●08:56 朝食
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ここからは時計を17時間戻して現地時間で。
案の定ぐっすりは眠れなかった。イヤーウィスパーをしていたが、それでも乳児の泣き声はずっと聞こえていた。いつまで泣いていたのだろう?大丈夫だったのだろうか?
私は寝てたわぁ・・・(爆)
シェードを上げると明るくなっていて、眼下には海が光っている。アリューシャン列島を過ぎ、アラスカ湾上空のようだ。
2回目の機内食はオムレツの1種類のみ。これははっきり言って美味しくない。ここで非常食のベルギーワッフルを片付けておく。
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食後しばらくすると陸地が見えてきた。
フィヨルドの入り組んだ海岸線をしばらく飛行する。標高はどれくらいだろうか、眼下の雪山が近くに見える。
バンクーバー島のストラスコーナ州立公園だと思うが、美しい景色にしばらく見とれる。長時間のフライトの疲れも、これで少しは和らいだ。
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●10:26 着陸、10:32 スポット着、10:36 降機
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AC004便は定刻の10:05より少し遅れて、干潟のような遠浅の湾をかすめるように、バンクーバー国際空港に着陸した。
55番ゲートから降り立つ初めてのバンクーバー国際空港は、ガラス張りでとても明るく感じた。案内に従って進んでいくと、クラゲでいっぱいの水槽があったりする。
オリンピックがあったばかりなので、とても綺麗でした。真央ちゃんたちもこの空港に降り立ったのよね〜!
乗り換え時間が5時間近くあるのでカナダに入国することも考えたが、9.11のテロ以来面倒になったと言われるアメリカへの入国も、この空港も初めてということもあって、今回は安全策をとってアメリカに入国することにした。
大半がカナダ入国に向かう中、私たちの他に数人がアメリカ入国の通路に向かう。階段の手前で必要書類のチェックがあり、フレンドリーな係官で多少緊張が和らぐ。
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●11:03 カナダでアメリカに入国
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階段を降りると先ずセキュリティチェックだ。パスポート、税関書類、搭乗券の他、バゲージクレーム・タグの提示も求められる。
靴まで脱がされX線検査を行う。家内は機内食に付いていた水を没収され、私は金属探知機が反応してボディチェックを受ける。
預け入れ荷物の画像を見せられ、お前のものかと聞かれる。これでセキュリティチェックを通過。次は入国審査だ。
入国審査官は年齢不詳のでかい黒人女性。
予め家内は予習をしていたが、質問は二人一緒に行われた。
滞在日数、滞在目的、次の行き先等を質問され、後は両手の指紋をスキャンして終了。入国印が押され、3か月の滞在許可が出る。
もっと厳しいかと思っていたが、15分くらいで無事アメリカに入国完了。でも、ここはカナダなんだけど・・・。
そうそう!別々に尋ねられたら志村けんのCMのように聞き返さないといけなくなるので、一応練習をしておきました。一緒で良かったわ!(笑)
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●11:56 PLAZA PREMIUM LOUNGE
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入国審査を抜け、時計を見ると1つ前の便に間に合うかもしれないと、フライト案内をチェックするが現在時刻と私の時計が異なることに気付く。サマータイムだった・・・。
そもそも到着が遅れたのだから間に合う訳ないのだが、ただでさえ回転数が低い頭が、寝不足でさらに回転が落ちていたようだ。
ひと通り免税店を覗いて、PLAZA PREMIUM LOUNGEに入る。アメリカ側のラウンジにはアルコールは無いようで、軽く昼食をいただき、メールをしたり、インターネットをして過ごす。
結局ラウンジには2時間くらい居たが、利用客はほとんどいなかった。
お菓子が結構あっったので、スイーツ女子の私は何度もおかわりをしてしまいました。カップ麺も置いてあって、外国人の男の人が食べてました。ここでカップ麺かよー!(笑)
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●14:42 搭乗、14:58 ドアクローズ、15:01 プッシュバック、15:16 離陸
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14時頃、離れ小島のようなEコンコースの95番ゲートに移動する。ここは小型機専用のコンコースで、搭乗時間になると職員がやってきて、肉声で搭乗開始を告げる。(笑)
同乗者に恐ろしいくらい巨漢の男性がいて、予想通り1D,Fの2席を1人で使っていた。シートベルトはどうしたのか、座席は2人分買ったのかは不明。
そうなの。それが気になって仕方なかったです。(爆)
私たちは3A,Cに座る。手荷物はコンソールに入らないので、シート下に入れる。YVRを15時発のAC8097便は、De Havilland Dash 8-300という、主翼が上に付いた高翼のプロペラの双発機。プロペラ機初体験だ。
誘導路から滑走路まではブィ〜ンという軽快なプロペラ音で、結構なスピードで滑走する。滑走路に着くと、思っていたより力強い加速であっという間に離陸した。
滑走路に着くまでの間も、凄いスピードだったので、「いつ飛ぶのかしら・・・?」と思いつつ、目を瞑っていた私です。(笑)
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●15:39 浮き橋上空
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CAさんはダンディな白人男性。英語とフランス語でアナウンスをしていた。ドリンクサービスは水だけで、CAさんが片手にカップ、片手にペットボトルを持ち、いる人はカップを取ると水を注いでくれるというやり方だ。
離陸後、しばらくは海上を飛ぶが、YVR-SEA間は200kmほどしかないので、30分も飛ぶとシアトルの上空に達する。
今回訪問する予定はないが、ワシントン湖に架かる浮き橋(Lacey V. Murrow Memorial Bridge)が眼下に見えた。
私たちの座席は左側の3A,Cだが、右側のシートだったらセーフコフィールド(Safeco Field)が見えていたと思う。
帰りも左側のシートだから、復路で見えるからいいや、とこの時は思っていたのだが、結局上空から見ることはできなかった。
その話は5日目の中で。
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●15:41 航空博物館上空
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高度も下がってきて、航空博物館(Museum of Flight)上空に達する。
事前に見ていたGoogleマップを再現しているようだ。こちらの方がリアルなのだが。(笑)
航空博物館の話はこちらで。
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●15:44 着陸、15:49 スポット着、15:50 降機
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そうこうしているうちにAC8097便はシアトル・タコマ国際空港(通称シータック空港)に無事ランディング。
誘導路をスポットに向かっている最中になぜか急停止する。すると左方向からジェット機が轟音を轟かせて離陸して行った。どうやら信号待ちだったようで、滑走路を横切るように誘導路があるようだ。(笑)
N13番ゲートから歩いて北サテライトに入り、バゲージクームの案内に従ってシャトルに乗り、メインターミナルへ移動する。
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●16:02 バゲージクレーム
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バゲージクレームに着き、心配していた荷物もちゃんと乗り換えていたようで、迷子になることなくすんなり出てきた。
ほぼ満員だったとはいえ、小型機ということもあって、バゲージクレームでの待ち時間はほとんどなかった。
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荷物をピックアップして、エレベータで2階に上がる。
写真はメインターミナルと駐車場をつなぐ連絡橋で、この先のドアを出ると結構寒い。
寒がりの私は、早速リュックの中からダウンジャケットを出しましたわ。
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●16:10 Sound Transit Link Light Rail乗車
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シータック空港からダウンタウンへはSound Transit Link Light Rail(以下ライト・レイル)で向かう。券売機で終点のWestlakeまでのチケットをクレジットカードで買う。大人ひとり2.5USDと格安だ。
空港駅は空港ターミナルから500mくらい歩いたところにあるのだが、なぜ空港ターミナルに直結しないのだろうか?
寒冷地らしく外からボタンを押してドアを開け、車内に入るとボタンを押してドアを閉める。発車時はもちろん開かない。発車間際に駆け込み乗車しようとした黒人の若者がボタンを押すが、無情にもライト・レイルは発車する。すると若者は何か叫んでドアを思いっ切り殴った。何かアメリカみたいなシーンだ。(笑)
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●16:40 Stadium Station
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ライト・レイルは最初高架を走り、そのうち路面電車になったりトンネルに入ったりと、日本の感覚とは異なる乗り物だ。
外の景色や家並み、ハイウェイを走る車等、TVで見たまんまのアメリカだ。当然か。(笑)
寒いところなので、どこの家からも暖炉の煙突が出てる!家並みもとっても可愛い!
飽きずに車窓を眺めているとStadium Stationに到着。セーフコ・フィールドが目の前だ。
後で来るからな、待ってろよ!って、逃げないか。(笑)
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●16:55 Westlake Station
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Stadium Stationを過ぎると今度は地下鉄になる。まさに七変化だ。
これはダウンタウンの渋滞緩和のため地下道を掘り、バスとライト・レイルを走らせているのだ。さすがアメリカ、やることがでかい。
そしてついに終点のWestlake Stationに到着。エスカレータを使って地上に出る。
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●17:05 Warwick Hotelにチェックイン
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宿泊先のワーウィック・ホテルは4th Ave沿いで、地下駅から地上にはこの4th Aveに出るとばかり思っていた。
しかし、実際出た先は3rd Ave寄りで、そのことにすぐ気付かなかったため多少遠回りしたが、無事ホテルに到着。
レセプションでバウチャーとパスポート、クレジットカードを提示し、レジストリカードに記入してチェックインは簡単に完了した。
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●17:26 セーフコフィールドへ向け出発
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部屋に荷物を置き、観戦用の防寒着を持って部屋を出る。
外に出ると推定10℃以下の気温で寒いのだが、アメリカ人の肌は分厚いのか、それとも神経が鈍いのか、タンクトップ姿の人がいたりする。ただでさえ寒いのに、こういう姿を見ると余計寒くなる。
本当にいろんな格好の人がいて、ビックリ!(笑)
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●17:42 International District Station
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Westlakeの地下駅からバスに乗る。
平日のラッシュ時は、中心街を走るバスの料金は無料だ。しかもWestlakeの地下駅を走るバスは、必ずセーフコフィールドに近いInternational Districtを通るので、行き先を確認しなくても大丈夫なのだ。
早速やって来た2台分の長さがある連結バスに乗る。駅と駅の間はトンネルになっていて、バスもライト・レイルも同じ道を走っている。Westlakeから10分ほどでInternational Districtに到着。
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●17:55 セーフコフィールド
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International District地下駅から地上に出て、4th Aveを南下する。
途中、信号を渡って4th Aveの線路側を歩いていると、どうやらこちら側は歩行者が通ってはいけないようで、途中から草むらをかき分けたり、横断歩道のない道を突っ切ったりと、やっとのことでセーフコ・フィールドにアクセスする歩道に辿り着くことができた。やれやれ。
近くで見るととっても大きい!すごーい!本当に来ちゃったんだ!
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●17:58 看板選手と
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まずは入場券をゲットし、チーム・ストアで応援グッズを手に入れなければならない。通って来た道はセンター方向で、チーム・ストアはバックホーム側だ。遠い・・・。
途中でマリナーズの看板選手の文字通り看板と2ショットを写す。応援グッズを着用して撮り直そうと言っていたが、すっかり忘れていてこの写真しか撮っていなかった。(笑)
ふふふ!イチローとのツーショットよ!
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●18:05 チケットをゲット
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取りあえず初めてということで一番安いセンターの2階席の当日券を購入する。(大人ひとり8USD)
第2,3戦のチケットは予約しているので、いろいろ見て回って良さそうなエリアのチケットを最終戦で買う作戦だ。
チーム・ストアは、試合開催日の開場時間内はチケットを持っている人しか入れないようだ。入り口でチケットを提示し、持ち物検査をして入店する。日本人も結構多い。
チケットは切り取られないので、一度出ても再入場できそうだ。
応援グッズを買い、チーム・ストアの2階から、いよいよスタンドへ入る。
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