イメージキャラの「たいようくん」です

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2011年8月27日〜30日 スイス(ツェルマット、チューリッヒ)

丸シリーズ第一弾〜女王に会いたくて〜


目次|まえがき|1日目2日目(1) (2) (3) (4)3日目(1) (2)4日目おまけ(1) (2)

まえがき ※ダラダラと長いので興味のある人は読んでください。


●2月

【いきさつ】

すでに今年はチェンマイシアトル行きが確定している。

何となく、タイ旅行はぬるま湯に浸かっているようで、最近ワクワク感がなくなっている。そこでもう一度原点(?)に戻って、核になるような目的を持って、短期間で弾丸で行けそうな場所を探す。ただし弾丸といっても、家庭を持つサラリーマンとしては安全な旅でなければならない。

そして栄えある弾丸シリーズ第一弾(←第二弾以降もあるのか?)は、かねてから見たかったアルプスの女王・マッターホルンに会いに行くことに決めた。

次に日程を決めて費用の算出だ。日程は8月の最終週で、有給休暇を2日絡ませ、3泊4日で費用のシュミレーションを行う。

【航空券の購入】

私の場合、ホテルにはこだわりがないため、費用の中で1番ウェイトを占めるのが航空券代で、短期日程の場合はその比率が高くなる。逆に言えば、これさえ決まれば総予算が見えてくるのだ。但し、エアラインはマイレージの関係で、スターアライアンス加盟が必須条件となる。

スターアライアンス加盟の航空会社の航空券を調べていくうち、北回りの直行便や欧州経由便は値段が高く、時間がかかって不便な東南アジア系の南回りの路線は安いことが分かってきた。発想を変えてアメリカ大陸経由を検索してみたが、航空券はバカ高くて現地滞在時間がほとんど無くなる。当然だ。(笑)

時間との兼ね合いもあるが、低予算の私にとっては南回りが現実的で、その中でも乗り慣れたタイ国際航空(以下TG)の関西空港(以下KIX)−バンコク・スワンナプーム空港(以下BKK)−チューリッヒ国際空港(ZRH)のルートが最も安い。普通の人は遠回りで不便と考えるだろうが、BKKでの乗り継ぎ時間を利用してマッサージやタイ料理も楽しめるのは、私にとってはポジティブな条件となる。(笑)

マイレージ単価、予定されている機材から、このルートを暫定的に第一候補として、チェンマイシアトル旅行から帰ってから、本格的に検討するつもりだった。ところが、燃油サーチャージが値上げする直前の2月15日に発券してしまった。というのも飲み会からの帰宅後、酔った勢いで発券してしまったのだ。(笑)

後日、Eチケットを確認すると支離滅裂なシート予約をしていて、よく行き先や日程、便を間違わずに予約したものだと感心した。(笑)

その支離滅裂なシート予約も、後日TGに電話をかけて変更してもらった。これはこれで後日一悶着あるのだが、それはまた別の項で。

その後燃油サーチャージだけでなく、航空券も値上がりをして、最終的に同じ予約クラスで3万円ほど高くなった。酔った勢いでの発券であるが、ずい分安く買えたことでこの航空券はこの先酔拳、いや、酔券と呼ばれることとなる。(嘘)


●5月

【スイスって?】

マッターホルンを見にスイスに行くことは決めたが、スイスのことはほとんど知らない。

永世中立国、時計、ビクトリノックス、アルプスの少女ハイジ、国連、チーズくらいしか思い浮かばない。そもそも首都はジュネーブ?チューリッヒ?というレベルだ。(ちなみに首都はベルン)

今回は滞在時間が30時間ほどなので、節約のためガイドブックは買わず、県立図書館や市立図書館でガイドブックを借りて予習をすることにした。G/W後半に最初の本を借りて以来、2週間毎に図書館に通い続けることになる。

当初図書館に行くのが億劫だったが、通い始めるとガイドブック以外にも読みたい本があったりしてつい借りてしまう。借りた本を返しに行くとまた借りてしまう。すっかり図書館スパイラルに陥ってしまった。(笑)

ちなみに図書館スパイラルは、今も継続中だ。

【ホテルの予約】

シアトル旅行から帰り、チェンマイ旅行とともにレポをほったらかしてホテルの確保だ。

スイスは日本並みかそれ以上に物価が高く、ホテルも例外なく高い。宿泊先は、値段と後述する鉄道パスとの絡みもあって、チューリッヒ空港エリアで探し、値段とネームバリューからホリデイイン・エクスプレス・チューリッヒ・エアポート・ホテル(以下ホリデイイン)に決める。

ホリデイインはPriority Clubというインターコンチネンタル・ホテルグループの会員プログラムに入会すると、最安値で利用できるということなので入会する。

ログインして8月28日〜29日の1泊2日で検索すると、最安値は\10,800で、他のサイトより若干だけど確かに安い。(出発前には倍近い値段になっていたが・・・)

ところが、今まで使ったことがない大手ホテル予約サイトで検索したところ、とんでもない安値が出てきた。半信半疑であったが、見つけた翌日の5月22日に予約を入れ、即日予約OKの返事が来た。ということは、Web上の表記ミスではないようだ。まさかドミトリーか布団部屋?結果は旅行記の中で。

ちなみにPriority Clubは最安値保証をしていて、ここより安いところがあればその金額にするということだが、この大手ホテル予約サイトに圧力がかかる可能性があるので、大手ホテル予約サイトの名前は伏せておく。


●7月

【スイス・トランスファーチケットの購入】

今回の目的地、マッターホルンを見に行くのはツェルマットという町で、チューリッヒ空港から電車で約3時間半ほどかかる。

スイスの電車は、日本並みに綺麗で時間に正確なようだが、前述の通り物価が高い。2等で往復238CHF(約\23,000)、1等で396CHF(約\38,000)もする。日本−バンコクの格安航空券(諸税を除く)と変わらない。

ところが、旅行者向けにいろんなパスが出ていて、その中のスイス・トランスファーチケットは、国境もしくは国際空港から目的地までの単純往復が、2等で約\12,000、1等で約\18,000で買えるのだ。

ホテル代が安くついたこと、長時間移動の疲労を考慮して、贅沢に1等のスイス・トランスファーチケットの購入を決める。

後述のルートで使用できることを確認して、7月18日に欧州エキスプレスから購入する。代金は\17,072+送料\700の\17,772で、チケットは宅急便で7月21日に届いた。

【暫定スケジュール】

雨が降ったらとか、飛行機や電車が遅れたらなどと、ネガティブな事を考え出すとキリがないので、すべて時刻表通りに進むと仮定してスケジュールを決める。

8月27日(土)

自宅 (車) 山陽IC 05:33(関空リムジン)08:35 KIX 11:45(TG623)15:35 BKK (ARL) バンコク市内<マッサージ、タイ料理を満喫> (ARL)21:00 BKK

8月28日(日)

BKK 00:30(TG970)07:25 ZRH (電車) ツェルマット (登山電車) ゴルナーグラート<展望台、トレッキング等、マッターホルンを満喫> (登山電車) ツェルマット (電車) インターラーケン・オスト<ユングフラウを見る?> (電車=ゴールデン・パス) ZRH (シャトルバス) 23:00 ホテル

8月29日(月)

ホテル (シャトルバス) ZRH (電車) チューリッヒ<市内観光> (電車) 11:00 ZRH 13:30(TG971)

8月30日(火)

(TG971)05:30 BKK 11:00(TG672)18:30 KIX 19:35(関空リムジン)22:35 山陽IC (車) 自宅

8月28日(日)のスケジュールは、いつものように欲張って詰め込んでいるが、マッターホルンを拝むことが最大の目的なので、インターラーケン・オストに寄ってゴールデン・パスに乗るというのは、飛行機の早着や天候等の理由で時間に余裕ができた場合のオプションだ。

もっとも時間に余裕があったとしても、マッターホルンが気に入れば、ツェルマットにギリギリ(18時頃?)まで滞在するかもしれない。あくまでも暫定スケジュールなので、気の向くままに臨機応変に対応しようと思う。

【バスチケットの購入】

神戸空港−関西空港間のベイシャトルが4月以降、往復割引の廃止&値上げをしたため、今回は自宅−関西空港間を関空リムジンで移動することにした。

往復割引の\7,500(片道だと\4,200)はJRとほぼ同等だが、乗り換えがないのがいい。私の場合荷物は少ないけど、スーツケースを抱えて駅のホームの移動は大変だと思う。

出発の1ヶ月前からネット予約ができ、往路は座席指定できるけど復路は便指定のみで、5日以内にローソンかファミリーマートで決済を行う仕組み。私の場合は7月28日に予約して、7月31日に近所のローソンまで出向いてLoppiで必要事項を入力し、プリントアウトしたものをレジに持って行き、現金を払ってチケットを受け取った。

ネット予約できるんだから、決済・発券までネットで完結できるようにしてもらいたいものだ。


●8月

【円安スイスフラン高】

円高に歯止めをかけるべく、政府がいきなり円売りをして、1CHFが95〜97円で推移していたものが10円くらい円安スイスフラン高になる。

日本経済のためとはいえ、何もこの時期に介入するなと毒を吐くが、結局の政府の思惑は失敗に終わり、すぐに元の95〜97円に戻る。余談だが、9月にスイス政府が徹底的に為替介入して、85〜87円台になり、為替差額もあるが、日本とスイスの政治家の能力差に悔しい思いをする。

【ホテルのリコンファーム】

お盆休み恒例の、キャンプと両親の実家(高松)への墓参りが終り、旅行モードに頭を切り替える。

まず、宿泊費があまりにも安く、予約がちゃんと入っているか気になっていたので、直接ホテルに予約確認のメールを送ってみる。

ホテル到着は23時頃の予定で、そんな時間に予約が入っていないなんてことになったら目も当てられない。心配し過ぎかもしれないが、不安はできる限り事前に取り除いておきたい。

会社が始まった8月17日に帰宅後メールを入れると、レスポンスは早くて、1時間後には予約できている旨の返事が来た。これでひと安心。

【出発準備】

今回の旅は短期間というのもあって、特に往路は時間との戦いだ。荷物が出てくるのを待つ時間も惜しいので、往路は預け入れをせずに機内持ち込みにする。と言ってもいつも通りなのだが・・・。

パッキングは8月20日に行う。いつもと大差ないけど、トレッキングする可能性があるので、ショルダーバックが邪魔なような気がするのだが、その時に考えることにする。

【今回の荷物】

今回の荷物

今回の荷物のショルダーバッグ(左)とバックパック(右)。

ショルダーバッグはシアトル旅行の時にで衝動買いしたもので、主に身の周りのものを入れておく。

バックパックは、着替えや雨天時のジャケットなどが入っている。

体重計で量ると、ショルダーバッグが2.5kg、バックパックが6.4kgの合計約9kg。機内持ち込みは問題ないだろう。

バックパックの中身

バックパックの中身。

1.タオル2枚。

2.長袖の厚めのシャツ。

3.ゴアテックスのジャケット。

4.ダウンジャケット。

5.予備の靴下、下着類。

6.着替えとパジャマ代わりのTシャツ&短パン。

8月とはいえ、訪問予定の展望台は3,000m以上の高地である。防寒着が2.と4.だけでは心許ないが、天然の脱げない防寒着(皮下脂肪とも言う)で乗り切ることにする。

また、今回はホテルには1泊で洗濯ができないため、下着類も日数分用意した。往復とも、トランジット先のバンコク・スワンナプーム空港内で着替えるつもりだ。

ショルダーバッグの中身

ショルダーバッグの中身。

1.機内用のスリッパと膨らませる枕。

2.財布。

3.パスポート、現金等の貴重品入れ。

4.アイマスク、イヤーウィスパー。

5.ノイズキャンセラー・イヤフォン。

6.ファーストエイド。

7.ティッシュ、ウェットティッシュ2種。

8.見難いけどサングラス。

9.デジカメ。

10.メモ。

11.充電器、予備バッテリー。

12.自作ガイドブックとバウチャー類。

今回の秘密兵器は、5.のノイズキャンセラー・イヤフォン。前から気になっていて、機内での騒音にどこまで効果があるか分からないため保留にしていたが、前回のシアトル旅行の機内で、往復とも乳幼児の泣き声で熟睡できなかったため購入を決意した。

12.の自作ガイドブックとバウチャー類は、日毎にクリアファイルに入れて分けている。他にガイドブックの必要なページをコピーしたものもある。

【気になる天気】

台風

出発日の8/27はまだ南の方なので問題ないが、帰国日の8/30にどうなっているかが問題。

結果的に左の11号を避ける航路を取ったものの、フライトに大きな影響はなかった。

しかし、右の12号はご存知の通り、帰国後岡山に上陸したのをはじめ、全国に大きな傷跡を残すことになった。

ツェルマットの天気予報

出発1週間前くらいからツェルマットの天気予報を眺めていたが、ずっと雷雨の予報だった。

でも、日頃の行いが良いのか、出発が近付くにつれて雷雨→雨→小雨→曇→晴と見る度に良くなってくる。

それにしても左の表の一番下にある、グレーシャーパラダイスの昼過ぎで48km/hの風と、0℃という気温って・・・。

もっともこの時点でグレーシャーパラダイスに行く可能性はほとんど無かったのだが、まさかここに行くとは思ってもみなかった。

チューリッヒの天気予報

8/29はチューリッヒの街歩きをする予定なので、こちらもチェック。

前後の日も晴れマークなので、チューリッヒは問題なさそう。

今回は修行のように移動に時間を費やす旅だが、長期休暇が取り難いサラリーマンでも、ピンポイントで観光できるかどうかという試みでもある。

最初の頃のように期待と不安に胸をときめかせ、恥ずかしがり屋の女王様(マッターホルン)に会いに行ってきます。


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