2日目 9/18(金)-その1-
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■JEATH戦争博物館と泰麺鉄道の終点・ナムトック
暫定スケジュールは、空港からタクシーで交通の要衝・アヌサワリーチャイ(戦勝記念塔)まで行き、ロットトゥというミニバスで映画”戦場に架ける橋”の舞台となったカンチャナブリへ。TAT(タイ国政府観光庁)で情報を仕入れ、JEATH戦争博物館を見学してゲストハウスにチェックイン、荷物を置いて泰麺鉄道の終点ナムトックまでローカルバスで行き、泰麺鉄道に乗る予定。
アヌサワリーチャイには安全を考慮して明るくなる頃に着くように空港を出発します。カンチャナブリへ自力で移動するには南バスターミナルからバスで行くか、トンブリー駅から鉄道を利用するのが一般的で、ロットトゥを利用した旅行記等は見たことがありません。アヌサワリーチャイで見つからなければタクシーで南バスターミナルかトンブリー駅に移動する予定です。
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ここから時計を2時間戻して現地時刻です。スワンナプーム国際空港には予定よりかなり早い3:37に着陸して3:42にE6スポット着。前の方の席だったのですぐに降りられました。写真は降りる前に女性に配られた蘭のコサージュです。
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長い通路を10分以上歩き、ヤックに出迎えられて4:07にイミグレーション到着。7〜8人並んでいましたが、あしてんまま、ユメ、私の順に4:12無事入国完了です。
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出てすぐのExchangeでレートを確認すると\10,000が3,581バーツ(以下B)です。前回の残りが9,000Bほどあるのでパスしましたが、翌日バンコクの両替商(SUPER RICH)で両替すると\10,000が3,690Bで100B以上も差がありました。コンビニで缶ビールが4本買えます(笑)。&
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まだ4時過ぎです。暗い中の行動は危険なのでトイレで着替えたりコンビニで時間を潰し、行動開始予定時刻の5:00にタクシースタンドへ行き、「パイ・アヌサワリーチャイ」と言うと通じたみたいでドライバーが呼ばれます。タクシーに乗り込んで冒険開始です。
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運ちゃんはレゲエっぽい人で、片言の英語とタイ語で会話をしていました。ミニバスでカンチャナブリに行くことを言っていたので、アヌサワリーチャイに着くとカンチャナブリ行きの乗り場の聞き込みをして連れて行ってくれました。コップンカップ!写真はタクシーの車番かな?
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タクシーの運ちゃんは6時頃来ると言っていたので約30分待ちです。何軒もの屋台が並び、その中の人気の屋台でドーナツを買います。10Bを渡したらビニール袋にたくさん入れるので「2個でいい」と言うとたったの4B。味はビミョーでしたが(笑)。
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写真はドリンク屋台の後ろにあるミニバスの看板。赤線が”カンチャナブリ 120B”のタイ語表記です。ちなみにこの看板の裏はカオマンガイ屋のようで、たくさんの鶏肉が原形のまま茹でられていました。
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6時前になると明るくなってきました。僧侶が托鉢に歩いています。ちなみに写真右側は大きな病院で、看護士は白衣のまま出勤しています。そして白衣のまま屋台でご飯を食べてたりします。
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そして6時過ぎにミニバスが来たので、ドライバーに「パイ・カンチャナブリ?(カンチャナブリ行き?)」と聞くと、「そうだ。出発は7時だよ。」と言うではありませんか(泣)。更に1時間待ち待ち決定です。しかも後ろのミニバスと比べてボロだし。
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仕方ないのであしてんままに荷物番をしてもらってユメとウロウロ探検です。アヌサワリーチャイはこのモニュメントを中心とした巨大なロータリーで、バスの分岐点、ロットトゥの発着点、スカイトレイン(BTS)が交錯する交通の要衝です。
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戻ると写真のおじちゃんが話しかけてきます。英語は全く通じず、文盲らしくユメが持ってる指差し会話帳も役に立たず、「マイチャイ(分からない)」、「アライナ?(何?)」しか会話になりません。帰る時の「サワディ・カップ」が唯一のコミュニケーションでした。
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ミニバス乗り場のすぐ裏にMr.BUNという焼き立てのパン屋さんがあり、ユメは写真右のウインナー入りクロワッサン(12B)、左のココナッツパン(10B)はあしてんままとシェアして食べました。美味しかったけどココナッツパンの90%は空気です(笑)。
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7時過ぎに写真の新しいミニバスが着き、おじさんが「これに乗れ」みたいなことを言っています。ボロい方のミニバスじゃなくて良かった(笑)。ミニバスは私たち3人とお兄ちゃんの計4人の客を乗せ、予定より40分近く遅れて7:06に出発しました。
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ミニバスは路地を左折してロータリーを更に左折、ラチャウィティー通りを300mほど走って左折。大通りに出てまた左折。まさかと思ったけどまたロータリーに戻ってきました(泣)。理由は不明ですが、隣のふたりはそんな私の不安を知る由もなく夢の中でした。
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最初に通ったラチャウィティー通りを今度は直進し、銃を持った多くの兵士が警備するチットラダー宮殿を抜けて美しい斜張橋のラマ8世橋で相変わらずの色をしたチャオプラヤー川を渡ります。ここに来るまで10kmもないでしょうが、既に40分近く経過しています・・・。
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ミニバスは途中給油をして9:25にカンチャナブリに到着。どこで降りるのか聞かれたので「ボーコーソー(バスターミナル)」と答えましたが、適当な場所で降ろしてもらえるみたい。写真のTAT(タイ国政府観光庁)で降ろしてもらえばよかったかな。
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TATで教えてもらった道を通って最初の観光地・JEATH戦争博物館を目指します。写真のような高床式の長屋を通ります。「コンバンワ〜」とおばちゃんから声がかかったので、あしてんままが「こんにちは」と正しい日本語を返すと「コンニチハ」と正してました(笑)。
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そして9:55に最初の目的地のJEATH戦争博物館に到着。JEATHはJapan、England、Australia&America、Thai、Holland、の頭文字を取ったもので、DEATH(死)に引っ掛けてるそうです。入場料30B。
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入って右側の建物は捕虜収容所を再現したもので、当時の写真やスケッチが展示されています。日本軍が行った拷問や過酷な労働、劣悪な環境で病魔に苦しむ捕虜のスケッチがあり、日本人として肩身が狭く、心が痛む博物館です。
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この建物の反対側には当時の武器が展示してあります。
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こちらは飯盒や水筒、食器、一升瓶など日用品の展示です。
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10:10にJEATH戦争博物館を後にし、10分ほど歩いてメインストリートに出ます。しばらく歩いているとソンテオが止まってたので「Cemetery?(連合軍共同墓地)」と聞くと頷くので乗り込みます。連合軍共同墓地には10:34に到着。10B。
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本来はゲストハウスを探す予定ですが、12:50ナムトック発の泰麺鉄道に乗るためには11:00までにバスに乗らなければいけません。でも全くバスを見ていないので荷物を担いだままナムトックに向うことにしました。写真はバス待ちの間に買った揚げバナナとココナツ。20B。
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揚げバナナ(ユメはおにぎり)を食べながら#8203のバスを待っていると三車線の一番中を見向きもせずバスが通り過ぎていきました(泣)。仕方ないのでソンテオを止めて値段交渉です。運転手は600Bを譲りませんでしたが、無理やり500Bを握らせて強制的に成立させました。
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ソンテオは快適に飛ばし、途中でバス停を無視して通り過ぎた#8203のバスを追い抜きます。ミャンマーとの国境が近いせいか検問があったものの問題なく通過。途中雨が降っていたようで路面は濡れていましたが、空気が涼しくて快適なドライブとなりました。
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ナムトック駅には12:15に到着。すると駅員が向かいのオープンエアのレストランに案内するではありませんか。しかもメニューを持ってきて注文とってるし。タイ国鉄の職員はアルバイトしてもいいのかな?マイペンライ。まずはビールで喉を潤しましょう。
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食が細いユメはおにぎりを食べたのでいらないということでオレンジジュースのみ。ガイヤーン(鶏の炭火焼)とソムタム(パパイヤの辛いサラダ)を頼み、ガイヤーンはみんなでつつきます。よく考えたらこの旅最初のタイ料理です。
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あしてんままはグリーンカレーをオーダー。カオ(ライス)は別だったようで、グリーンカレーが来てから追加オーダーします。これだけ飲み食いしてたったの335Bでした。お味の方もなかなか美味しかったです。
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チェックをすると切符も発券するからここで待つように言われ、食堂のお勘定とナムトック→カンチャナブリ間の切符を同時に支払います。写真の駅舎にある売店でついつい缶ビールとおつまみ、水を買ってしまいました。70B。
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ORD257列車は12:20にナムトック着で、折り返しORD258列車になって12:50発ですが、発車時刻になってもORD257列車はやって来ません。列車が5分遅れることが滅多にない”おしんの国”から来た旅行者はひたすら待ち続けるのでした・・・。
(2日目(2)へつづく)
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