|
-まえがき-
※今回は事前準備が多く、「まえがき」が長くなっています。備忘録としてのことなのでご容赦ください。
●いきさつ
それは2016年5月頃のこと。今までで最も大規模な不要物の整理、いわゆる断捨離を行った。その時にユメが売れそうなものを某フリーマーケットサイトに出品したところ意外に売れて、家族で沖縄に行けるくらいの金額となった。
フリマのサイト運営はユメ、梱包・荷造りはミク、発送はあしてんままが行い、調子に乗って私もキャンプグッズを中心に不要物を出品。あれよあれよと売上げは増え、これだったらタイに行けるんじゃね？という金額になった。
何度も訪タイしているユメは日頃からタイに行きタイと口にしているし、いつも留守番で土産話ばかり聞かされていたミクもタイに行きたかったようで、それならと目標を沖縄からタイに上方修正する。ちなみに目標額は航空券＋宿泊費とした。
時期的には会社のカレンダーは当然決まっていないのと、みんなが休みになりやすい山の日を絡めたお盆休みとした。これは9月生まれのミクの子どもで孫のソウが2歳になるため、飛行機の席がいらないうちに行くという側面もある。
●航空券の予約 ※TAK：高松、OKA：那覇、HND：羽田、BKK：スワンナプーム、NRT：成田、ITM：伊丹
当初はマイルを使う特典航空券組と、格安レガシーキャリアの中国国際航空組に別れて現地集合という案で進めていたが、どういうことかエバー航空が意外に安く出ている。権威あるSkytrax社のWorld Airline Awards 2017で6位に輝く5ツ星エアラインである。ちなみに1位はカタール航空、ANAは3位でJALは16位、中国国際航空は35位。
まず11/08に私を除く4人分のエコノミークラスの航空券をエバー航空のHPから予約・発券を行う。大人はひとり36,140円で、席のいらないソウは3,920円。中国国際航空ほどではないけどエバー航空のビジネスクラス（エバー航空では機材によりロイヤル・ローレル・クラス、プレミアム・ローレル・クラス、ビジネスクラスと呼び名が異なるが、本編ではビジネスクラスで統一）も安いため、差額分を払うということで11/18に私の分のビジネスクラスの航空券を予約・発券を行う。本物のビジネスクラスのサービスが受けられて128,820円。
BR205便とBR206便が当初のスケジュールと変更され、往路では台北でのトランジット時間が長くなってバンコク到着が20分遅れ、復路は35分出発が遅れて台北での乗り換えがタイトになった。最終的なフライトスケジュールは以下の通り。
【往路】
・8/11 KIX 13:10 (BR131) 15:05 TPE
・8/11 TPE 20:45 (BR205) 23:30 BKK ← TPE 20:25 (BR205) 23:10 BKK
【復路】
・8/16 BKK 02:15 (BR206) 07:05 TPE ← BKK 01:40 (BR206) 06:30 TPE
・8/16 TPE 08:30 (BR132) 12:10 KIX
●ホテルの予約
ホテルは2ベッドルームで予算は6万円前後で検討する。最終日は22時頃空港へ向かいたいが、基本的に18時までが一泊分の1/2で、18時以降だと一泊分の料金がかかるため、一泊だけ安いホテルを取るのが現実的か。
立地はBTSかMRTの駅近が理想だけど、総じて値段が高い。いくつか候補はあったけど、最終的にシリサトーン エグゼクティブ サービス レジデンス（シリサトーン）に絞る。朝食付きで予算内に収まっていることが一番の決め手で、口コミもまずまず。立地はBTSサラディーン駅、MRTシーロム駅からそれぞれ700〜800mくらい離れているが、日中はホテルのバンで送迎してくれるとのこと。言い換えれば2路線が使えるというメリットもある。
かなり速いけど、2016/12/30にagodaから予約を入れる。というのも他のエージェントは5,100〜5,500THB/泊（16,800〜18,000JPY/泊）より安い15,794JPY/泊で出ていて、Masterカードで支払えば5%オフになるため総額6万円強を予想していたが、期間限定で10%オフのキャンペーンがあって即決する。支払額は\57,809（14,452JPY/泊）。
次に実質最終日のホテルを検討する。
荷物置き場と最後のシャワーを浴びられればいいから安ホテルでいいのだが、チェンマイでのトラウマがあるので、そこそこのホテルを探す。スケジュール的に場所はプロンポン辺りがベスト。
Soi39近辺に5千円程度の安ホテルが3つあるが、ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル スクンビット バンコク（以下ダブルツリー）が20,000ポイントで泊まることができるので、2/4にヒルトンオナーズからアワードで予約を入れる。私的には1ポイントは0.3円の価値と思っているので、換算すると6,000円は悪くない。しかもこの時点でのベースポイントは4滞在、5泊で6,145ポイント。ということは2/3以上はボーナスポイントということになる。支出を抑えることができた。
●スケジュール
「最近は大まかな予定だけで細かいスケジュールを立てない。」とユメから指摘されていたため、今回はちょっと頑張って計画を練ってみた。初日と最終日は移動日となるため、考えるのは二日目から五日目までの4日間。
初タイのミクの希望のメインはショッピング。アテンドはもちろん私で、子守は原則あしてんままが担うとのこと。午前中はみんなで動いて、午後はあしてんままとソウをホテルに残し、残り三人でショッピング中心で考えた。
・8/12 午前：EATHAIで買い物 午後：ウィークエンドマーケット 夜：アジアティーク
・8/13 午前：ワットポー、ワットアルン観光 午後：ウィークエンドマーケット 夜：鉄道市場
・8/14 午前：クロコダイルファーム 午後：MBK 夜：ナイトマーケット
・8/15 午前：ホテル移動＆マッサージ 午後：マッサージ・SPA 夜：空港へ
まぁ、頑張ったといってもこの程度の簡単なスケジュールである。雨季の真っ只中ということもあり、天候次第で余儀なく予定変更されるのではあるが。
●パスポート
海外旅行で必須なのはパスポートで、タイは入国時6か月の残存期間が必要。私とあしてんままは11月で切れるため、更新が必要となる。私は6月初めにミクに代理申請してもらい、6月16日に会社を休んで役場に受け取りに行く。もっとも休みを取った理由は別にあったのだが、そちらの予定は無くなった。 ｏｒｚ ｽﾉｰﾋﾟｰｸｳｪｲ ﾊｽﾞﾚﾀ...
いつでも休みが取れるあしてんままとソウは7月14日に申請して、7月26日と28日にパスポートを受け取る。
●ベイシャトルの予約
今回もコストを勘案して、神戸空港アクセスターミナル（神戸AT）まで車で行き、関空まではベイシャトルを利用する。満員で乗船できないといった事はないと思うが、念のため7/5に乗船予定の便に予約をしておく。予約は1か月前からだと思っていたけど、90日前からできたのね。
出発の二週間ほど前となった7/26の21:30頃、関空発神戸空港行きのベイシャトルが神戸空港の誘導灯の支柱に衝突、乗員乗客31人のうち14人が負傷するという事故が起きる。滅多に起こる事故ではないが、あまりいい気がしない。ちなみに事故を起こしたのは「そら」。もちろん何度も利用している船である。
●台湾オンライン入国カード
多くの国では入国時に入国カードの提出が義務付けられているが、台湾はこの入国カードを記載する代わりに、2015年7月からネットで事前に申請できるようになった。
往路の桃園空港で5時間40分の乗り換え時間があるため、台北市内に出るかどうかは別にして、気分転換を含めて一度入国する予定にしたので、7月の終わりにオンライン入国カードの申請を行う。これで機内で面倒な入国カードを書かなくてよくなる。ただそれだけなんだけどね。ちなみにタイの入出国カードと、帰国時に提出する税関申告書はいつも事前に用意している。
●日本でタイのSIMカードをリフィル
ここのところ使っているタイの通信会社のDTACのSIMカードの前回の訪タイの残高は72.32B（\240）で、有効期限は2018/01/13。今回の旅行で使用する分と、この旅行の二週間後にチェンマイへホームステイするユメが使うポケットWi-Fiの分を合わせると、500B（\1,650）ほどチャージ（海外ではトップアップ）しておきたい。一回のチャージで有効期限が延長されるのは知っていたが、オンラインで少額チャージするとどうなるのか試してみた。
iPhoneにDTACのSIMカードを挿し、Wi-Fi経由でDTACのHPにアクセスして、My DTACからREFILを行う。特に難しいことはなく、最低額の50B（\165）をチャージしてみると、有効期限が30日延長された。100Bでも試してみたが、延長日数は同じであった。ついでにどこまで延長できるか試すと、チャージ日から一年後までであった。これは想定内。
200B（\660）以上の使用実績があれば、Jaidee Day Giveawayという2B（\6）で30日延長できるプログラムがあるが、チャージする機会があれば僅かではあるがその分を節約することができる。でも、日本にいて有効期限を延ばすことができたのが一番の収穫であった。
トータル400Bの後日の支払いは\1,360。レートは1Bあたり\3.4088とVISAのレートは悪い。
●海外旅行保険
私と家内とユメはクレジットカード付帯の旅行保険で済ませることにして、ミクを契約者として家族特約で一番対象のなりそうなソウを加え、7/30に損保ジャパン日本興亜で契約する。
もちろん使わないに越したことはない。
●機内食の予約
ビジネスクラスは21日前から24時間前まで機内食の事前予約ができる。各便のメニューは以下の通りで、※は予約のみのメニュー。和訳はテキトー。何を選んだかは旅行記の中で。
【BR131便】
・Sauteed Mixed Seafood in Dill Cream Sauce Served with Tagliattelle（シーフードのミックスパスタ）
・Japanese Style-Grilled Pork with Salted Rice Malt Served with Salmon Flakes Rice（豚肉の塩麹グリルと鮭ご飯）
・Din Tai Fung Stewed Beef Shank with Noodle Soup（鼎泰豊（ディンタイフォン）の牛肉麺）。
※Herb Crumbled Chicken in Red Wine Gravy Sauce Served with Lyonnaise Potatoes（ハーブチキンのグレイビーソース、リヨン・ポテト添え）
※Japanese Bento Box（松花堂弁当？）
【BR205便】
・Wok Fried Beef with Dry Chili in Kung Pao Sauce Served with Mixed Vegetables and Steamed Rice（牛肉のチリ炒め）
・Steamed Cod Fillet with Mushroom in White Wine Cream Sauce Served with Mixed Vegetables and Duchess Potatoes（蒸しタラのクリームソース）
・Roasted Chicken Thigh with BBQ Sauce Served with Mixed Vegetables and Potatoes（ローストチキン）
※Pan Seared Halibut Fillet on Pesto Sauce Served with Mixed Vegetables and Mashed Potatos with Kalamata Olives（オヒョウのペストソース）
※Braised Beef Shank, Tendon and Tripe in Superior Soya Sauce with Noodles（牛ひき肉の煮物、天丼、ハチノス入り麺）
※Pan Fried Lamb Loin with Truffle and Mushroom Sauce Served with Mixed Vegetables and Roasted Red Skin Chunky Potatoes（ラムステーキ・トリュフソース）
※Braised Pork Knuckle and Sea Cucumber in Superior Sauce Served with Mixed Vegetables and Steamed Rice（豚足煮込み）
【BR206便】
・Braised Beef Cheek Boletus Sauce Served with Potato Gratin Dauphinois（牛煮込みのポテトグラタン）
・Chicken in Dry Chili Past Onion Thai Style Served with Fried Rice with Egg（タイ風鶏肉炒飯）
・Stir Fried Prawn in Spicy Black Bean Sauce Served with Noodle（ピリ辛エビ炒め麺）
※Wok Seared Beef Rib Eye Escalope with Pickle Shallot Soya Paste Dressing Served with Egg Fried Rice（牛ロースの炒飯）
※Simmered Pork Belly Served with Steamed Rice（豚の角煮）
【BR132便】
・Created by Chef Motokazu Nakamura-Traditional Japanese BBQ Eel with Sansho Powder Served with New Ginger Flavoured Rice（ミシェラン3つ星「京料理なかむら」の六代目・中村元計（もとかず）監修のウナギの蒲焼）
・Grilled Beef Fillet Steak With Preserved Drak Garlic Kernels In Black Pepper Sauce Served with Lyonnaise Potato（牛ヒレステーキ）
・Din Tai Fung Noodles with Steamed Chicken Soup（鼎泰豊（ディンタイフォン）の鶏肉麺）
※Pan Seared Halibut Fillet on Pesto Sauce Served with Mixed Vegetables and Mashed Potatos with Kalamata Olives（オヒョウのペストソース）
※Braised Beef Shank, Tendon and Tripe in Superior Soya Sauce with Noodles（牛ひき肉の煮物、天丼、ハチノス入り麺）
※Pan Fried Lamb Loin with Truffle and Mushroom Sauce Served with Mixed Vegetables and Roasted Red Skin Chunky Potatoes（ラムステーキ・トリュフソース）
※Braised Pork Knuckle and Sea Cucumber in Superior Sauce Served with Mixed Vegetables and Steamed Rice（豚足煮込み）
ついでにエコノミークラスの特別食は以下の通りで、4人でシェアできるようにあしてんままはフルーツプレートを事前予約しておく。
・Vegetarian Hindu Meal(Indian Style)（ベジタリアンヒンズー教徒用ミール）
・Children Meal（チャイルドミール）
・Diabetic Meal（ダイエット食）
・Fruit Meal（フルーツプレート）
・Low Calories Meal (Diet Meal)（低カロリーダイエット食）
・Low Fat Meal, Low Cholesterol（低脂肪、低コレステロール食）
・Raw Vegetarian Meal（生野菜）
・Seafood Meal（シーフード）
・Vegetarian Vegan Meal（動物由来の食品を使っていないベジタリアン）
・Vegetarian Lacto-Ovo Meal（乳製品を使ったベジタリアン）
・Vegetarian Oriental（ベジタリアンオリエンタルミール）
ちなみに2歳未満の乳幼児にも24時間前までに電話で予約をすれば機内食が提供されるため、8/8に電話予約を行う。4千円弱しか払っていないのに、さすが5ツ星エアライン。って、ANAやJAL等のレガシーキャリアも同様のサービスはあるんだけどね。
●パッキング
後部左からTopazが9.2kg、Classic Flightが20.4kg、青のANA Styleのスーツケースが7.6kg、中段左からanelloの口金バッグは、私の黒が3.2kg、あしてんままのカーキーが1.8kg、ミクのワインレッドが4.2kg、前列左から私のポーターのショルダーが2.0kg、あしてんままのショルダーバッグが1.3kg。さてさて、帰りはいったい何kgになっていることやら。
|
