4日目 -1月4日(火)-
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■中国の洗礼を浴びながら帰国
●CA970便(シンガポール00:15-06:30北京)
23:47に搭乗する。。
自席は12J。前日まで隣りは空席であったが、すぐに乗り込んできた。
ビジネスクラスは2-2-2の配列が5列の計30席。そのうち24席が埋まっていた。往路で左舷最後部はスタッフ席と聞いたので、搭乗率は24/28ってことかな。
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ウェルカムドリンクはもちろんシャンパン。
00:02にドアが閉まり、00:05にプッシュバック、00:23にRWY02Cから離陸する。
すごく眠かったので、おそらく1時前に就寝したが、この機材はライフラットシートでしかも快適なポジションが決まらず、快眠にはほど遠い。
写真のようにパーソナルモニターも小さくて、ANAだとエコ並みのもの。無いよりはマシか。
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ぐっすりとは眠れず、4:45に起こされる。北京まで1時間ちょっとというところか。
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機内食は朝からヘビー。
メニューが配られなかったので内容は不明だけど、メインは鶏むね肉バジルソースグリルかな。左の皿とともに手を付けず、フルーツだけいただいて下げてもらった。
シンガポールでの積み込みだったが期待外れ。前回より明らかに質が落ちている。
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05:53にRWY36Rに着陸して、05:58にE31番スポットに到着。06:02にドアが開いて降機する。
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【CA970便諸元】
機材:A330-300、機体番号:B-6512、型式:A330-343X、製造番号:1087、登録:2010/03
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●北京首都国際空港-2-
悪評高き乗り継ぎへのサイン。
改善とか効率といった概念がなく、この日も06:08に乗り継ぎの列に並び、パスポートとボーディングパスのチェックを受けるだけで20分かかり、更に保安検査を通過するまでに30分かかって06:58にようやく再度制限エリア内へ。
途中ファランが「乗り換え時間のないから前に行かせてくれ。」というので前に行かせたが、途中係員に見つかりどこかへ連れていかれた。どこぞの人民のように無断ではなく、チャンと断って前に行かせたのだから問題ないと思うのだが。彼が無事目的の飛行機に乗れたのだろうか?幸運を祈る。
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07:01にビジネスクラスラウンジに入る。フリーWifiのパスワードを聞くが、「フリーWifiはない」と言う。「ファーストクラスラウンジではパスワードをくれた」と食い下がるが、「ない!」と言い張る。「ない!」のではなく、「知らない」んだろう!
ここで口論を続けても仕方ない。長時間いる訳ではないので諦めることにする。
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特に食欲もないのでフルーツをいただく。おいしくない・・・。
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かなり遠い搭乗口なので、少し早めの07:46にビジネスクラスラウンジを出る。
途中で朝日を見かける。晴れのはずなのだが、PM2.5ですごく霞んでいる。実は屋外だけでなく、この巨大な空港内も霞んでいて臭いも不快。
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搭乗機もいるのでひと安心。 |
07:59にE04搭乗口に到着。オンタイムの案内なので安心。
・・・とこの時は思っていた。
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前述の通りPM2.5に辟易しているのは我々旅行者だけではなかった。空港職員も防塵マスクのようなものをしている。
そりゃあ我々と違ってこの人たちは毎日のことだもんね。というか、こんな環境だと早死にするのは目に見えてる。
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08:10のボーディングタイムになっても何も始まらない。そして08:40発の出発時間になっても搭乗どころか何の案内もなし。
写真は08:50頃の様子で、乗客が搭乗カウンターに詰め寄っている。千歳空港の二の舞か?
ちなみに後ろに写っている09:50というのはE03搭乗口のもの。
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ところが09:06にいきなり搭乗開始となる。しかも玉石混合で優先搭乗なし。その上途中でPCがフリーズして、ようやく09:12に搭乗する。う〜、寒かったじぇ。
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●CA927便(北京08:40-12:40関空)
自席は2Lで右舷の窓際。
ビジネスクラスは2-2配列×3列の12席で11席が埋まっている。
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ウェルカムドリンクはお決まりのシャンパンをいただく。
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09:25にドアクローズするもなかなか出発せず、メニューが配られてオーダーが取られる。
メニューが配られたり、配られなかったり、その基準は何だろう?
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↓↓↓マウスオーバーでPM2.5に霞むエプロン↓↓↓
09:58にようやくプッシュバックされる。
デ・アイシングカーで氷を溶かしていたり、マウスオーバーのようにPM2.5でエプロンが霞んでいる。
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タクシー中に中国南方航空のA380を発見。
後で調べると中国南方航空はA380を5機保有だとか。
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↓↓↓マウスオーバーで後続機↓↓↓
10:30にようやく滑走路へ。
マウスオーバーのように後続機が多数。
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10:32にRWY36Rから離陸する。
PM2.5の境界線を越えると上空は快晴。
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↓↓↓マウスオーバーで映画のお供↓↓↓
中国国際航空で唯一良かったのは「君の名は。」が観られたこと。噂に違わぬストーリーで面白い映画だ。
マウスオーバーのように映画のお供にシャンパンをいただく。
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朝食は過去二回中華で失敗してたので洋食を選択。結局当たりは入っていないことが判明した・・・。
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ここから時計を1時間進めて日本時間で。
今回はずっとシェードを降ろしていたので景色を見ることができなかったが、13:30にシートベルトサインが点灯してシェードを上げると鳴門海峡大橋まで来ていた。
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↓↓↓マウスオーバーで到着ゲート↓↓↓
13:45にRWY24Lに着陸、13:48に32番ゲートに到着、13:50にドアが開いて降機する。
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【CA927便諸元】
機材:Boeing 737-800、機体番号:B-1909、型式:737-89L、製造番号:40022/4681、登録:2013/11
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●関西国際空港-2-
ウィングシャトルに乗り、13:57にイミグレに到着して待ち時間なしで無事帰国。バスは14:05発なのですぐに荷物が出てくれば間に合う可能性がある。
しかしファーストバゲッジが出て来たのは14:03。これでほぼ絶望。しかも私のリモワが出て来たのは14:10で万事休す。荷物をピックアップしてそのまま税関に向かい、14:11に制限エリアを出る。
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↓↓↓マウスオーバーでお神酒とステッカー↓↓↓
取りあえずバス乗り場に近い北側のベンチに座り、洗濯物をリモワに移し替えようとスーツケースを開けると、ビールが漏れている。不幸中の幸いか、買い物袋にくるんでいたので、スーツケースへのダメージは少なかった。
トイレに持ち込んで中身は捨て、穴の開いた缶ビールはゴミ箱へ捨てる。
お正月とあって写真のように巫女さんが巡回していた。欲しそうな顔をしていたのか、私にもお神酒をくれる。
その後は2階に上がってローソンでおにぎりを物色するがまさかの売り切れ。エアロプラザのローソンに意地でおにぎりをゲット。
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●帰宅へ
↓↓↓マウスオーバーで車内↓↓↓
15:40頃11番乗り場に行く。予約の乗客もそこそこいて、私のような遅延組を含めた一般客も多い。
最終的に全員乗車することができたが、乗れない可能性もあったので冷や冷やものであった。
定刻通り16:05に発車。38席あるが30席くらい埋まっていそう。
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車内でおにぎりを食べ、うとうとしているうちに別所PAに到着。18:03から18:15までトイレ休憩を取る。
簡体中文で書くと岡山、山陽、関西等はこんな字になるのね。せっかくの漢字をこんなことにして、漢字を捨てた韓国とともに学力の衰退、ひいては国力の低下に繋がると考えるのは私だけではないと思うけど。
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定刻通り19:12に山陽ICバス停に到着。
迎えに来ていたあしてんままの運転で19:15に出発、19:23に帰宅して今回も無事に旅を終えることができた。
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-あとがき-
兎にも角にも中国によって満足度の低い旅行となった。主たる要因の一つ目は中国国際航空、二つ目は北京首都国際空港、三つ目は中国人。
一つ目のCAはPEK-SINのCA975便以外は機材が良くない。機内食はKIX-PEKのCA928便以外は食べる気もしないメインという、ビジネスクラスであるまじき内容。CAだから期待はしていないけど、それを割り引いてもひどいものであった。言い方を換えれば値段なりということであるが・・・。
二つ目の北京首都国際空港は、乗り継ぎ、イミグレ、保安検査、ラウンジ等、すべてにおいて乗客のために仕事をしている人は皆無。高圧的で効率など一切無視、どこも待ち時間が多い。またPM2.5の人体に与えるダメージは深刻で、僅かな滞在時間であったが鼻や喉が痛くなった。今後循環器系の病気が増えてくるのは間違いない。
三つ目の中国人は今さら説明不要。傍若無人な振る舞いは世界中で指摘されていること。
逆に良かった点は、評価の低かったチキンライスの評価を見直すことになったこと、あたりまえだけどコンラッドが良かったこと。人工的なものであるがイベントがなかなか良くて、シンガポール自体を少し見直した。
さて、明日から仕事始めで、明後日から人生初の入院生活となる。
-おしまい-
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本日の歩数
歩数:10,831歩、消費Cal:440Kcal、距離:8.6km
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