海事博物館は1948年に出来たアメリカでも有数の歴史的な船を一同に展示している。入場料は大人15USD(約1,200円)。日本では潜水艦や帆船に乗る機会はほとんどないので、サンディエゴにお越しの際はぜひ立ち寄っていただきたい。
●HMS Surprise
HMS Surprise号は、1970年に18世紀のロイヤルネイビーのフリゲート艦ローズのレプリカとして建造された帆船。
10部門のアカデミー賞にノミネートされた「Master and Commander」という映画にも使われたとか。
|
↓↓↓マウスオーバーで大砲↓↓↓
中はこんな感じで、左舷側はかなり小さいハンモックが吊るされている。こんなので寝れるのかな?
マウスオーバーすると右舷側に大砲がセットされている。
|
●B-39 Submarine
↓↓↓マウスオーバーで入場制限?↓↓↓
1970年から約20年間使われた、ソビエト海軍の潜水艦B-39。
エレクトリック・ディーゼルエンジンの潜水艦で、アメリカ海軍やNATOの戦艦の追跡に使われていた。
マウスオーバーでここを通れないと船内に入れない。日本人で該当する人はほとんどいないが、見るからここを通れないアメリカ人がゴロゴロいるから笑えないのだが・・・。
|
中に入って一番に見るのがこの船首魚雷発射管。
すでに動かないのであろうが、船内は油の臭いが充満していて、短時間でも気分が悪くなりそう。
|
クッションは皆無で不織布が敷かれただけのベッド。
ソビエト海軍の潜水艦の劣悪な居住環境が容易に想像できる。
|
こちらはトイレで、左に洗面台になっている。
客船ではないので配管や計器はむき出しになっていて、隙間を利用して設置されている感がある。
|
●USS Dolphin
こちらは1968年11月に就航し、1969年8月に最深の潜水世界記録を作ったアメリカ海軍のUSS Dolphin。
外観も上のソ連製潜水艦とは一線を画していて、同時期に就航したとはとても思えない。
|
ベッドもソ連製とは異なり、プライバシーも守られている。
|
↓↓↓マウスオーバーで潜望鏡からの景色↓↓↓
潜望鏡を動かすことはできないが覗くことができる。
潜望鏡にカメラをひっつけて写真を撮ってみたので、マウスオーバーでその景色を見ていただきたい。
|
操舵室はこんな感じ。ある程度改装されているのだろうが、ソ連製とはすべてにおいて隔世の感がある。
|
↓↓↓マウスオーバーでSHARP製の電子レンジ↓↓↓
キッチンも清潔感がある。
驚くなかれSHARP製の電子レンジが使われていて、マウスオーバーでその証拠写真。
|
●Star of India
こちらは1863年にイギリスで完成したStar of Indiaという帆船。
現存する航行可能な最古の帆船で、それまでの木造から初めて鉄を使って作られたという。
|
↓↓↓マウスオーバーで船倉から↓↓↓
船倉は2層になっていて、デッキから見るとこんな感じ。
マウスオーバーで逆に船倉からデッキ(マスト)を見上げた写真。
|
↓↓↓マウスオーバーで船倉の一室↓↓↓
写真は船首にある船室で、船倉は博物館のように写真や道具が展示されている。
また、ボランティアのおじいさんがいて、気軽に声をかけてくれる。
マウスオーバーで船倉の一室。
|
他にもアメリカカップで最初の優勝を飾った「Amerika」のレプリカや、1904年に作られたSteam Yacht Medeaという珍しいヨット、1898年に作られ、1906年のサンフランシスコ大地震の際に数千人の生存者を避難させたBerkeleyという蒸気船なども展示されている。