●サンフランシスコ国際空港へ
3日連続で7:00にセットしておいたアラームだが、この旅で初めてそれより早い6:40に目覚める。最終日にしてやっといつも通りに戻ったわけだ。(笑)
ハイウェイ沿いで熟睡は難しいかとも思っていたが、4時頃一度目覚めたものの騒音が障害になることはなかった。
今朝も同じような写真だが、スタバではないもののフォーポイントにもコーヒーがある。コーヒーメーカーも同じようなもので、コーヒーを淹れている間に着替えを行う。
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↓↓↓マウスオーバーでドライバー↓↓↓
当初は8時頃チェックアウトするつもりであったが、早く目覚めたこともあって7:30に部屋を出てチェックアウトを行う。
レセプションでシャトルを確認したところ、2-3分で来るとのこと。荷物を置いて外の写真を撮っていると、2-3分というほど早くは無かったものの、写真のシャトルが到着する。今朝のドライバーはマウスオーバーのように黒人だ。一概には言えないが、黒人やアジア人がこういう下働きを支えているように見受けられる。
私ひとりの乗客を乗せ、7:40にホテルを後にする。
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●サンフランシスコ国際空港にて
シャトルは2つのホテルに立ち寄り、それぞれお客を乗り込んで最終的には8人くらいになったと思う。
国内線の出発口で何人か降り、7:58に国際線出発口に到着。昨夜は空港から乗って一番に降りたことから、このシャトルは巡回しているのだろう。
荷物を受け取る際、運転手にエアラインを聞かれたので「ユナイテッド」と答えると、ターミナルに入って左にチェックインカウンターがあると教えてくれる。
運転手にお礼を言い、チップを渡して別れる。
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↓↓↓マウスオーバーでボーディングパス↓↓↓
ドライバーに言われた通りターミナルに入って左に行くと、すぐにユナイテッドのカウンターが見つかる。
ところが、意外なことにチェックインカウンターはガラガラで、一般レーンでも良かったのだが折角なので8:02にプライオリティ・レーンでチェックインを行う。
この時マウスオーバーのようにNRT-ITM分のボーディングパスが出てきたのだが、なるべく前方の通路側を指定していたのに、10Bと3列シートの真ん中になっていた。気付いたのは制限エリアのラウンジに入ってからのことであったため、成田でひと仕事増えたことに少し滅入ったが、実際はそんなことでは済まないことが起こるのである。
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↓↓↓マウスオーバーで朝食↓↓↓
8:05にチェックインカウンターを後にし、8:10にセキュリティチェックを通る。今回も全身スキャンをされたが、今回はポケットのものはすべて出していたので問題なし。
制限エリアに入り、いつも通り96番ゲートを確認して、最後のお土産を買うべくDFSを回るが、まだ開いていない店も多い。
その中から3軒で買い物をするが、その内の1軒で変な店員に当たる。この話はおまけ(3)の中で。
その後、制限エリア入り口近くまで戻って9:07にUNITED Clubに入り、マウスオーバーの通り朝食をいただく。貧相な機内食に備えてのことだが、時間帯のせいかベーグルがあったのでいただく。でも、私にとってのメインディッシュはバナナである。(笑)
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●UA837便 (SFO 11:00 - +1 15:15 NRT)
↓↓↓マウスオーバーで機内↓↓↓
ボーディングタイムが10:25になっていたので、10:15にUNITED Clubを後にする。
ところが、96番ゲートに行ってみると30分ディレイとのこと。アナウンスを聞くと、霧の影響で乗り継ぎ便が遅れているためという。
予定通り搭乗ゲートで約30分待って搭乗が始まり、グループ2の私は10:58に搭乗する。
往路ほどではないものの、この便の搭乗率も高く、私の座る4列シートも空きはなかった。ちなみに隣は若い男性。
搭乗開始が30分遅れだったので、出発も当初のアナウンス通り30分遅れだから、当初成田での乗り継ぎが1時間40分なので、ラウンジに寄れる時間があるかという心配をしていた。
ところがコックピットから乗り継ぎ便が更に遅れているというアナウンスが入る。
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結局ドアクローズされたのが11:54で、搭乗してちょうど1時間後の11:58にやっとプッシュバックされる。
約1時間遅れでの出発となり、これで成田での乗り換え時間は40分しかなくなったことになる。成田到着後は半年前のフランクフルトのように走らなければならないのだろうか?
そんな心配をよそにUA837便は12:18にRWY28Rから北西に向けて離陸する。
12:25にコックピットから電子機器使用OKのアナウンスはあるが、気流が不安定なためシートベルトサインが消えたのは12:36になってからのこと。
すぐに機内サービスがはじまり、13:00に機内食が配られる。ビーフかサーモンだったのでビーフをチョイスし、飲み物はワインをもらう。味のほうはノーコメント。(泣)
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パーソナルモニターも無いので、食後は往路と同様に安眠セットを取り出し、クラシックを聞きながら13:30(日本時間6:30)頃睡眠態勢に入る。
ここから時計を17時間進めて日本時間で。
熟睡というわけにはいかないものの、心地よい昼寝という感じで10時頃目が覚める。まだ行程の半分くらいだろうが、フライトマップがないのでわからない。
トイレに行って席に戻り、しばらくして10:20に写真のスナックが配られ、その後のドリンクサービスで水をもらう。大半の人がコーラかジュースもらっているあたり、配られるのがスナックといいアメリカ人は味覚が幼・・・(以下自粛)。
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パーソナルモニターがないと起きている時間は暇を持て余し、暇があればネガティブなことも考えてしまう。短くなった乗り継ぎ時間のことだ。
どうすれば乗り継げる可能性が少しでも高くなるかを考える。他にも同じ便に乗り換える人がいるだろうから、グランドスタッフがゲートまで迎えに来ていればベストである。もし居なければ入国手続きを早く通過するため、まずはイミグレーションまで急ぐことである。後は荷物が早く出てくれることを願うだけだが、これはプライオリティ・タグが付いているのでさほど心配していない。だが、ここに落とし穴があったことは、この時点では知る由もない・・・。
14:40頃二度目の機内食が配られる。ライスかヌードルの選択で、アメリカのケータリングであることをからヌードルを選ぶと、中華風の焼きうどんのようなものが出てくる。付け合せは餃子とスナック菓子とクッキーで、メインディッシュ、餃子ともとても食べられたものではない。
15:35にシートベルトサインが点灯する。15:50頃着陸という予想は裏切られ、16:01にようやく南東から着陸する。
16:07に37番ゲートに到着し、16:13に降機する。NH2177便は16:55発で15分前までに荷物を預けなければならない。残り27分。大丈夫か?
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【UA837便諸元】
機体番号:N182UA、シリーズ:Boeing 747-400、型式:747-422、製造番号:25279/882、登録:1991/10
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●成田国際空港にて
降機後にANAのグランドスタッフの姿はなかった。取りあえずイミグレーションまで急ぐしかないようだ。
小走りでイミグレーションに向かって16:19に着く。そして小走りのまま空いていそうな列を選んで並び、16:21に通過する。残り19分。
モニターで番号を確認してバゲージクレームに向かうと、まだ同乗者は2-3人ほどしか来ていない。荷物が出てきたらすぐにピックアップできる位置を確保する。ここまでは順調だ。
16:25に最初に荷物が出始める。残り15分だが、プライオリティ・タグが付いているので、通常であれば5分以内に出てくる。何とか間に合いそうだ。
ところが私の荷物がなかなか出てこない。焦り始めた矢先、遂にコンベアから荷物が出てこなくなる。おそらくコンテナ1つ分で打ち止めになったのだろう。
どうなっているのか近くに居たUAの職員に問い合わせるが、とにかく待ての一点張りで調べようともしない。
次のコンテナ分が出るまで、おそらく10分以上待たされたと思う。すでにタイムリミットを過ぎた16:43に次の荷物が回り始め、すぐに私の荷物が出てくる。最初の荷物が出始めてから20分近く経っている。(怒)
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16:46に税関に並んで税関申告書とパスポートを渡し、今回も何も調べられることなく16:47に通過する。
NH2177便もUA837便と同様にディレイしている可能性もある。すぐにANAの乗り継ぎカウンターに行き、なにくわぬ顔をしてボーディングパスを渡し、荷物を預けようとする。
しかし、係員はギョっとした表情をして、「お客さま、2177便の搭乗受付は締め切られています。次の2179便への振り替えになりますがよろしいでしょうか?」、、、一縷の望みも断たれてしまった・・・。
いいも悪いもそれしか選択肢がないので、通路側の席をリクエストしてボーディングパスを受け取り、16:50にチェックインカウンターを後にする。
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16:51にANA Arrival Loungeに入り、まずは家内に電話をして帰宅が1時間遅れることを伝える。
次にバス会社の予約センターに電話をかけ、次の19:15発のバスに振り替えてもらう。こちらは1回のみ変更が可能で、何れにしても深夜便を除くと実質これが最終便なのだから、これに乗れなければ選択肢は現実的に新幹線か一泊するしか無くなってしまう。
やっと落ち着いてビールを飲んでいると、次なる試練がアナウンスされる。乗り継ぎ便が遅延のためNH2179便が30分遅れるとのこと。これで伊丹での乗り換え時間がたったの5分となった。本当に間に合うのか?ANAよ、お前もか!
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●UA9733[NH2177] (NRT 16:55 - 18:15 ITM) ⇒ ●NH2179便 (NRT 17:55 - 19:15 ITM)
30分のディレイなら搭乗開始も30分遅れかと思ってのんびりしていたら、間もなく搭乗開始とアナウンスされる。ひょっとしたら遅延便の乗客が早く乗り換えられられる目処がつき、ディレイが早まったのかもしれないと慌てて荷物を片付けて17:33にラウンジを出る。
17:35にセキュリティチェックに並び、17:37に抜けるて搭乗口に向かうが搭乗が始まりそうな気配はない。一人の男性がグランドスタッフにクレームをつけていて、話の内容から同じUA837便のビジネスクラスに乗っていたようだ。グランドスタッフに文句を言っても何の解決にもならないが、その気持ちは痛いほど分かる。なぜならグランドスタッフは頭を下げるだけで、決して上司や他部署に連絡することをしていなかったからである。
結局30分遅れに変わりはないようで、こんなことならラウンジにいた方がよかったのだが、あのアナウンスはなんだったのだろう?そして出発時刻の17:55になって搭乗が開始され、事前改札に引き続き17:58に優先搭乗する。
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座席はNH2177便の10Bから6Cに変更されていて、指定されたシートはビジネスクラスの最前列であった。せめてもの罪滅ぼしだろうか?
遅延便の乗客も乗ってきたようなのにドアクローズしない。時計を気にしていると、CAさんがどうしたのか聞いてくるので、バスの乗り継ぎ時間がないことを告げて状況を尋ねる。
するとプレミアムクラスにアップグレードを願い出た乗客がいて、グランドスタッフが乗り込んで処理をしているとのこと。この話の真偽の程は定かではないが、まったく冗談じゃない。アップグレードによる売り上げを7,000円増やすため、他の乗客を待たせているという。もしバスに乗れなければ、私はそれ以上の出費を強いられることになるし、他にも似た境遇の人もいるだろうに・・・。
処理が済んだのか18:24になってようやくドアクローズ。それでもなかなかプッシュバックされず、18:37にやっとプッシュバック開始。実に40分遅れの出発となった。ところがそれだけでは済まず、離陸待ち渋滞で北西に向かって離陸したのは何と19時ちょうどのこと。定刻通りならすでに伊丹へ着陸態勢に入っている頃だ。
19:08にシートベルトサインが消え、ドリンクサービスが始まる。気を落ち着けるのにお茶をもらい、ひと息ついているとチーフパーサーが遅延のお詫びにやって来る。頭を下げるだけでは何も解決しないのに・・・。
自失呆然のまま19:42にシートベルトサインが点灯し、20時丁度にRWY32Lに南東から着陸する。いくらなんでもバスは待っていないだろう。20:03に約50分遅れで13番ゲートに到着し、20:05に降機する。
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【NH2179便諸元】
機体番号:JA778A、シリーズ:Boeing 777-300、型式:777-381/ER、製造番号:32651/606、登録:2007/01
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●自宅へ
ここでもバゲージ・クレームでベストポジションをキープし、家内に飛行機が遅れてバスに乗り遅れたこと、新幹線で帰ることを連絡する。
そうこうしているうちに荷物が流れて・・・来ないじゃないか。orz
結局荷物が流れ始めたのは20:23で、私の荷物は20:25に流れてきた。前述の成田でクレームをつけていた男性は、ここでもグランドスタッフに文句を言っている。いや、怒鳴っていると言った方が正解だろう。その内容は聞き耳を立てなくても聞こえていて、その経済的損失は私の比ではなく、怒鳴る気持ちも理解できる。でも、私ならどこかのビジネスホテルに泊まり、翌朝安価な公共交通機関を使うかな。もちろん事情にもよるが。
そしてグランドスタッフはやはり頭を下げるだけ。これがノウハウなのだろう。
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インフォメーションで新大阪行きのバス乗り場を聞き、外にある切符売り場で切符を買って乗り場で待つ。
バスは20分毎にあり、20:25発のバスは出たばかりで次は20:45発のバス。先客は一人だけだが、私が並ぶと次々に人が並び始めて長蛇の列になる。
20:40頃バスがやってきて、荷物をトランクに入れて車内に乗り込むと、定刻通り20:45に発車する。すぐに北ターミナルに停車し、数人が乗り込んだところで満席になり、何人もの乗客を積み残して出発する。
新大阪まで35分くらいかかるということで、道中に携帯電話から21:45発のぞみ59号をEX予約する。
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道路事情がよかったのか、新大阪には21:10に到着する。EX発券機に行き、モニターを見ると21:26発ののぞみ61号に間に合いそうだ。でも、予約変更するのは面倒なので、自由席に乗ることにしてそのまま発券してホーム行く。
ホームに上がって自由席がある6号車まで歩き、しばらく待ってやって来たのぞみ61号に乗り込むと運良く空席があったので座る。2分遅れの21:28に新大阪を発車する。普段であれば新幹線で2分の遅れは大きいと思うが、今回はまったく気にならない。
乏しくなった電池を気遣いながら家内に到着時刻をメールをすると、岡山駅まで迎えに来てくれるとのこと。
2分遅れで新大阪を発車したが、岡山には定刻通り22:12に到着する。そして22:20に迎えの車に乗り込み、22:50頃無事帰宅する。
今回は旅先では順調であったが、帰国便から遅延スパイラルに陥ることになってしまった。これで今年の海外旅行は全日程を終了。今年は乗り継ぎで何かとトラブルが多かったが、最後まで乗り継ぎでトラブルに巻き込まれてしまった。
すでに来年の計画も進行中で、ずい分前に発券しているものもある。トラブルも旅の醍醐味のひとつとも言えるが、できればトラブルのない旅をしたいものだ。(笑)
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