場所で誰も”次降ります”の意思表示をする紐を引かないので、勇気を出して紐を引いてみる。そして13:57に停まったのはPresident St.であった。
いったん航空宇宙博物館とは反対側に向い、トロリー乗り場で園内を巡回するトロリーを待つ。しばらくしてやって来たトロリーは写真のようにすぐ満席になり、大半を積み残して発車していった・・・。
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●航空宇宙博物館(San Diego Air & Space Museum)
次のトロリーがいつ来るか分からないし、待っている(積み残された)人が全員乗れる保証もないので歩くことにする。
そして10分ほど歩くと写真の航空宇宙博物館に到着する。こんなに近いのなら最初から歩けば良かったと後悔するが、失われた時間は戻らない・・・。
14:12に入館するが、こちらの航空宇宙博物館(San Diego Air & Space Museum)の詳細も長くなるので、ご覧になりたい方は※特別編-3-へどうぞ。
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●着陸ルート
約1時間ほど見学して15:10に航空宇宙博物館を後にして、5分ほどでバス停に到着するが、目前でバスが行ってしまう。
しかし、このバルボアパークは飛行コースになっていて、サンディエゴ空港に着陸する飛行機が2〜3分おきに頭上を通過するので、それを見ているだけで退屈することはない。
返って貴重な体験ができたかもしれない。
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●連結バス
↓↓↓マウスオーバーで車内↓↓↓
それでもこの路線は12分毎にバスが運行されているので、15:24にやって来たバスに乗り込むが今回は失敗をする。
復路は終点まで乗ればいいのだが、Broadway St.まで戻り、とあるバス停で乗客が全員降りたのでここが終点だと思って一緒に降りてしまったのだ。
降りたバス停をみると6th St.となっている。かなり手前で降りてしまった・・・。
バスだと2〜3分で着く距離を10分ほど歩いて15:40にホテルに戻る。
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●オールドタウン
16:00に部屋を出てSanta Fe DEPOTに向う。今度はサンディエゴ・トロリーのGreen Lineでオールドタウンに向うのだ。
Santa Fe DEPOTには16:03に到着。この時間帯は15分毎の運行で、16:16発のトロリーに乗り込む。
この路線(Green Line)はきれいな車輛を使っていて、車内はそこそこ混雑していて客層もBlue Lineとは明らかに異なり、ビジネスマンが多く乗っていてシアトルと同じく危険な香りはしない。
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目的のオールドタウンまでは10分ほどで、16:16に到着する。
ホームの右手に写真のような入口になっているので迷うことはない。
オールドタウンはサンディエゴ発祥の地を再現したもので、日本では江戸村や明治村といった感じだろうか。
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↓↓↓マウスオーバーでお菓子↓↓↓
オールドタウンに入って右側のストリートを歩き、カトラリーの店やシガー(葉巻)・ショップなどを見て回る。
シガー・ショップではスモーカー向けに葉巻でも買って帰ろうかと思ったが、ここでも大陸系人民が暗躍していて店員に団体交渉をしている。1人の店員に団体でディスカウントをしているのだ。私を含めて個人客はとても入りこむことなどできない。恐るべき数と厚かましさの力。
Cousin Candyという店では写真のように西部開拓時代のような衣装をまとい、手作業でタフィーというキャラメルのようなお菓子を作っていて、ついつい購入してしまう。
マウスオーバーでファッジなどのお菓子もあるが、そちらはシアトルで激甘を体験しているので食指は伸びず。(笑)
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陶器屋ではアステカ文明の影響か、故・岡本太郎画伯も真っ青の太陽グッズが並ぶ。
サンディエゴは元々スペイン統治下のメキシコの田舎町で、戦争によってアメリカが奪った土地であり、いろんな面でメキシコ文化の香りが強い。
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こちらはスーベニアショップのガイコツたち。
とてもお土産にしようとは思わないが、我々日本人とは明らかに死生観が異なる。
他にもポンチョやメキシカンハットといったメキシコらしいお土産があり、意外にも牛革製品が安く売られていた。
珍しいところではプロレスラーのマスクがあり、スカイ・ハイの音楽で入場するミルマスカラスたち、メキシカン・レスラーを見ていた小中学生の頃を思い出す。さすがに今さら買わないが・・・。(笑)
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所変われば品も変わるわけで、クリスマスツリーもメキシコッぽい飾り付けになっている。
写真では薄暮といった感じだが実際は既に暗闇で、ヘリテージパークに行くつもりであったが、その入口の教会辺りまで行ったところであまりに人影がないことから身の危険を感じて引き返すことにする。
メキシコと国境の街とはいえ、緯度は九州辺りと変わらないのでこの季節は日が短いのだ。
夕食はダウンタウンまで戻って取ろうかとも思ったが、昨夜のメキシコ料理が美味しかったので、オールドタウンで人気のCafe Coyoteというメキシカン・レストランに行くことにする。
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↓↓↓マウスオーバーで店の外観↓↓↓
”いつも行列ができている”らしいが、運良くピークの谷間だったようですぐにテーブルに通してくれた。私の後から行列ができ始め、店を出る頃にはかなりの行列ができていた。
担当のウェイターは見るからにメキシカンって感じの男性で、テーブルの案内からオーダー、配膳、会計まで彼が担当する。決して気の利くような感じではないが、外国で日本的なサービスを求めるのは無理である。
メニューからCoyote Platter(9.5USD)というビーフとチキンのタコスが1個ずつとライス、豆の煮物のコンビネーションプレートと、メキシコの代表的なCorona Beer(5USD)を頼む。サルサはテーブルに着くと同時に運ばれてきたので、おまけで付いてくるようだ。
肝心の味の方だが、私にはいただけなかった。タコスに入っている肉がビーフもチキンともバサバサで美味しくないのだ。ライスもバサバサで味がなく、豆の煮物にいたっては味のないぜんざいという感じ。期待していたCorona Beerも私の口には合わず、ほとんどの料理を残してしまった。
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お会計は15.62USD(約1,300円)だが、小銭のお釣りを持って来なかったので、予め用意していた3USDのチップから1USD引いて2USDを置いて席を立つ。30セントほどの小銭が惜しいわけではないが、気持ちの問題なのだ。
オールドタウンの駅に着くとほどなくしてトロリーがやって来て18:10に乗り込み、Santa Fe DEPOTには18:20に到着する。やはりきれいな車輛である。
朝・昼ご飯を食べず、夕食も残したので昨夜行ったKarl Strauss Brewingに寄ろうかとも思ったが、ひとまず7-11に寄って普段食べないアイスキャンディを買ってみる。
部屋に戻って食べてみるが美味しくない。今日は食べるものがことごとくハズレる日のようだ。
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●夜の街を徘徊
ホテルを北に7〜8ブロック行けばリトル・イタリーと呼ばれるイタリアン・レストランが集まる地域があり、東に7〜8ブロック行けばガスランプスクエアという、レストランやパブが集まった繁華街がある。どちらかに行こうかと思ったが、がっつり食べるほど胃袋に空きはない。
取りあえずフードコートや食べ物屋もあるらしいホートンプラザに行ってみるが、何とも不思議な空間の建物である。ぐるっと歩いてみるが、何となく相性が合わないようで食欲も減退したため店を出る。
部屋に戻ってのんびりすることも考えたが、昨日トロリーが通るC St.沿いにスーパーっぽい店を見かけたので行ってみることにする。
最初に見つけた店はRossという衣料品が中心の店で、思いっ切り私のストライクゾーンを外れていたのですぐに出る。続けて見つけたのはCVS pharmacyという、日本でいうドラッグストアのような店。お菓子なども置いていたが、X'masカードのみ購入する。
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●ホテルにて
結局何も食べることなく20時過ぎに部屋に戻り、風呂に入ってビールをあおる。最初からこうすればよかったのかも。(笑)
実質最終日となる明日の予定を立てる。当初の予定はダウンタウンを中心にぶらり街歩きなのだが、Las Americas Premium Outletsでの買い物が想像以上に安かったため、もう一度行ってみることに決める。旅先でのショッピングは好きではないのだが、こんな格安体験は滅多にできないとの考えからである。。
ホテルのチェックアウトは12時ちょうど。ぎりぎりに戻って来てチェックアウトをして、荷物預けて街歩きをするためにはパッキングを済ませておく必要がある。
また、サンフランシスコはトランジットのための宿泊なので、着替えと必要最低限のモノはすぐに取り出せるようにしておきたい。
パズルのようなパッキングを行い、24時ちょうどに寝心地最高のベッドに入ると同時に眠りに落ちる。今度はぐっすり眠れたのであろうか?つづく。(笑)
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