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2日目（4） -12月18日（土）-　このページに出てくる主な場所のGoogleマップ

■メコンと夕陽とビア・ラオと

【メコン河畔】

あらかじめ調べていた日の入りは17:38。早足でメコン河畔まで来たけど、雲がかかって夕陽は見れず。

土手沿いに屋台がたくさん出ていて、そこでビアラオを呑みながら、メコン川に沈む夕陽を眺める･･･というシナリオだったが、残念ながら改修されたと思われるこの土手にそんなロケーションはなかった。

それでも土手には多くの人がいて、中には家族や、友達同士、カップルが寄り添って座って夕陽を眺めている。中には男性カップルもいたりする。タイからの旅行者か、ラオスにもそういう人たちが多いのか分からないが。マイペンライ･･･。

土手には上の写真の立派な銅像が建てられている。タイほどではないが、民衆に慕われているらしく、お花などが供えられている。きっと昔の国王か、国を守ったヒーローなのだろう。

日も暮れてきて、お腹も空いたのでどこか食べる場所を探しにいこう。

ファーグム通り、ナンプー広場、サームセンタイ通り近辺を歩いてみるが、飲食店が少なく、あってもフレンチやイタリアンだったりで、私の第六感センサーが反応しない。

望みを託してタートダムに来てみたが、この辺りも閑散としていて、入り難い店しかない。

【ビアラオ直営？レストラン】

最悪ホテルのレストランにでも行こうと、ホテル方面に向かう。途中ローカルな食堂があったが、外人が入るには敷居がかなり高く、ここでも第六感センサーが反応しなかった。

ホテルの通りまで戻ると、ほとんどホテルの向かいといっていい所に、ビアラオのロゴで囲まれたオープンエアな店があるじゃないか。灯台下暗しとはこのことだ。さっそく入ってみよう。

店は結構繁盛していて、隅っこのテーブルしか空いていない。そのテーブルに着くまでの間、みんなが何を飲み食いしているか観察するが、大半の客はビールだけ飲みに来ているようだ。

ウェイトレスがラオ語と英語のメニューを持ってくるが、ラープ（ミンチ肉の香草炒め）、ピン・カイ（ラオス風焼き鳥）、タム・マークフン（パパイヤの辛いサラダ）等の定番ラオス料理はメニューにない。一応ブロークンな英語と身振り手振りで聞いてみるが、やはりないと言う。

仕方なく、メニューの中から”Pickled Spicy Pig Salad”（塩漬けスパイシー豚肉サラダ）なるものとビールを頼む。

ここでも最初の一杯はウェイトレスが注いでくれる。

ちびちび呑んでいると”Pickled Spicy Pig Salad”がやって来た。玉ねぎ（皮つき）、ニンジン、パクチー、トマト、豚ハムのソムタムという感じで、とにかく激辛。その辛さたるやティダ・イサーンのソムタムどころではない。唐辛子の辛さに玉ねぎの辛さが加わり、辛いを通り越して痛い。体中から火を噴きながら食べるが、半分も食べないうちにビールがなくなり、ここであえなくギブ・アップ。

代金は200Bもあれば足りるだろうと、200B渡すとおつりが24,000K返ってきた。今まで10Bが店によって2,000Kだったり2,500Kだったりしたが、ここでは約105Bというところだろう。

【ナンプ・コーヒー Part 2 】

時計を見るとまだ19時前。麺かご飯ものを食べておこうと、昼食をとったナンプー・コーヒーに行ってみることにする。

ビアラオ直営レストランを出て、ナンプー広場に向かって南へほんの200mほどの間、クリスマス前ということもあって、電飾をしているホテルやお店はあるが、ラオ・プラザ・ホテル以外はかなり質素な電飾だ。

一段落したのか、昼間と違って多くの空席があった。入り口に近いテーブルに座り、ビールを頼もうかと思ったが、何事も経験と飲み物はラオ・コーヒーを頼む。

上の写真のように、グラスにカルピスを作る原液の分量くらいの練乳を入れ、その上に布フィルターで濾したかなり濃い目のコーヒーを注ぐ。飲み方は、自分の好みの甘さになる様、練乳を混ぜながら飲むそうだ。

まずは上の濃いコーヒーを飲んでみる。にっっっげー！

練乳を少しずつ混ぜながら苦味と甘さが調和するポイントを探るが、結局全部混ぜた状態が一番良かった。決して不味いという代物ではなく、普段飲み慣れてるコーヒーとは別ジャンルの飲み物と考えた方が良さそうだ。ただ、飲み慣れると癖になるかもしれない。

そして頼んだのはミー・コープという、揚げ麺に肉・野菜をかけたあんかけ焼きそば。タイだとラートナー・ムーだろうか。もちろん、こういう料理にはずれはなく、おいしくいただいた。

さっきのビアラオ直営？レストランでキップのおつりがたくさんあったので、ここでの支払いはキップで行う。ラオ・コーヒーとミー・コープで12,000Kだから約50B。日本円じゃなく、バーツで価値を判断する自分が怖い。

腹の虫もおとなしくなったので、19:30にいったんホテルに戻る。シャワーを浴びて再度インターネットへの接続を試みるが、やっぱり繋がらない。レセプションに行くと、今日はアクセスできないと言われる。ダメじゃん。

【NIRVANA SPA】

再度部屋に戻るが、寝るにはまだ早いので、ラオ・マッサージを受けてみることにしよう。100B以下の紙幣で1,000Bくらい持って20:30頃出かける。治安は良さそうだが、念には念を入れる。

まずナンプー広場方面へ行ってみる。ナンプー・コーヒーの先にマッサージ屋を発見。中に入ってみると、奥からおばちゃんが出てきて「Full」と断られる。

他にもマッサージ屋はあったが、怪しい雰囲気の店構えだったので、高そうだけど地球の歩き方に載っている”ニルバーナ・スパ”に行ってみることにする。

ホテル方向に戻り、ニルバーナ・スパの扉を開けようとすると、鍵がかかっていて開かない。すると中から女性が出てきて、慌てて鍵を開けて招き入れられた。マネージャーらしき男性スタッフも出てきて、促されるように腰かけると別のスタッフがスッとお茶を出す。なかなか教育がしっかりしているようだ。

メニューからフットマッサージ30分とラオ・トラディショナルマッサージ60分を選ぶ。キップでの額は忘れたが、バーツだと630Bらしい。本家本元のタイ・マッサージと比べて倍くらいの値段だ。まぁ、タイでもスパでマッサージを受けるとそれくらいするだろうし、もう来ることはないかもしれない。そして日本の物価と比べると格安という、最後の切り札ともいえる悪魔の囁きに負け、マッサージを受けることにした。

30歳くらいの女性マッサージ師に連れられ、通されたのは階段を上がった一番奥のカップル部屋。その手前に何部屋か個室があったが、他に客がいなかったから広い部屋をあてがったのだろう。

部屋は暗めのライトで、床はタイル、壁は薄い緑に塗られてシックな雰囲気。

このマッサージ服に着替えろと、その間マッサージ師は一度退室する。

これで腹巻きをしたらバカボンのパパのようなみっともない写真はさておき、マッサージのインプレッションを行う。

タイ式と同様に足を洗うところから始まり、座って行うタイ式とは異なり、寝転んだ状態で行う。フットマッサージとボディマッサージを分けて行うのではなく、うつ伏せになって足から上半身に、あお向けになって足から上半身のマッサージを行う。

最後に軽くストレッチみたいなことをするが、タイ式の様にボキボキというのではなく、軽く伸ばすという感じ。マッサージ自体もタイ式と比べて弱い。今まで受けたマッサージの中ではアジア・ハーブ・アソシエーションのと同じ癒し系で、この店もリラクゼーションに重きを置いているからだろう。たまにはこういうのもありだけど、私には今のところあんまやが一番だ。

どこから来たのか、何日いるのか、ラオスには何回来たのか、気持ちいいか等、時々簡単な英語で話しかけてくる。その度に適当に答えるが、お互い英語が堪能なわけではないので、会話は長く続かない。

マッサージ師は90分間休むことなく、きっちりと仕事をしたので、終ったあとに100Bのチップを渡した。

下に降り、代金の630Bを払って出されたお茶をすすって22:30頃ニルバーナ・スパを後にする。ホテルに戻り、二度目のシャワーを浴びて23時頃ベッドに入ると、あっという間に眠りに落ちて長い一日が終わった。

本日の歩数

歩数：22,338歩、EX歩数：10,142歩、消費Cal：856Kcal、距離：15.69km