-INDEX-
■1日目 -12月12日(土)-瓦そばとうなめしを食らい、角島を巡って元乃隅神社を詣でる
■2日目 -12月13日(日)-出雲そばを食らい、出雲大社を詣でる
■3日目 -12月14日(月)-千光寺に参り、尾道ラーメンを食らう
おまけ
■千春楽
■玉造温泉 湯之助の宿 長楽園
■おみやげ
-まえがき-
※今回は紆余曲折で”まえがき”が長くなったため、面倒な方は●今回のルートまで読み飛ばすか、1日目に進んでください。
●バースデイきっぷ
JR四国でバースデイきっぷというおトクな切符がある。誕生月に連続した3日間、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車が乗り降り自由というもの。お値段はグリーン車用が\13,240、普通車自由席用\9,680。は〜るばるきたぜ函館♪で電車を乗り継いで帰った時、のんびり鉄旅もいいなと思い、この切符を利用して四国を一周する”乗り鉄”のプランを密かに練っていたことが始まりである。
難点は、この切符は「JR四国の駅のみどりの窓口、ワープ支店、駅ワーププラザ及び四国内の主な旅行会社」でしか買えないこと。原則、四国に行かなければ買えないし、事前に列車の座席指定や観光列車の予約もできない。もちろん、切符のみの購入なのでGo To Travelの対象にはならない。
●どこでもドアきっぷ
そこにどこでもドアきっぷというものの存在を末娘から聞く。JR西日本全線乗り放題の2日間用と、JR西日本・九州・四国全線乗り放題の3日間用があり、細かいことは割愛するが、新幹線、特急、普通列車の自由席が乗り放題で、指定席に6回まで乗ることができるというもの。私が知る中で最強の切符である。2日間用、3日間用とも土休日用と平日用があり、グリーン車に乗れるプランもあるので合計8種類の料金プランとなる。料金は2日間の土休日用が\12,000、平日用が\15,000、3日間の土休日用が\18,000、平日用が\20,000。グリーン車に乗れるプランは何れもプラス\5,000。
私が選択したプランは、3日間の土休日用の\18,000。みどりの窓口で購入すればそのままの金額であるが、大手の旅行会社でも取り扱っているため、宿泊予約を絡めてセットにすればGo To Travelの対象となり、実質\9,000ということになる。
”どこでもドアきっぷ”にはお申し込みは2名様以上でという条件があり、あしてんままにお願いして、今回の日程(12月12日〜14日)ならということで了解を得る。当初は鹿児島の指宿から、新潟の上越妙高まで列車に乗りまくるという乗り鉄の旅であったが、もちろん拒絶される(笑)。
お蔵入りするのも悔しいので、ボツになった乗り鉄プランを記しておく。※赤字の列車が指定席で、普通に乗った時の概算は\73,820。
【1日目】
最寄駅05:54(山陽本線)06:12岡山06:51(新幹線みずほ601号N700系)08:11小倉08:33(特急にちりんシーガイア7号)13:08宮崎14:15(特急きりしま13号)16:23鹿児島中央17:12(指宿枕崎線普通)18:23指宿
【2日目】
指宿10:56(指宿のたまて箱2号)11:48鹿児島中央13:00(新幹線さくら404号800系)14:34博多15:02(新幹線さくら558号N700系)17:38新大阪17:46(特急サンダーバード37号)20:13金沢
【3日目】
金沢08:23(新幹線はくたか556号E7系・W7系)09:26上越妙高09:58(新幹線はくたか553号E7系・W7系)11:02 金沢11:23(特急能登かがり火3号)12:22和倉温泉12:56(特急能登かがり火6号)14:04金沢14:20(特急サンダーバード28号)17:00新大阪17:18(新幹線さくら567号N700系)18:07岡山18:28(山陽本線)18:46最寄駅
それからプランを何度も練り直し、南九州に絞って観光と乗り鉄の折衷案ができあがり、あしてんままの了承を得て、後は宿を押さえるという段階となる。Go To Travelの対象とするには宿泊と絡める必要があるので、あしてんまま経由で旅行会社に勤める友人に相談をかけ、Go To Travel in 沖縄@ひとり旅の準備に取りかかる。その頃から武漢ウィルスの第3波ではないか?と騒がれるようになり、沖縄に行った頃から感染者数の最多更新がされ始める。さすがに長時間の列車移動はまずいということでご破算となり、今回の自動車旅へなったのだ。
以下が何度も練り直した最終的なプラン。普通に乗った時の概算は\76,610。
【1日目】
最寄駅05:54(山陽本線)06:12岡山06:51(みずほ601号N700系)07:25広島08:17(こだま840号500系ハローキティ車両)09:40岡山10:08(さくら549号N700系)12:04博多13:13(さくら411号800系)14:49鹿児島中央
【2日目】
鹿児島中央08:50(みずほ604号N700系)09:32熊本10:00(鹿児島本線下り)10:52三角11:20(A列車で行こう)11:57熊本15:05(九州横断特急3号)18:14別府
【3日目】
別府08:52(日豊本線)09:06大分09:09(にちりん5号)12:09宮崎12:19(快速日南マリーン号)12:46青島13:48(日南線上り)14:13宮崎14:21(きりしま13号)16:23鹿児島中央16:46(みずほ610号N700系)19:53岡山20:28(山陽本線)20:46最寄駅
●今回のプラン
あしてんままのリクエストは、山口の角島に行きたいのと、一大ブームを巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ(通称逃げ恥)」で登場した瓦そばを本場で食べたいというもの。最近の旅先は土佐や箱館(函館)といった明治維新絡みだったこともあり、それではと一泊目は萩にして、この時期ならフグでしょうってことでフグが食べられる宿に決定。
二日目は日本三大そばである出雲そばを食べ、温泉宿でカニを食べるというプラン。出雲地方から米子、鳥取にかけては温泉も多く、この時期カニも出回っているだろうからと安易に考えていたが、そうは問屋が卸さず、どこの宿も満員御礼状態。
ちなみに当初はGo To トラベルキャンペーン対象 高速道路周遊パスの利用を検討したけど、Go To 高速道路周遊パス対象の宿泊施設が多くなく、そのほとんどが満室になっている。加えて「中国乗り放題プラン3日間」の普通車は\9,300で、後述の今回走る予定のルートだと、Go To Travelの割引がなければ元が取れないことが判明。このプランは除外とする。
前述の友人に”どこでもドアきっぷ”は取り止めた報告と、ダメ元で萩と山陰の温泉宿の予約を依頼すると、さすが餅は餅屋、それぞれ一室のみ残っていた宿を、希望通りのプランで押さえてくれた。Thanks!
12/12の萩の宿が千春楽の味覚プラン(ふぐ刺満腹会席)でひとり\18,500、12/13の玉造温泉の宿が湯之助の宿 長楽園の基本プラン(旬を楽しむ季節の会席)でひとり\21,300。総額\79,600のところ、Go To Travelクーポンで\27,860安くなって支払額は\51,740。後日もらえるGo To Travel 地域共通クーポンが\12,000なので、実質\39,740ということになる。
宿が決まったので、最終日のプランを練る。今回訪問しない県は広島と鳥取で、Go To Travel in 鳥取で行っているので、今回は広島で尾道の千光寺をターゲットとした。大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)周辺も考えたけど、もう少し時間をかけて訪問したいので、今後の宿題とした。昼食が瓦そば、出雲そばを予定しているので、〆に尾道ラーメンというのもいいかなと。
●今回のルート
プランが決まったので、ルートとスケジューリングを行う。最終的な概略ルートは以下の通り。自動車の利用なので、当日の天候や気分次第で変更することができる。※走行データはGoogleマップより
【1日目】走行距離:465km、高速料金:\5,440、走行時間7:50
自宅 06:20 → 11:30 元祖瓦そば たかせ(昼食:瓦そば) 13:30 → 14:20 角島展望台 14:40 → 15:20 元乃隅神社 15:40 → 16:50 千春楽
※元乃隅神社は12月1日から武漢ウイルスの感染拡大のため、境内・参道(鳥居)が立入不可となっている。周辺道路や龍宮の潮吹(観覧可)側から神社を眺めることはできるとのこと。
【2日目】走行距離:227km、高速料金:\410、走行時間5:00
千春楽 09:00 → 13:00 出雲大社(昼食:出雲そば) 14:00 → 15:00 長楽園
【3日目】走行距離:251km、高速料金:\2,790、走行時間3:50
長楽園 10:00 → 12:20 千光寺(昼食:尾道ラーメン) 16:00 → 17:30 自宅
総走行距離は943km、有料道路の総額は\8,640、総走行時間は16:40の予定。
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