●チューリッヒ街歩きその2
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路地を抜け、バーンホフ通りに出るといきなりカルティエが現われる。
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買えるわけがないので、ウィンドウショッピングすらしないが、ロレックスも。
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そしてオメガ。
バーンホフ通りにはこの他に、シャネル、フェラガモ、ブルガリ、ルイ・ヴィトン、ディオール、プラダ、ティファニー、バリー等、貧乏トラベラーには縁が無い高級ブランド店が立ち並ぶハイソな通りのようだ。
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そのバーンホフ通りを北上していくとチューリヒ中央駅に行き着く。歴史を感じさせる駅舎だ。
そして、ここでようやくここが駅舎の正面だということに気付く。
ここにはスイスの鉄道王エッシャーの銅像がある。エッシャーはサンゴッタルド鉄道会社を設立し、クレディ・スイス銀行を興し、最後にはチューリヒ工科大学の学長まで務めた、チューリヒの発展に多大な功績を残した人物。
※マウスオーバーでエッシャーの銅像
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●ジカンニ カギリガ アリマ〜ス
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駅構内に入るとSprungliのお店を発見。Sprungliはマカロンの有名店で、チョコレートも美味しいらしい。何もお土産を買っていないので、さっそく入ってみる。
お客さんはひっきりなしに入ってくるので、人気があることは間違いなさそう。だがお客さんが買っている様子を見ると、「○×を何個、△□を何個」というような注文をしている。見ただけで何味か分からないし、しかも説明書きはドイツ語だし・・・。
お客さんが多いのに、店員さんにいちいち聞くのも気が引けるので諦めて店を出る。お土産は空港駅で見つけたCOOPで買うことにして、自動券売機で切符を買う。
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一応学習機能があるので、今度はスムーズにチケットを買うことができた。
往きは普通電車だったので13分かかったが、帰りは特急で途中停車駅はなく、僅か8分で到着した。それにしても片道6.4CHF(≒620JPY)の運賃は高い。
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電車がチューリヒ空港駅に着くと、駅ビル内にあるCOOPでお土産を物色する。
すっかり通い慣れた空港−空港駅間の通路の途中にあるこのCOOPは、ちょっと大きなコンビニ程度の大きさしかない。もっともインターラーケン・オストのCOOPは都内のコンビニ程度の大きさだったが・・・。
スイスらしいと言えばチーズかチョコレートくらいしか頭に浮かばず、夏場なのでチーズは腐るかもしれないし、元々醗酵しているので腐っても分からない可能性があるので止めておく。結局ここでは自分用のビールと大量のチョコレートを買う。相変わらずお土産選びは苦手だ。
この空港のチェックインは1から3まであり、TGのチェックインカウンターは3階のCheck-in 2だ。いったん駅ビル中央に戻り、Check-in 2のサインに従ってエスカレータからCheck-in 2へ行くと、TGのチェックインカウンターは既にオープンしていた。でも、なぜかビジネスカウンターはクローズしている。(笑)
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●チューリッヒ・クローテン空港にて
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COOPで買ったお土産をバックパックに入れ、ロックとレインカバー、目立つように赤色のコンプレッションベルトを巻いて預け入れ荷物のパッキングをしてからチェックインカウンターに向かう。果たして私の語学力でシートの変更はできるのか?
私:ハロー、チェックインお願いします
係:ハロー、かしこまりました
私:ところでBKK-KIX間の席を通路側に変えてもらえますか?
係:(コンピュータを叩く)すいません、いっぱいです
私:2月に3●J(通路側)に変更してもらっているはずですが
係:(再度コンピュータを叩く)64列目ならありますが
64列目ということは、一番後ろの調整席か?
私:・・・このままでいいです、ありがとう
コールセンターには3つのフライトの座席変更をお願いし、承諾を得たにもかかわらず結局1つしか変更されていなかったことになる。酔って発券した私にも非はあるが・・・。
※マウスオーバーでZRH-BKK、BKK-KIXのボーディングパス
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荷物もなくなり、ボーディングパスも手に入れ、ホッとしたのでトイレに向かう。
チェックインカウンター側のトイレに入ると便器にハエが止まっている。というのは嘘で、便器にハエの絵が描かれているではないか。
ここを狙えってことだろうか?(笑)
トイレを済ませた後はおみやげもの屋を覗く。元々物価が高い上に空港というロケーションで更に高い。スイスらしいおみやげにカウベルでも買おうかなと思ったが、キーホルダーのようなものでも千円以上する。やっぱいらない。(笑)
することがなくなったので、チケットチェックを通る。女性係員に搭乗券とパスポートを手渡すと、日本語で「コンニチワ」と笑顔で言われる。とっさにドイツ語が出てこないので、「ハロー、サンキュー」と笑顔で答える。
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Sprungliがあったので評判のLUXEMBURGERLI(マカロン)とカウベル付きのチョコレートを買う。ここは箱入りが用意されていたので迷う必要はないが、手持ちの現金では足らないのでクレジットカードで支払う。ここでも日本円かスイスフランの選択があったが、今度はスイスフランを選ぶ。後日の引き落としは1CHF≒94.8JPYで、グレーシャパラダイスの時より1CHFあたり5.5JPYもレートが良かった。
プチ迷子になりながら、分かり難いEゲート行きの看板を見つけ、エスカレータを降りるとイミグレーションがある。珍しく若い女性係官で、ここでもスタンプを押してくれた。
写真のようにスタンプは飛行機の絵が付いているが、車で入国したら車の絵なのだろうか?
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ここでもTG971便のゲートと時間変更等をチェックする。もっとも変更があったからといって今更引き返せないが・・・。(笑)
サインに従ってゲートE行きシャトル乗り場に向かう。
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シャトルは地下を通って離れ小島になっているゲートEに向かう。
到着した時は期待と不安でいっぱいだったが、今は達成感からくる安堵と、旅が終りに近づいている寂しさが入り混じっている。
ゲートEに到着すると、エスカレータで2階に上がりセキュリティチェックを受け、免税店で残ったスイスフランを使い切るのにチーズフォンデュを買う。
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いったん搭乗ゲートまで行き、場所と搭乗機がスポットにいることを確認して3階に上がる。
そして魔法のカードが使えるパノラマラウンジに入る。KIXやBKKと異なりそこそこ利用者が多いが、何とか窓際に空席を見つけて陣取る。
まずはビールでひと息つく。
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ここのラウンジはビールもワインも充実している。もちろん、ソフトドリンクも取り揃えてある。
スタッフもテキパキと動いていて、頻繁にビールやワインの補充や、テーブルを回って空いた皿やグラスを下げている。
客層も今まで入ったラウンジより上品に感じる。
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ワイン通ではないが、せっかくなのでワインをいただく。
赤ワインは別だが、そもそも白ワインより冷酒の方が好きなのだが、ここの白ワインはどれもおいしい。
ついつい何杯も呑んでしまった。
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パノラマラウンジから見えるスイス・インターナショナル・エアラインズ。もちろん、チューリッヒ・クローテン空港のフラッグシップ・キャリアだ。
引き続き白ワインに舌鼓を打ちながら、メモや小遣い帳をつける。
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●TG971便
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ボーディングパスに搭乗時間が12:50と印字されてあるが、余裕を見て12:30にホロ酔い気分でパノラマラウンジを出る。
しばらく待って13時ちょうどに搭乗が開始される。私は13:07に最後のグループで搭乗する。
KIX-BKK間のフライトでここ何回か続いている遅れて搭乗してくるバカ若者などいる訳なく、ドアクローズは13:20、プッシュバックは定刻通り13:30、そして13:46に離陸する。
実にあっけなくスイスとのお別れとなった。
TG971便の機材はAirbus A340-600 (346)、機体番号:HS-TNB、製造番号:681、登録:2005/07となっている。
※マウスオーバーで搭乗の様子
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13:55にシートベルト着用のサインが消える。
座席は唯一変更できた左側前方の2列シートの通路側で、運良く隣は若い女性だが、右側の2列シートが何列か空いているので、CAさんに断ってガラガラの席に移動する。さしずめ”花より団子”ってところか。
2列シートなので”エコノミーファースト”とはいかないが、それでも2席を自由に使えるので”エコノミービジネス”にはなる。(笑)
そして。
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往路に引き続き、復路でも日本線ではお目にかからないメニューが配られる。
メインがポークのグリーンカレーか、鶏むね肉のシャンピニオン・クリームソース。
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14:00にドリンクのサーブが始まる。
さすがにこれ以上呑むとお腹がちゃぷちゃぷになるので飲み物はパスする。
続いて14:30に食事のサーブが始まる。
私が選んだのはポークのグリーンカレー。ラウンジでは呑んでばかりいたので、メインの辛さ少し控え目なグリーンカレーは美味しくいただいた。
ただ、見た目より少食な私はパンとケーキは残した。残念ながら私にはケーキが入る別腹はないのだ。(笑)
食後、しばらくすると消灯されて強制睡眠時間となる。ホロ酔いの私にもドロロン睡魔くんがやって来て、知らぬ間に気を失っていた・・・。
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