チャオプラヤー川にて
心配その1 子どもたちのこと 今まで学校のある日に家を空けたことがなかったので、最初はとても抵抗がありました。 でも、主人といろいろ話をしているうちに、「子どもを置いて旅行に行けるかも・・・」と思うようになり、子どもたちと相談しながら私たちが留守中の当番等のプランを立て、その時の子どもたちの頼もしい言葉に安心して出かけられることができました。 帰ってくると予想外にきちんとやっていたようで、普段はだらけている子どもたちに刺激を与えたとともに良い経験になったようです。たまに子どもを放って出かけるのも子どもの自主性や自立心の向上にいいかもしれませんね。 心配その2 飛行機に乗ること 今まで飛行機に乗ったのは新婚旅行の時のみです。その時はエアポケットだったのか、いきなり数メートル(数十センチだったかも?)落下するように降下した恐怖体験があり、いまだにあの大きな鉄の塊が何で空を飛べるのか、不思議で仕方がなくてとても恐怖でした。 生きて帰ってこれないかも(大げさですが)と家の片付けと掃除をし、ミクに保険証書や預金通帳(ほとんどないけど)のある場所も教えておきました。(笑) ケイスケから「飛行機が堕ちる確率は毎日乗り続けて500年に1回と言われたけど、それでも心配なんだもん。 往路は逆風に向って飛ぶせいか、離陸直後から到着1時間くらい前まで揺れました。帰りはまったく揺れず安心していられましたが、それでも離着陸はやっぱり緊張しました。 今回は無事に生還できたので、次回無事生還できる可能性は499年と363日に1回になったかもしれませんね。(笑) (数学的には同じ確率でしょうけど。) 心配その3 迷子にならないか 普段から近所のお店でも主人とすぐはぐれてしまう私です。特にチャトチャック市場(ウィークエンドマーケット)は迷子になると見つけるのが難しいと主人から脅され、迷子になったらどうしよう・・・と思っていました。自分なりの対策としては、欲しいものがあったら黙って立ち止まらず、必ず「ちょっと待って!」と主人に言うことにしました。 もし迷子になってもタイ語はおろか英語もろくに喋れないもん。もちろん携帯は通じないし。(笑) その甲斐あって、何とか迷子にならずにすみました。
タイ人の運転って・・・
タイ人はせっかちなのかみんなスピード狂です。バスもタクシーも、もちろん普通の車も凄いスピードです。
空いていれば一般道も高速も関係ないくらい飛ばし、「このスピードでこの車間距離はないでしょう!」って感じです。
私はタイでは車の運転はできないなぁ、と思いました。(汗)
主人が観察していたところによるとタイの運転にもルールがあって、割り込むことや車線変更してくることを想定して運転しているようだと言っていました。歩行者も渡れると思ったら止まらずに進めば車の方が避けてくれるそうで、下手に躊躇するとかえって危ないらしいです。(主人もそうだから分かるそうです。)
ウィンカーは割り込めるスペースがなくて入れてほしい時につけ、割り込める時はつけないそうで、ウィンカーをつけると必ずといっていいほど入れてくれるそうです。おもしろいのは信号のない交差点を直進するときはハザードランプをつけて通過していたそうで、左右から来る車には意味がないと笑っていました。(タイは日本と同じ左側通行です。)
そうそう、忘れてはいけないのが、タイで走っている車はほとんどが日本車ということです。
(TOYOTAがダントツ!)タクシーはすべてカローラ(今の型)です。
道だけ見ると「ここは日本かしら?」と思ってしまうくらいです。
日焼け対策について
ほとんどのタイ人は帽子を被っていません。
季節が冬だったから、タイ人にとっては寒い(正確にはあまり暑くない?)からなんでしょうか。
私は帽子(もちろん顔が隠れる)、長袖の服、更に日焼け防止の手袋までする重装備でした。
(色白だからではなく、後が大変だからです。)
その格好がどれだけ周りから浮いていたかは言うまでもありません。(爆)
国王を慕う国民性
現在の国王は歴代国王の中でも、とても国民に愛されている方だそうです。
街の至るところに国王陛下の写真が飾られています。(ビルにも巨大な写真が飾られています。)
アユタヤ→バンコク行きのバンのダシュボードの上にも陛下の写真が置いてありました。
夕方の6時には、駅などで国歌が流れます。みんな立ち止まらなければなりませんが、知らずに歩いていた私は主人に止められました。でも、それを知らないアメリカ人男性は何事か分からず、頭の上に?マークを浮かべながら歩いていました。国歌が終って状況が分かったようで、アメリカ国歌を口ずさみながら歩いていました。タイ人のあっけにとられている表情と共に、そのアメリカ人男性の行動がちょっと可笑しかったです。(笑)
楽しかったこと、面白かったこと
まずはいろんな市場(マーケット)に行ったことです。
市場は活気があって、美味しいもの、面白いもの、怪しいもの、見たこともないものなどがたくさんあり、それでいてとても安い! 大きいお店と違って値段が書いてありません。いくらなのか聞いて値段交渉をします。
それがまた面白いのです。いつもスーパーで買い物をしている私にとってはとても新鮮でした。
「市場って、お祭りの縁日みたい!」と主人と話しました。(笑)
それから、主人のレポにもありましたが、いろいろな乗り物に乗ったことです。
子どもの頃に走っていた木の床のバスから、近代的なBTSまで。
乗ったこともない船も3種類。「口の中に水が入らないように!」と主人から忠告され、ずっと手で口を押さえていました。(爆)
どれも日本にはないので、とても楽しく乗れました。酔ったのもあるけどね。(笑)
そしてタイ料理をいろいろ食べたことです。絶対に食べたかったのは「トム・ヤム・クン」です。辛くて酸っぱくてハマりました。
息を吸い込むと「ケホケホ」言ってしまいますが、それがまたいいのです。(笑)
タイ料理には本当にたくさんの野菜が入ります。中には「これはダメだわ・・・」と思う野菜もありましたが、どの料理もとてもバランスがいいように思います。太っている人が少ないのはそのおかげなんでしょうね。見習わなければ・・・
学生について
高2の娘がいることもあり、学生服を着た子に目がいく母でした。
男の子は日本とあまり変わらず、学生ズボンに半袖の白いシャツです。
女の子がちょっと面白いのです。上は白いブラウスに膝下のヒダスカート。そのスカートのウエストは総ゴムになっているので、腰骨あたりまでずらしています。いわゆるヒップハングってやつですかね。それでゴムを隠すためにベルトをしているのですが、自分のサイズにベルトを合わせていないので、ベルトの先が背中まで周っています。それを留めるのにクリップで留めています。面白い子は書類を留める黒いクリップ(ツマミが折りたためるぶん)で留めたりしていました。これが流行りなんでしょうか?(爆)
帰ってミクに写真を見せると「ふぅ〜ん」と言って笑っていました。
どこの国でも女子高生には諸事情があるようですね。(笑)
通信事情について
固定電話はあまり普及していないらしいのですが、その代わりに携帯電話はとても普及しています。
学生さんもみんな持っていました。Big-CやMBKにお昼時に行くと、店員さんが店先やカウンターでご飯を食べながら携帯で話をしている光景をよく見ました。日本では考えられないことですが、これも文化の違いでしょうね。
ネット環境はとても悪く、主人に言わせるとダイヤルアップ並のスピードで、ホテルからミクにメールを打つときも、うまく繋がらないし、仕舞いにはフリーズしたり落ちてしまったり・・・
文字をJapaneseにしても文字を打ち始めると、Chineseに変わってしまいます。仕方なくローマ字でメールを打ちました。何とか伝わったようですが・・・(笑)
今度行くときには、海外でも通話できる携帯になっているといいなと思います。
主人が機種変更するんじゃないかな?もちろん家計と相談ですが。(笑)
最後に
主人のテンションの高さは想像を絶するものがありました。(私が冷めていたという訳ではないのですが・・・)
いろいろ下調べをしているうちにそれは高まってきて、タイに入ってからは頂点まで来たという感じでした。
20年以上主人を見てきましたが、こんなに少年のようにキラキラした目をして、はしゃぐところを見たことがないような気がします。(笑)凄く楽しかったのでしょうね。
旅行中、これといって印象に残る会話をしたような気がしませんが、何かしら話をずっとしていたと思います。他愛のない会話でしたが、こんなに話をしたのは新婚旅行以来かもしれませんね。だって、私は、家事をしなくてよかったんですもの!(笑)
日常とは違う、2泊5日を過ごすことができて、とてもリフレッシュできた感じです。
いまだに旅行の話をしていると笑えることがたくさんあります。
旅行の費用も少し頑張れば行ける金額だし、「また行こう!」と日々努力したいと思います。
「何をって・・・」献立が1品減るのかな?そんなことをしたら、みんな怒るだろうなぁ・・・(爆)
-おしまい- |