●@トロント・ピアソン空港
後ろの席の女の子は泣き疲れて眠ったのか途中で声が聞こえなくなったが、降下を始めると気圧の変化で耳が不快なのかまた泣き始めた。
その度に夫婦は「シ〜、シ〜」と言い聞かせたり、抱っこを交代するが効果はなし。
私のシートは3列シートの通路側で、隣りの2列は友人らしき年配の女性2人組である。後ろの姉妹の泣き声ほどではないが、この2人組も相まってほとんど眠ることができなかった。
機内食や飲み物は有料なのでこの二人は食べ物・飲み物を持ち込み、飲み食いしながら一晩中お喋りをしていたのだ。飲み食いするのだから必然的にトイレに行くことになり、その度に私は席を立たなければならない。今まで味わったことのない地獄のようなフライトだった。
AC156便は北東から6:03にトロント・ピアソン空港に着陸し、30分近く遅れて6:17にF34ゲートに到着、6:21に降機する。
結局ベッドにするつもりだったフライトが、少しの間うとうとしただけだった。次のAC063便でゆっくり休もうと気持ちを切り替えるが、不幸は更に続く。
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寝不足というか、ほぼ徹夜でヨレヨレのまま荷物のピックアップに向かい、バゲージクレームには6:27に到着。しばらく待つと荷物が出始める。
最初に出てくる荷物には、当然ながらPRIORITY TAGが付いている。やがてPRIORITY TAGのない荷物が流れ始め、そのうち荷物は出て来なくなり、最後は受け取り手のない荷物が2個グルグル回っているだけになる。もちろん、私の荷物ではない。
シアトルでおばはん係員が言っていた、「バーコードに情報があるから大丈夫」、「後で付けておく」って言っていたよね・・・。エア・カナダクオリティ・・・。
よりによってヨレヨレの体に追い打ちをかけるように初めてのロスト・バゲージを経験するとは・・・。恍惚になっても事態は変わらないので、気力を振り絞ってすぐ近くのエアカナダのサポートデスクに向かい、上級会員担当のおっさんとバトルを始める。
私:荷物が出て来ないんだけど
と言ってバゲージクレーム・タグとここまでの搭乗券を出すと、おっさんはコンピュータで調べるが首をひねっている。
お:分かりません
私:はぁっ?分かりませんじゃなくて、どこに荷物があるの?
お:バゲージクレームにあるんじゃ?
私:ないよ!
おっさんはカウンターから出てきて、バゲージクレームでグルグル回っている受け取り手のない荷物を指し、
お:あれがそうじゃないの?
私:ノー! ←強い口調で答える
バゲージクレームの周りに置いてある荷物を指し、これは違うのか、あれは違うのかと聞いてくるが、もちろん違う。仕方なさそうにカウンターに戻り、荷物の特徴(形状、大きさ、ブランド等)のヒアリングに答え、カードを受け取る。
お:そのカードを持って、成田で対応してもらってください
私:何で成田?荷物は成田に向ってるの?
お:いや、どこにあるか分からないんで・・・
私:どういうこと?どこにあるか分からないから成田で聞けって?
お:そういうわけじゃ・・・、見つかったら送るから送付先を教えて下さい
私:もういい、成田で聞くから、次のフライトの時間がないから行くよ
お:だからお届け先を教えて・・・
私:だったら紙とペンくらい出せよ! ←かなり強い口調
おっさんはあたふたとプリンターをフィードして用紙をちぎり、ボールペンとともにそれを差し出す。
筆記用具ぐらいは持っているが、送り先を尋ねたのは向こうでしかもこっちは迷惑を被っている客だ。ペンと紙くらい出すのが当然ではないだろうか。
人間もエア・カナダクオリティ・・・。
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バゲージクレームを出て、今度は出発階に向わなければいけないのだが、初めての空港で、現在地もどこに行けばいいのかも分からない。
近くにいた空港職員らしき人に聞いて、その通り上の階に上がって右に行くと先ほどのバゲージクレームの上に出る。その先にあるセキュリティチェックを通るのだが、どうやらバゲージクレームを逆走すればセキュリティチェックを通らなくても良かったようだ。
おっさん、教えろよ!
セキュリティチェックを抜けた先のエレベータで4階に上がり、Maple Leaf Loungeに入ったのは7:20頃。AC063便の遅れと、予想外のロスト・バゲージの処理で、バンクーバーに引き続きここでもシャワーを浴びる時間が無くなってしまった。ここまでのカナダの印象はとても悪い。
気を取り直して朝食をいただく。そういえば昨日の昼からほとんど食べていない。
せっかくなので3階にあるPlaza Premium Loungeにも行ってみる。Maple Leaf Loungeより狭いものの、利用者が少ないのでこちらの方が落ち着けるかもしれない。
さすがにここでは飲食はせず、トイレだけ借りて5分ほどで退室する。AC156便のような搭乗時の混雑を避けるべく、早めに搭乗するためだ。
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●AC063便 (YYZ 08:30 → 10:26 YVR)
搭乗開始前の7:54にD37番搭乗ゲートへ行き、優先搭乗で7:58に搭乗する。他に優先搭乗する乗客はほとんどなく、安眠セット(アイマスク、スリッパ、ノイズキャンセルイヤホン)を取り出してくつろぐ準備が整った頃、一般乗客が入り始めた。
韓国のパスポートを持った若い女性が、私の頭上に荷物を入れようとするが、なかなか入れれないので「Can I help you?」と手伝いを申し出る。
その荷物はバックパックなのだが、持ってみると鉛でも入っているかのようにずっしり重い。20kgはあるだろう。機内持ち込みは7kgくらいまでのはずだが・・・。
その女性は私の頭上に荷物を入れようとしていたので、私の隣の座席だと思っていたのだが、ボーディングパスを見ると反対の通路側になっている。そのことを告げ、私の頭上に入れた荷物を取り出して彼女の席の頭上に再度入れる。こんな20kgを超える荷物が落ちてきたらたまったもんじゃない。
さらにこの女性、まだ搭乗中にもかかわらず成田で見た空気枕バカップル同様に空気枕を首に付けたスタイルで、テーブルを出して眠り始める。よっぽど眠いのだろうけど、離発着時はテーブル、背もたれ、フットレストは安全上元の位置に戻しておかなければならないはずで、しかも空気枕の意味も無い。
私の周りは白人が多く、後方は韓国人ばかりであった。後から知ったのだが、このAC063便はトロント発バンクーバー経由ソウル(仁川)行きであった。
機内はほぼ満席のようで、ドアクローズ直前に私の隣にも白人女性が乗り込んできた。しかもかなりでかい。
そのでかい白人女性は乗り込んだ早々話しかけてくる。
女:隣りの女性(韓国の鉛女)は奥さん?
私:ノーっ! ←強く否定
女:じゃあお連れさん?
私:ノーっ! ←これも強く否定
女:あらそう、席を代わってあげようかと思ったのに
いらんお世話だ。ちなみ韓国の鉛女はすでに熟睡している。
8:33プッシュバック、8:48に南西に向かって離陸する。
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エア・カナダの国内線は飲食物は有料のようで、座席のポケットに写真のようなメニューが入っている。ちなみにイヤホンも有料と言っていた。昨年の11月から特典航空券の燃油サーチャージを徴収するようになり、FFPも今年度の上級会員資格を改悪したりしているので、経営状態が良くないのかもしれない。
私の席は2-3-2の真ん中の列の通路側で、バルクヘッドの後ろの席だ。
バルクヘッドは最前列のシートで足下が広く、子連れや介助が必要な人用の優先席になっているため、乳幼児を連れた人がアサインされることが多い。
このフライトもその席は幼児連れの父子と祖母らしき3人連れにアサインされていて、離陸前からその子どもが悲鳴をあげていた。最悪・・・。
シートベルト着用サイン点灯時は父親が抱いているのだが、その子が泣きわめくのでタキシング中にもかかわらず通路を自由に歩かせている。CAに注意されるのだが、抱きかかえると泣き叫ぶので放置する。CAに注意される・・・を繰り返している。
当然安定飛行に入ってシートベルト着用サインが消えると放置状態になる。時々私の足元に来て愛想を振りまくが、ヨチヨチ歩きで狭い機内を動き回られると危険極まりない。
そして肘掛につかまり、しばらく動かなくなったなと思ったら、キャビンに猛烈な悪臭が充満する。さすがに放置していた父親もそれには気付かないわけがなく、紙おむつを持ってトイレに連れて行ったが、先客が出てくるまでのしばらくの間悪臭を放ち続ける。最悪・・・。
泣いて出して疲れたのかやっと静かになり、私も休めるかとウトウトし始める。
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すると夢か現実か区別がつかない夢遊状態で、トントントンと肩を叩かれるような気がする。どうやら夢ではないようなので目を開けると、隣席のでかい白人女性がお手洗いに行きたいので通してほしいとのこと。
反対側の韓国の鉛女はテーブルを出して爆睡状態にあるので、私の方を起こしたようだ。
しばらくしてでかい白人女性がトイレから戻ってくる。今度こそゆっくり休もうとウトウトする。するとまたトントントンと肩を叩かれるような気がする。また目を開けるとでかい白人女性がまたお手洗いに行きたくなったとのこと。
カナダにハ○ンケアは無いんかい!
そうこうしているうちに下降態勢に入る。
すると静かに寝ていた前の席の幼児が、気圧の変化で不快になったのかまた泣き叫び始める。
結局ゆっくり休めるどころか、逆にストレスを溜めるフライトとなった。最悪・・・。
AC063便はいったん空港を通り過ぎ、10:14に海側から着陸。ほぼ定刻の10:23にB44スポットに到着する。そしてヨレヨレからボロボロになって10:27に降機する。
【AC063便諸元】
機材:Airbus A321 (321)、機体番号:C-GIUF、シリーズ:Airbus A321-200、型式:A321-211、製造番号:1638、登録:2001/12
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●@バンクーバー空港
国内線到着口から”International Dapartures”のサインを目印に歩く。
途中でセキュリティ・チェックがあると思っていたが、途中で搭乗券とパスポートを見せただけで、知らない間に国際線出発エリアに入っていた。
いったんMaple Leaf Loungeを通り過ぎ、前回入ったPlaza Premium Loungeを見つけたので、大体の位置関係が分かった。
電光掲示板でAC003便の出発ゲートをチェックし、D70ゲートの近くまで行って場所を確認しておく。
来た道を戻って10:40にMaple Leaf Loungeに入り、やっとシャワーが使えると受付で聞いてみる。
私:「シャワーを使いたいんだけど」
受:「シャワーはありません」
私:「えっ?シャワー設備があるって見たんだけど」
受:「この辺りではPlaza Premium Loungeにしかありません」
がっくり・・・。今回は何か空回りしてるような気がする。というか、カナダの西の玄関口のバンクーバーで、エア・カナダの本拠地のMaple Leaf LoungeがカードラウンジのPlaza Premium Loungeに設備で負けるなんて、あまりにもお粗末ではないだろうか?
これがエア・カナダクオリティ・・・。
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そのままPlaza Premium Loungeに移動してやろうかと思ったが、来年以降エア・カナダの上級会員を維持できる(する?)可能性は低いので、入っておくことにする。
昼前の中途半端な時間だったためか、食べ物はほとんどなく、目に付いたビア・サーバーでさっそく一杯いただく。
そうしているとタコスとサラダが運ばれてきたので、お皿にちょこっと盛って更にビールを一杯いただく。
お腹も満足したので、30分ほどでMaple Leaf Loungeを出る。
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Maple Leaf Loungeを出て向ったのはすぐ近くのPlaza Premium Loungeで、魔法のカードを使って入る。
私:「シャワーを使いたいんだけど」
受:「今ですか?」
私:「イエス、すぐに使いたい」
受:「分かりました」
カードラウンジなのにMaple Leaf Loungeより対応がいい。エア・カナダクオリティって・・・。
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物置のような通路を通って案内されたのはだだっ広いシャワールーム。
これは入口から撮ったもので、反対側にはトイレもある。
アメニティは必要最小限でリンスインシャンプーとボディソープくらい。タオルはバスタオルのみで、ヘア・ドライヤーもある。シャワーを浴びられれば十分なので、これだけ揃っていれば文句はない。
肝心のシャワーのお湯は適温になるまで少し待ったが、海外ではよくあることで湯量も問題なし。
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念願のシャワーを浴び、風呂上がりにビールを一杯飲む。ここは温かい食事もあって、食べ物はMaple Leaf Loungeより充実しているように思う。
ただ残念なのは利用者の方で、この時間帯は成田行きの他、ソウル、北京、上海など東アジア行きの便が集中していて、このラウンジにも中○系人民が大挙として入ってくるため、でかい声での会話が騒々しいだけでなく、写真のように無秩序にカートが並べられ、私は知らぬ間に出られないように軟禁されてしまった。
ここには韓○人もいるが、たまたまなのかラウンジに入るのはそれなりの人なのか、不快に感じる人はいない。
搭乗開始時間にはまだ早いが、11:52にPlaza Premium Loungeを出る。
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●AC003便 (YVR 13:05 → 15:20 NRT)
早めにラウンジを出た理由は、座席を前方に変更してもらうためだったのだが、まだ搭乗口にスタッフはいなかった。
搭乗待合いには日本人のツアーの団体がいたので、安心してその近くの空きベンチに荷物を置き、洗面所へ歯磨きに行く。このツアーの参加者はシルバー世代のご夫婦ばかりで、添乗員さんがアンケートの記入をお願いしている。ここにいると、ここは日本かと錯覚してしまいそうだ。
歯磨きを終え、しばらくすると搭乗口にエア・カナダの係員がやってきたので、ロストバゲージでその処理を成田でしなければならないこと、成田から大阪への乗り継ぎ時間が1時間25分しかないことを告げ、もう少し前方の席に変更できないか聞いてみるが、1列前にしか空きはないとのこと。1列だとほとんど変わりないが、せっかくなので変更してもらう。
しばらく待って12:23に優先搭乗する。
一般搭乗が始まりほとんど席が埋まった頃、CAが話しかけて来る。前方に乳児連れの母子がいるのだが、私の席は隣りが空席なので換わってあげれないかとのこと。
隣りが空席だったことは知る由もないが、前方への移動は願っていたことなので快諾して席を移動する。もっともここにも落とし穴があったのだが、それは後ほど知ることになる。
AC003便は13:04にプッシュバックを開始し、この機の前にF15戦闘機が離陸する旨アナウンスされ、右の窓からF15戦闘機の離陸を見て13:26に南へ向かって離陸した。
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離陸後、ほっとしたのか意識が遠のき、シートベルト着用サインが消えたのは気付かなかったものの、ドリンクサービスで目を覚ます。(笑)
続いて14:14に機内食のサーブが始まり、チキンorビーフの二者択一はここでもビーフをチョイスする。
ビーフの方はどうやらすきやき丼のようで、可もなく不可もなくといったところだろうか。
食べてすぐ寝ると牛になる(笑)ので、映画でも観たいところだが、どうもエンターテイメントシステムの調子が悪い。最初のうちは突然初期画面に戻ってしまう症状だったが、遂には初期画面でフリーズしてしまった。
ちなみに隣席のご婦人も同じ症状だったので、ギャレーにいるCAさんに伝えに行くと、リセットをかけるから5分ほど待って欲しいとのこと。
席に戻り、隣席のご婦人にもそのことを伝えて5分待つが、真黒い画面から初期画面になるだけでメニュー画面は出て来ない。しばらくしてそのCAさんが様子を見に来たが、直らない(直せない?)のと空きの席がないこともあって「We are sorry.」と謝ることしかできないできないようだ。
CAさんのせいじゃないけど、今までこんな経験はないので、ここでもエア・カナダクオリティを感じずにはいられない。
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ここから時計を16時間進めて日本時間で。
エンターテイメントシステムの故障のため、携帯電話に入れていたクラシックやジャズを聞きながら、持って来た本を読んで眠くなったら眠るを繰り返し、退屈な時間を過ごす。
当然フライトマップも見れないので、どこを飛んでいるのか、あとどれくらいで到着するのかも分からない。
そうこうしているうちに13:15に2回目の機内食のサーブが始まる。
ここでもビーフをチョイスする。今回のメインはビーフシチューで、これはなかなかおいしい。
特筆すべきはパンで、成田で積み込んだパンは激マズで食べれたものではなかったが、バンクーバーで積み込んだパンは表面が固くて中がモチモチで、なかなかおいしかった。
食後、しばらくして機長からアナウンスがあり、予定より早く2:40PM頃成田に到着するとのこと。
別に聞きたくはなかったが、ご主人との会話からかなり旅慣れたご様子の隣のご婦人は、「あと2時間40分もかかるって。この機長の英語は聞き取り難いわ。」と仰っていた。私の耳でも聞き取れ(以下自粛)・・・。
もっとも今から2時間40分もかかったら、ロストバゲージの処理どころか、NH2177便に乗り継ぐこともできない。
AC003便は14:42に南から着陸、14:46に42番ゲートに到着して14:51に降機する。
エンターテイメントシステムが使えなかったので快適とはいえないまでも、地獄のようなフライトが続いていたので、それほど不快なフライトではなかった。
【AC003便諸元】
機材:Boeing 767-300 (763)、機体番号:C-FPCA、シリーズ:Boeing 767-300、型式:767-375/ER、製造番号:24306/258、登録:2001/03
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●成田着
予想外だったのは、降機すると私の名前を掲げたボードを持った係員が待っていたこと。
イミグレーションまでの長い通路を歩きながら話したところによるとこの女性はANAの方で、私の荷物はバンクーバーで乗り遅れたらしく、次の便で私を追いかけたものの、逆に私はバンクーバーに向かっていたので、カナダ上空ですれ違っていたようだ。そして現在はトロント発成田行きのAC001便に乗って太平洋上にいるそうだ。
約1時間後に到着するらしいが、待っていると伊丹行きのNH2177便に乗れないので、自宅まで配送してもらうことにする。
成田でのチェックインといい、グランドスタッフの業務はANAが行っているのかもしれない。
イミグレーションで一旦ANA係員と別れ、10人くらい並んでいる有人カウンターを横目に、誰もいない自動化ゲートを通って15:01に入国する。
受け取るべき荷物がないので、その奥にあるANAのカウンターでANA係員と再度合流する。
税関用に別送用の書類と配送用の伝票を作成しなければいけないそうだが、ANA係員がほとんど書いてくれ、私は連絡先や名前を記入した程度。ANA係員に付き添われ税関に向かい、ANA係員が税関係員に事情説明と書類を渡して15:07に通過。ここでANA係員にお礼を言って別れ、到着ゲートを出て無事帰国する。
日本語での会話というアドバンテージはあるものの、このきめ細かいサービスはさすがANAクオリティ。
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到着ゲートを出てすぐ右手にあるANAのチェックイン・カウンターでプレミアム・チェックインを行う。
エア・カナダのHPから予約できる最も前方の席を取っていたのだが、座席の変更ができるということなので、もう少し前方の席をリクエストしてみると、最前列のバルクヘッドをアサインしてくれる。
3分ほどでチェックインを終え、これまたチェックイン・カウンターのすぐ横にあるANA Arrival Loungeに入る。すごく効率的な動線になっている。
私の中では減点ばかりのエア・カナダクオリティに対し、どんどん加点されるANAクオリティ。(笑)
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いろいろあったけど、取りあえず無事に帰国できたことを祝ってひとり乾杯をして、落ち着いたところで家内に生存確認のメールを送っておく。(笑)
ここもWi-Fiが使えるので、時間までインターネットをして過ごす。
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●NH2177便 (NRT 16:45 → 18:00 ITM)
16:05にラウンジを出て、16:10にプレミアムレーンからセキュリティチェックを通過する。
機内整備が遅れているようで、しばらく待って16:32に優先搭乗が始まり、バスに乗って搭乗機に向かう。
機内に入ったのは出発時刻とほぼ同じの16:44。それでもお行儀のよい日本人ばかりなので、機内持ち込み満載で周りを気にしないカナダ人とは違って僅か10分ほどでスムーズに搭乗し、16:54にドア・クローズになる。
16:54にプッシュバック開始するも、離発着機が多いのか時間がかかって17:20に南へ向かって離陸する。
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17:31にシートベルト着用サインが消える。しばらくそのまま南へ飛行を続け、九十九里浜で右旋回するが、この先はずっと雲の上を飛んで景色は楽しめない。
このB737-800は座席が3列-3列のナロー・ボディなのだが、真ん中は空席だったので横の圧迫感もなく、バルクヘッドで足元も広々と快適なフライトとなった。
【NH2177便諸元】
機材:Boeing737-800 (738)、機体番号:JA51AN、シリーズ:Boeing 737-800、型式:737-881、製造番号:33886/2607、登録:2008/05
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●大阪国際空港
18:10に南から着陸。10分あまり遅れて18:13に8番ゲートの到着。18:16に降機する。
初めてスターアライアンス塗装の機材に当たったが、搭乗時はバス移動だったため全体の写真が撮れなかったので、出口と反対側に移動して写真を撮る。(笑)
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本来はここでお土産(と洗濯物)が詰まった荷物を受け取るはずだったが、受け取るべき荷物がないので素通りする。
予定では今頃成田に到着して、バゲージクレームを回り始めている頃だろうか。
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●自宅へ (大阪国際空港 18:50 → 21:17 山陽IC)
南ターミナルから歩道を渡り、往路でバスを降りた場所でしばらく待っていると、高速バスはちょっと遅れて18:53に到着。
竜野西SAで20分トイレ休憩をして、和気ICを通過した辺りで家内にメールをする。
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予定時刻より15分ほど早く21:01に山陽ICに到着。
ちょうど迎えに来た家内の車に乗り、21:10に自宅へ到着。いろいろあったが、今回も無事に旅を終えることができた。
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●おまけ
初めて押されたカナダの入国印。
今まで訪問した国と日本の入出国印は17ページまでに押されていたが、カナダでは適当に開いたページに入国印(アメリカ、カナダは出国印は無い)を押したようで、カナダに入国印は無いのかと最初は気付かなかった。
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これがロスト・バゲージ関係の全書類。
左からシアトルで受け取ったバゲージクレーム・タグ、トロントでおっさんから成田で見せろと言われたカード。
右上がANA係員から渡された連絡先のカード、右下が荷物の特徴が書かれた紙の控え。
できれば二度とお目にかかりたくない・・・。
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-おしまい-
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本日の歩数
歩数:11,169歩、EX歩数:4,590歩、消費Cal:396Kcal、距離:7.53km
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