4日目 -5月6日(土)-
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■好事魔多し、成田山詣でとANAファーストクラス初搭乗?
●NH832便(ホーチミン 22:25-06:25 成田)
ここから時計を2時間進めて日本時間で。
5時過ぎに目が覚めると、外は写真のような朝焼け。
でも眠気の方が強いので、シェードを降ろして二度寝をしようとすると、すかさずCAさんがやって来て「お休みの様子だったので朝食を控えさせていただきました。朝食をお持ちしましょうか?」と声をかけてくれるが、食欲より睡眠欲の方が勝っていたので固辞する。
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5:51にシートベルトサインが点灯し、目が覚める。成田の天候はくもりで気温は14℃とのこと。
6:05にRWY16Lに着陸、6:13に52番ゲートに到着、6:17にドアが開いて6:18に降機する。
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【NH832便諸元】
機材:Boeing 767-381/ER、機体番号:JA617A、型式:767-381/ER、製造番号:37719/971、登録:2008/09
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●成田空港A
ただいま。
52番からイミグレまではすぐで、6:23に到着して待ち時間なしで入国を果たす。
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6:24にバゲージクレームに行くと、すぐに荷物が回り始める。
6:26にトパーズをピックアップすると税関も空いていて、今回も何の質問もなく通過。
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6:27に制限エリア外へ。飛行機を降りて僅か9分。過去最高記録ではなかろうか?
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ANAの乗り継ぎカウンターには寄らず、6:30にやって来たのはJAL ABCという宅配業者。
ホテルのチェックアウト時、M Barの支払いをVISAカードで支払ったのはこのためで、実は渡航先でVISAゴールドカードを利用があれば、JAL ABCで控えの提示とVISAゴールドカードで支払いを行えば、1個に限り500円で宅配してくれるのだ。
本来は乗り継ぎカウンターで荷物を預けるのだが、伊丹でバスの乗り継ぎ時間短いため、荷物の受け取り時間が惜しいから機内持ち込みだけにしたかったのだ。この努力が奏功したかは後ほど。
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6:32にJAL ABCを後にして、6:34にANA Arrival Loungeに入る。
NH832便の搭乗半券を提示するが、国内線のボーディングパスの提示を求められる。アライバルラウンジだから到着便でいいんじゃない?まぁいいけど。
シャワーの利用を聞いてみるとすぐ使えるとのこと。先ほど提示した伊丹までのボーディングパスを人質に鍵を受け取る。
シャワールームは羽田に比べて明るい。
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シャワーを浴びてスッキリし、鍵を返して人質を返してもらうと、朝であっても風呂上がりはビールだべ。
機内食も食べていないので、一緒におにぎりもいただく。
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●成田詣で
↓↓↓マウスオーバーで出発案内↓↓↓
ラウンジで仮眠でも取ろうかと思っていたけど、機内で割と寝られたので、根が生える前に出かけることにした。9:00にANA Arrival Loungeを出て、9:05に京急のホームへ到着。マウスオーバーのように止まっていた電車は9:06発の上の行きで、乗り込むとすぐに発車する。
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降りたのは京成成田駅。9:18に到着。
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駅を出てJR成田駅方面へ向かい、案内に従って駅前を右に曲がって参道に入る。門前町らしい雰囲気をジオラマモードで撮ってみる。
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●成田山新勝寺
やって来たのは成田山新勝寺。
まずは総門。
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↓↓↓マウスオーバーで大提灯↓↓↓
仁王門。
マウスオーバー「魚がし」と書かれた大提灯は、東京・築地の魚河岸の旦那衆が、昭和43年に奉納したもので重量は800kgもあるとか。
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その仁王門に収められているのが、まずは門の左に口を閉じた吽形の密迹金剛像。
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門の右に口を開いた阿形の那羅延金剛像。
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門の右奥に仏心を起こさせる広目天。
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左奥に人々に福徳を授ける多聞天。
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そしてこれが大本堂。お参りしている人からその大きさが分かる。
大本堂へ参拝する前に、手前の香閣(こうかく)でお賽銭を入れて線香を焚く。お線香から立ちのぼる煙を身体の痛い部分や、具合の悪い箇所にあてると良いとされているので、悪いところに煙をあてる。ただ、悪いところが多過ぎて時間がかかる(笑)。
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三重塔。
正徳2年(1712年)に建立され、1757年、1801年、1858年に大修理が行われ、1983年に現在の姿となったとのこと。
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聖徳太子堂。日本仏教興隆の祖として、1992年に建立。
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額堂(がくどう)。
奉納額や絵馬を掲げる高床式の建物。1861年に建立。
ここで若い女性の外国人から写真を頼まれる。快く引き受けて写真を撮ってあげるとワイをするので、「Are you from Thai?」と聞くと「Yes!」と答えたので、「サワディー・クラップ(こんにちは)」と挨拶をすると、「コップン・カ〜(ありがとうございます)」と返事をもらう。意外な場所でタイ人と交流できた。
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平和大塔。
1984年に建立された文字通りとても大きな塔。この日はちょうど平和大塔大法会というのが行われていて、その場に立ち会う。威厳のあるお年を召した高僧が来られていて、この仏塔の横にはセンチュリーが停められていた。
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来た道を戻るのもなんなので、成田山公園の方から下りることにする。
池がふんだんにあり、写真のように滝もあってマイナスイオンを浴びる。
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大本堂近くまで戻ってやって来たのは釈迦堂。
1858年に建立された本堂で、現在の大本堂の建立によって現在の場所に移築されたとか。
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釈迦堂の奥にはお土産物屋があり、釈迦堂と大本堂の間には写真のような花壇も。
この花壇のすぐ側の休憩所に立ち寄ると、僧侶が説法をされており、しばらく聞き入る。ここで売られているお守りの話とか、宇宙観について興味深い話を聞くことができた。
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こじんまりとであるが、仁王門と総門の間に屋台が出ている。写真の男の子が興味深く見ているのが微笑ましい。
おじちゃんが何か買ってあげようか?と声をかけたくなるが、今時そんなことをすると訴えられるかもしれないので自重する。
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●鰻重に舌鼓
↓↓↓マウスオーバーで店頭で鰻を捌いている様子↓↓↓
さて、成田詣でも終わったので、ちょっと早いけど昼飯にしようか。
この参道には多くのうなぎ屋があるが、評判がいいのは川豊と駿河屋で、私がチョイスしたのは後者の駿河屋。
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店に入ったのが10:52。店の人に聞くと待ち時間10分ほどとのことで、整理券を受け取る。
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↓↓↓マウスオーバーで窓からの景色@ジオラマモード↓↓↓
予告通り11時過ぎに番号が呼ばれ、リクエストしておいた二階席に通される。
運良く窓際の席で、ジオラマモードだけど景色はマウスオーバーのような感じ。
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↓↓↓マウスオーバーで鯉料理もある↓↓↓
お品書きはこんな感じ。達筆すぎて読み難いけど、マウスオーバーのように鯉料理もある。で、私が注文したのは写真の左から三番目、大井川共水うな重きも吸つき5,500円。これは予め決めていたもので、幻のうなぎと言われる共水うなぎを食べてみたかったから。共水うなぎの詳細は大井川共水うなぎのサイトを見てちょうだい。
注文を受けてから捌くので、出来上がりまで30分かかるとのこと。もちろんOK。お腹鳴らしながら待ちまっせ!
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予告通り約30分待って11:34に鰻重が到着。
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蓋をオープン。おおぉぉっ、幻の大井川共水のうなぎが二尾!
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ちょっとアップしてみようか。
お重に入りきらずに折り曲がっているいるやん。う〜ん、セクシー。
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さらにアップ、どやっ!(笑)
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山椒を振っていただきます!。
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どやっ!どやっ!どやっ!
うんめぇ!ほっぺが落ちてもうたがな(笑)。
この鰻は小ぶりだけど、食べ慣れている養殖ウナギと違い身が締まっていて、鰻の味を味わえるようにかタレも必要最低限。不味いわけがない。脇役だけど山椒がピリッとしていて風味も良い。こんな山椒、今まで味わったことがない。肝吸い、お漬物とともに箸が止まらずあっという間に完食。ごっちそうさま!
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●成田空港B
食後も参道をプラプラして京成成田駅に戻る。12:43発の成田空港行き特急に乗り、13時頃成田空港T1に到着。
急いで到着階まで戻るとカメラを抱えたTVクルーがいる。帰って調べるとめざましテレビの「ココ調」というコーナーの取材陣だったみたい。この時の模様は5/8に放映されたそうだ。
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↓↓↓マウスオーバーで空席照会↓↓↓
急いで空港に戻ったのはプレミアムクラスへアップグレードするため。電車内で念のためプレミアムクラスの空席をチェックすると、マウスオーバーのように1席空きがあったためだ。
支払いはアップグレードポイントで行う。
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ここから空港内の探検を行う。
まずは4階の出発ロビーに上がり、チェックインカウンターを観察。この大きな出発案内は成田空港ならではだね。
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↓↓↓マウスオーバーで離陸↓↓↓
5階に上がって展望デッキへ。すごい望遠レンズをつけたカメラマンが多数。
どんどん離発着していて、ブリティッシュエアやアリタリア、アエロメヒコ、スクートといった普段見られないエアラインを見ていると飽きない。でも外国籍はデルタやユナイテッドといった米国系が多い。
写真はエバー航空のバッドばつ丸ファントラベルジェット。レジ番号はB-16331。
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テレビで外国人がガチャにハマってるというのを見たことあるけど、たまたまなのかこの日はガラガラ。現実はこんなもの?
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15:23にANA Arrival Loungeに伊丹までのボーディングパスを提示して再突入。
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ここはおとなしく生ビールを一杯だけで過ごす。
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↓↓↓マウスオーバーで搭乗口↓↓↓
ボーディングタイムは17:50になっているが、17:30頃「NH2179便の搭乗開始時刻は18:35となっておりますが、保安検査場が大変混雑しております。早めに搭乗口へお越しください。」といったアナウンスが流れる。
17:30にANA Arrival Loungeを出て保安検査場に行くと、アナウンスにあった通り大混雑。一般レーンはざっと50人くらい並んでいる。写真のようにプレミアムレーンも10人くらい並んでいる。
17:37に保安検査を通過、17:38にG搭乗口に行くと、マウスオーバーの様に既に行列ができている。
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17:40に事前改札が始まり、続いてダイヤモンドメンバーが改札をして一台目のバスが出発。
次のバスがなかなかやって来ず、17:46に優先搭乗をしてバスに乗り込む。バスが足りてないのか知らないけど、ぎゅうぎゅう詰めになるまで詰め込んで17:51に発車。
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●NH2179便(成田 18:05-19:25 伊丹)
駐機されている422Rは17:55に到着して17:56に搭乗。
ちなみにこの機材の前便はNH802便で、シンガポール6:00発、成田14:10着のもの。
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ファーストクラスのキャビンは1-2-1配列が二列。自席は2Kで右舷二列目の窓側。
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↓↓↓マウスオーバーで開けてみると・・・↓↓↓
18:09にドアが閉まるが、管制塔の指示待ちとのことでしばらく駐機場に待機するとのこと。気は焦るが、なるようにしかならない。今のうちに座席回りの取材を行う。
通路側の壁にあるこれは、マウスオーバーのように眼鏡入れ。
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↓↓↓マウスオーバーで開けてみると・・・↓↓↓
窓側の壁にあるこれらは、分かり難いけどマウスオーバーのように右からヘッドホンホルダー、エンターテイメントのリモコン、鏡付きの収納はペットボトルがぴったり入るそう。
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↓↓↓マウスオーバーで動かしてみると・・・↓↓↓
ヘッドホンホルダーの上と、リモコンの右にある丸いツマミは?答えはマウスオーバーの通りLEDの読書灯。二つあるのはシートポジションによって使い分けるかな?その割りには近いよね。どうなんだろう?
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↓↓↓マウスオーバーでタッチしてみると・・・↓↓↓
鏡の下のこれは?
タッチするとマウスオーバーのように電動シートのリモコン。ちなみに引き出すことができる。
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↓↓↓マウスオーバーで引き出してみると・・・↓↓↓
遥か彼方(おおげさ)にあるフットレストにもマウスオーバーのような収納が。
ちらっと見えてるモニターは23インチと巨大。
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ファーストクラスキャビン。
座った状態ではプライバシーは確保されている。
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22分遅れの18:27にようやくプッシュバックされる。バスの乗り継ぎが25分しかないので、かなりぎりぎり。
しかも離陸待ちが10機ほどいるため、離陸まで30分ほどかかるとのアナウンスが流れる。
そしてほぼアナウンス通り18:55にRWY16Rから離陸する。
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↓↓↓マウスオーバーでお品書き↓↓↓
19:03にシートベルトサインが消える。水平飛行時間が短いので、機内サービスも慌ただしい。
Premium GOZENのお品書きはマウスオーバーの通り。飲み物はスパークリングワイン。いつも通りどちらも美味しい。
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↓↓↓マウスオーバーでコーヒー↓↓↓
飛行経路は写真の通り。食後にコーヒーをいただくと、19:34にシートベルトサインが点灯する。僅か30分余りの水平飛行だった。
19:45にRWY32Lに着陸、19:50に11番ゲートに到着、19:52にドアが開き、CAさんにお礼を言って降機する。
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【NH2179便諸元】
機材:Boeing 777-381/ER、機体番号:JA735A、型式:777-381/ER、製造番号:34892/571、登録:2006/06
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●悪夢再び
一番に降機して、ここからダッシュ!
バスの出発時刻は19:50で既に過ぎているが、バスだって遅れているかもしれない。比較的近いゲートで、こういう事態を予測して預け入れ荷物をしなかったのだ。何とか間に合ってくれ!
バス停に着いたのは19:56。バスの姿はない。一応20:00まで待つがやはり来ない。家人に電話をかけながらターミナルに戻る。調べてもらうと、遅延証明をもらえばバス代が返金されるかもしれないとのことで、ANAのカウンターに向かう。しかし、遅延理由が上から下りるまで発行できないと放置プレーされる。冗談じゃない。理由なんてなくてもいいから早くしてくれと、20分待ってようやく発行してもらう。どうも伊丹での遅延時の対応はいただけない。遅延と合わせて1時間弱のタイムロスである。
すぐ切符を買って20:25発のバスに何とか間に合い、20:53に新大阪に到着する。バス代は\500。
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バスで移動している間に新幹線の予約を入れ、EX-ICカードを持っていなかったためみどりの窓口で発券を行う。
余裕を見て21:26発ののぞみ59号を予約していたが、ホームに上がるとやって来た21:05発ののぞみ123号の自由席に飛び乗る。新大阪で降りる乗客が多く、運良く座ることができた。
21:54に岡山駅に到着。22:19発の山陽本線に乗り、22:39に最寄り駅で降りて家まで歩いて23:12に帰宅。最後にドタバタがあったが、今回も無事旅を終えることができた。
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●あとがき
初の訪越となった今回のホーチミン旅行。絶賛発展中といった印象で、社会主義国にありがちなジメジメした雰囲気はなく、ベトナム戦争の影響で平均年齢が低いためか、かなり元気のあるように感じた。
いきなりの靴磨き詐欺に遭いそうになったり、バイクに乗ったオヤジから「ドコ行キマスカ?」と声をかけられたりすることがあったけど、一度断ると基本的にしつこくない。南国の特長か、女性はよく働いて男はだらけているという感じがした。
気候的にはバンコクと似ているのか、暑季から雨季に入りかけたところでかなり暑い。街並みはフランス統治時代の建築物が随所にあり、高層建築物はまだちらほらという感じ。ただ歩道はよく整備されている。主要道は噂通りバイクの渦で、バンコクなど目でもない。交通マナーも良くないうえ、信号の整備も遅れている感じ。
旅行の楽しみでもある食については些か残念な結果であった。日程が短かったこともあって高評価の店を攻めたものの、どこもフツーという感じで、インパクトのある食に出会えることはなかった。ただ、ビールに関しては安くてどこでも売られていて、マレーシアのように売っている店が少なかったり、シンガポールのように高かったり、タイのように販売禁止の時間帯や禁酒日というのがなくて良かった。
今回は不完全燃焼感があり、リピートは十分あり。次回はもう少し涼しい季節に、敢えて行かなかった郊外のツアーやローカルレストランの発掘、また、南北に長い国なので、別の都市にも挑戦してみたい。
返す返すも、最後のNH2179便とはこれで2戦2敗。しかも2戦とも惨敗といった感じ。リベンジするか、二度あることは三度あるとの格言通り今後はパスするか、悩ましいところである・・・。
-おしまい-
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本日の歩数
歩数:23,495歩、消費Cal:965Kcal、距離:18.7km
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