●最後の朝
時差ボケが少し入っているのか、疲れているにもかかわらず4:50に起床する。
厳密に言えば昨夜飲んだビールが祟ってトイレに起きたのだが、ドアの隙間から紙が入れられていた。気付かなければ二度寝したのだが、Thanks Letterかなと手に取って見たことで完全に目が覚める。
よく考えればチェックアウトの日にThanks Letterが入るわけもなく、その紙パーキングの請求書だったのだ。もちろん、車など停めていないので云われのない請求書なのだが、英語でクレームつけなければならなくなったことに気が滅入る。
いったんベッドにダイブしたが、眠れそうにないので起きることにする。
カーテンを開けると、最後の定点観測は曇り空。Space Needleも私の心と同様に少し寂しそうに見える。
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服を着替え、7:10頃ホテルを出る。向った先はもちろんPike Place Market。
今朝の朝食は、こちらも1st Ave.にあるPike Place Bagel Bakeryという店にしようと決めていたのだが、まだ開いていないようだ。
昨日とは逆にPike St.からPike Place Marketに入り、Beecher's Handmade Cheese、Le Panier、PIROSHKY,PIROSHKY、スターバックス1号店を見て回る。
もう一度1st Ave.に戻り、Pike Place Bagel Bakeryを覗いてみるが、人気がなくて開店しそうな雰囲気はない。
さて、どうしたものか・・・。
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で、向ったのはシアトル到着後の昼食を求めてやってきた、カフェ激戦区の4th Ave、5th Ave.エリア。
そして今回センサーが反応したのが、Westlake Centerから1ブロック南の、4th Ave.とPike St.の角にあるSeaattle's Best Coffee。
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注文したのはシナモンロールとお決まりのラテ。
この店は空いていたせいか、”ケンイチ松山”を名乗ることなく、フレンドリーなお姉さんが席までデリバリーしてくれる。
シナモンロールは美味しいけどでかすぎ。ここのラテはアートがなかったものの、やはりおいしい。未だシアトルで飲むラテにハズレはない。
ここはWi-Fiがフリーで使え、日本時間だと24時前なのでまだ起きているかもしれない家内にメールを送ってみる。
すると、前回Bartell Drugsでバンドエイドが安かったから買って来いとのメールが来る。
Bartell Drugsはホテルへの戻り道にあるので、ちょっと遠回りして寄ってみるが閉まっている。そういえば前回も日曜日は閉まっていたことを思い出す。
ホテルと反対方向の3rd Ave.とUnion St.の角にもBartell Drugsがあるので行ってみるが、やはり閉まっている。ついでに近くのKress IGA Supermarketに寄ってみるものの、ここには家内ご所望のバンドエイドはない。
どうやらBartell Drugsは日曜日は休みらしいが、4th Ave.とMadison St.の角にもあるので、試合の後に時間があれば寄ってみることにしよう。
取りあえず時間オーバーなので、ホテルに戻ることにする。
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手ぶらのまま8:40にホテルに戻る。忘れ物がないことを確認して8:50に部屋を出る。懸念のパーキングの請求書($30×2)をどうにかしなければならない。
レセプションに行き、「I'd like to check-out. But What does this mean? I don't have a car to come here.」と、正しいのか否か不明なエイゴで抗議すると、コンピュータを叩いて「We are sorry, sir.」とあっさり片が付く。
8:55に無事ホテルをチェックアウト。
荷物をゴロゴロと引きずってMaycy'sにあるエレベータで地下1階に下り、更に別のエレベータに乗り換えてWestlake駅のホームに下りる。
ここで初めてORCAカードを使う。ここに限らずLink Light Railの駅には改札がなく、乗降時にホームや通路など所々に設置されている読み取り機に、SUICAやICOCAのようにORCAをかざすシステムになっている。
しばらく待って9:10にLink Light Railに乗り込む。
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9:50シアトル・タコマ空港到着。
事前に調べておいたKen's Baggageという荷物一時預り所に荷物を預ける。
ここは1階到着ロビーの真ん中辺りにあり、ここでも若い女性がフレンドリーに対応してくれた。パスポートを提示して、ピックアップの時間を言って引換券をもらう。支払いは受け取り時で、料金は私の場合で$9とやや高めか。
再びLink Light Railに乗り、10:10にシアトル・タコマ空港駅を発車。Stadium Stationを目指す。
降車駅Stadium Stationに着く直前に検札がやって来た。初めて見る検札風景で、切符の人は目視、ORCA保持者はハンディスキャナーで確かめていたが、同じ車両にキセル乗車はいなかった。
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●セーフコフィールド
10:40頃Stadium Stationに到着し、初めて訪れた時と同じくループ橋の歩道を通ってセーフコフィールドに向かう。
このルートは階段を下りるとセンター側のゲートに着くが、こちらはまだ開場していない。既に並んでいる人がいるそのゲートを通り過ぎ、私が目指すのはもちろんTHE 'PENだ。(笑)
この日はすでに開場していて、10:47に入場する。
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ゲートでセキュリティチェックを受け、この日もビアカウンターを目指し、Happy Hourの$9.75のプレミアのLを$5で買う。(笑)
そして選んだのはBlue Moonという白ビール。連日飲んだエール系のビールに比べて癖がなくて飲みやすい。それぞれ個性があって、どれが1番と言うわけではないが。
まぁ、日本の球場だとこれほどの選択肢はないのではなかろうか。
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この日の練習でも川崎は目立っていた。
守備練習ではショートでひとしきりノックを受け、それが終って誰もいなくなったダイヤモンドではひとりで走塁練習をこなし、グランド整備が始まると芝生に移動してストレッチをしていた。
ベンチに戻ってくると汗びっしょりで、この日も2〜3人にサインをしてダッグアウトに消えて行った。
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川崎がライト側のフィールドでストレッチを行っている頃、ダッグアウトから岩隈がグランドに入って来た。
この後サインをもらうことになるファーブッシュやウィルヘルムセンらの中継ぎ投手陣は既にキャッチボールをしているが、岩隈はのんびりストレッチから始める。
ストレッチ後も一人っきりで、キャッチボールの相手もいないように見受けられた。高額で移籍したのにオープン戦で結果が出ず、この日まで出番もないことから、何となく投手陣の中で浮いているようにも見受けられる。
私の思い違いであってくれればいいのだが・・・。
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試合開始まで手持ち無沙汰になるので、この間を利用して昼食を食べておくことにする。
天気もいいので、まずはCoors LightのLargeサイズ($8.75)を食前酒に。(笑)
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で、今回選んだのはBig League Cheese Burger($6.75)という巨大なチーズバーガー。
もっとも、今回シアトルで最初に食べたターキーサンドイッチも大きかったので、アメリカ人にとってはこれがスタンダードなサイズなのであろう。
私自身にアメリカ人の味覚に対する固定観念があったからかもしれないが、昨日のCheese Steakに続いてなかなか美味しいと思った。
パン、肉、チーズ、野菜は温野菜と生野菜の違いはあれど同じ構成だが、こういうジャンク・フードはアメリカ人の方が日本人より優れているのかもしれない。
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この日はJACKIE ROBINSON DAYとして、黒人初のメジャーリーガーで有名なジャッキー・ロビンソンが、65年前の今日(1947年4月15日)メジャー・デビューしたことを称え、メジャーリーガー全員が42番をつけてプレーするそうだ。
私自身ジャッキー・ロビンソンは名前くらいの認識しかなく、昔読んだ「栄光なき天才たち」という漫画の黒人投手の話に出ていたのを憶えているくらいだ。
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●試合開始
13:10に予定通り試合開始となる。
ベンチからこちらに向かって一直線にイチローが走って来る。
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そして職場の始業点検を行う。(笑)
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私に気付いて「ようっ!」と手を挙げる。(嘘)
人気選手だけあって、守備に付くだけでライトスタンドからイチロー・コールが沸き起こる。
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プレーの合間にストレッチを欠かさない。
やっぱりライトスタンドの前方がベストエリアかな。ただし、イチローがDHの場合はつまらないが。
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1回裏の1アウトランナー1塁で迎えたイチローの第1打席は、0-1からの2球目を打ち、鋭いライナーがサードの頭上を襲う。
三塁手は何とかグラブに当てたものの、打球はレフト線に転がる。これで1アウト2,3塁だと思ったが、なぜか1塁ランナーのアクリーが2塁にストップしている。ツーベースヒットだと思ったのにシングルヒットで1アウトランナー1,2塁となる。
しかし、4番スモークが三球三振、昨日活躍した5番のモンテロがライトフライに倒れて先制のチャンスを潰す。残念。
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試合は2回の裏にこの回先頭の6番のシーガーが2ベースで出塁し、2アウト後に9番のライアンがレフトへ先制の2ランホームランを放つ。思わず隣りのオヤジとハイタッチ!
サインをもらったシーガーが得点に絡んだので何だか嬉しい。
イチローの第2打席のコールに、イチローのお気に入りのピザのトッピングはチーズだと紹介されている。
チーズをトッピングしないピザってあるのか?という突っ込みはしないことにする。(笑)
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イチローの第2打席は3回の裏、1アウトランナーなしで1-0からの2球目を打って平凡なショートゴロに倒れる。
次打者の4番スモークがライトへ弾丸ライナーのホームランを放ち、マリナーズらしからぬホームラン攻勢で3-0とリードを広げる。
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ところが5回の表、先発のベバンが突如乱れる。
7番から始まる下位打線の先頭打者にヒットを打たれ、次打者の初球に死球、9番のソガードに3-1とカウントを悪くしてストライクを取りにいった甘いストレートをライトスタンドに運ばれ、3-3の同点に追いつかれる。
このホームランは私の5mくらい左に飛び込んだのだが、このボールをキャッチした人に「投げ返せ!」と怒鳴っている観客もいた。このホームランボールを取った人に、しばらくして係員が証明書のようなものを渡していた。そんなサービスがあるんだ・・・。
この写真は、その同点にされた5回の表の二死ランナーなしで、クリスプのライト線への大きな当たりをイチローがランニングキャッチした時のもの。こういうプレーが流れを変えるのだ。
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ピンチの後にチャンスあり。
同点にされた5回の裏、1アウトからフィギンズがフォアボールで出塁、続くアクリーはセカンドゴロに打ち取られるが、ダブルプレーを焦ったのかウィークスのバックトスが悪送球となって1アウト1,2塁とチャンスが広がる。先ほどのイチローのファインプレーとは反対に、ウィークスの緩慢なプレーで完全に流れがマリナーズに来た。なぜなら・・・。
このチャンスにイチローが登場!
場内割れんばかりのイチロー・コールの中、2-1からの4球目を打つ。
この写真はその瞬間。
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強烈なライナーがライト線に飛ぶ。ライトが懸命に追いかけるが、打球が早くてライトは途中で諦めてクッションボールの処理に切り替える。2塁ランナーは悠々と生還し、マリナーズが4-3と勝ち越しに成功する。当たりが強烈だったのかアクリーは3塁ストップだ。
この三連戦で1番のハイライトのタイムリー・ツーベースとなり、ここでも隣りのオヤジとハイタッチ!
1アウト2,3塁とチャンスは続き、先ほどホームランを打った4番のスモークに期待がかかるが、ここはボテボテのピッチャーゴロに倒れる。しかしボテボテだったことが幸いし、3塁ランナーがホームインして5-3と点差を広げる。
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今日のビューはこんな感じ。
8回からウィルヘルムセンが先発のベバンを引き継ぐ。このセットアッパーのウィルヘルムセンからクローザーのリーグにつなぐのが、今年のマリナーズの勝利の方程式になっているようだ。
先頭のクリスプを歩かせるが、後続を抑えて役割を果たす。
このウィルヘルムセンは、去年に引き続き今回もサインをもらったので応援に力が入る。
ちなみに東京ドームでの開幕戦で、エースのヘルナンデスをリリーフして勝ち投手になっている。その時ももちろんテレビの前で応援した。
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イチローの第4打席は8回の裏の先頭打者として登場。流れ的に今回の旅行で見る最後のイチローの打席になる。
相手投手はこの回から登板のフエンテスとの対戦となったが、1-0からの2球目を打ち、いい当たりのピッチャー返しになるが、フエンテスの胸の辺りに当たりヒットを阻まれる。
以前は足でヒットになっていたようなシチュエーションだが、去年からこういうのがアウトになるケースが多くなったように思う。
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マリナーズが4-2とリードしたままクローザーのリーグが登場。
1アウトからヒットを許すが、後続を打ち取って試合終了。その瞬間、隣りのオヤジと3度目のハイタッチ!
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ついにこの時が来てしまった。荷物を持ち、重い腰を上げると隣りのオヤジが話しかけてくる。
お:いいゲームだったな!
私:うん、ホントに良かった
お:じゃぁまたな
私:ありがとう
思いっ切り後ろ髪を引かれながら、15:50頃セーフコフィールドを後にする。
試合が早く終わり、そのまま空港に行くにはまだ早いので、4th Ave.とMadison St.の角にもあるBartell Drugsに行ってみることにする。地図を見ると2kmくらいなので歩いて行く。
執念が実ったのか店は開いていたが、サイズ違いが2箱ずつしかなかった。取りあえず買い占めてミッション・コンプリート。
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●@シアトル・タコマ空港
Bartell Drugsから最寄りのInternational District駅まで歩き、16:35頃Link Light Railに乗ってシアトル・タコマ空港駅には17:05頃到着する。
Ken's Baggageで代金($9)を支払って荷物を引き取る。
出発階に上がり、荷物を入れ替え、2つしかないエア・カナダのチェックイン・カウンターに行くと、前に並んでいた2組を差し置いて、係員の女性が私のチェックインを始める。この時点で上級会員かどうか分からないはずなので理由は不明・・・。
eチケットの残り区間はシアトル → バンクーバー → トロント → バンクーバー → 成田 → 大阪という航空券であるが、チェックインカウンターのおばちゃんの頭に上に「?」マークが並んでいる。
係:本当にこれでいいの?と、成田 → 大阪間以外の搭乗券を受け取る
私:OK
係:荷物はトロントでピックアップして再度チェックインしてね
私:東京までスルーで行かないの?
係:トロントまでしか受け付けてくれないの
私:分かった、トロントで預け直せばいいんだね
係:そうよ
預け入れ荷物にプライオリティ・ダグが付いていなかったので聞いてみる。
私:PRIORITY TAGが付いていないけど?
係:バーコードに情報が入っているから大丈夫よ
私:バンクーバーでの乗換時間が短いので付けてくれない?
係:分かった、後でやっておくわ
私:ありがとう
係:どういたしまして
本当にPRIORITY TAGを付けてくれたかどうかは不明だが、もし、ここでPRIORITY TAGを付け忘れていたなら、それがこの後起こるトラブルの原因の1つだと思う。
チェックインが終わったのは17:30頃。ここにいてもすることがないので、前回大行列だったセキュリティチェックに向かう。
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去年と比べれば大した列ではなかったが、それでも20〜30人は並んでいる。せっかくなのでボーディングパスとFFPカードを提示し、2〜3人しかいないプライオリティ・レーンから入る。17:40にパスポートチェック、セキュリティチェックを通過する。
AC8098便の出発するN13ゲートは、メインターミナルから地下を走るシャトルで移動する離れ小島の北ターミナルにある。
セキュリティを抜けて右に進むと北ターミナルに行くシャトル乗り場なのだが、北ターミナルには目ぼしいものがないので、左に進んでメインターミナルを歩いてみることにする。
ひと通り歩いてみるが、テンションが下がっていることもあって興味を引くものはない。
仕方なくシャトル乗り場に行き、シャトルに乗って北ターミナルに向う。
北ターミナルに着くと、人の流れを横切ってUnited Clubに向かう。前回は人の流れに乗って2階に上がってしまい、家内とラウンジを探し回ったことが懐かしい。
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去年はRed Carpet Clubという名前だったが、ユナイテッド航空がコンチネンタル航空を買収(合併?)したためかUnited Clubに改称されている。
さりとて中身が変わっているわけではなく、ボーディングパスとFFPカードを出してラウンジに入る。写真は4枚のボーディングパスと、WiFiのIDとパスワードが書かれたカード。
このラウンジには食べるものはほとんどない。奥にバー・カウンターがあるが、今は食欲もないしお酒も欲しくない。テンションが下がっているのと同時に、疲れが出ているのだろう。名残りにカフェラテを1杯もらう。
ここで3つ目のトラブルが発生する。腕時計にリセットがかかり、2000年1月1日の18時になってしまうのだ。直しても直してもいつの間にか2000年1月1日の18時になってしまう。
時計機能は携帯電話やデジカメにもあるが、時間の確認にいちいち電源を入れたり開いたりするのはやはり不便だ。
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●AC8098便 (SEA 20:00 → 20:47 YVR)
少し早めにラウンジを出てN13ゲートに向かう。N13ゲートからはテクテク歩いて19:49に搭乗する。ほぼ定刻通りに出発するかと思われたが、遅れて搭乗してくる乗客がいる。乗客が揃ってもなかなかドアが閉まらず、20:14になってようやくドアが閉まる。ところが今度は空港が混雑しているのか、なかなか出発しない。説明もないまま20:18になってようやく動き始め、タキシングをして20:24に離陸する。
AC8098便は南へ向かって離陸後、右旋回してUターンして進路を北にとる。
すでに暗くなっていて雲が立ち込めていたので景色はほとんど見れず、またしてもつまらないフライトとなった。
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ただ、この便のCAさんは笑顔がすごく自然で、明るくてとてもフレンドリーな女性だった。
AC8098便は40分ほどのフライトで、海側から21:05に着陸、タキシングをして20分あまり遅れて21:09にE95番ゲートに到着するが、ここでもなぜかドアがなかなか開かず、21:13にやっと降機する。
もしかしてドアの調子が悪い?
【AC8098便諸元】
機材:De Havilland Dash 8-300 (DH3)、機体番号:C-FACT、シリーズ:Bombardier DHC-8-300、型式:DHC-8-311 Dash 8、製造番号:262、登録:2002/04
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●@バンクーバー空港
長い通路を通って初めてカナダの入国審査に向かう。アメリカほどではないにしても、カナダの入国審査でもいろいろ質問されるとのことなので、少しナーバスになる。
係:滞在期間は何日?
私:2日
係:滞在目的は?
私:トランジット
係:どこから来たの?
私:アメリカのシアトル
係:次はどこに行くの?
私:日本に帰る
係:ホテルは?
私:まだ予約していない
係:OK
これであっさり入国印が押され、21:20に無事カナダ入国を果たす。eチケットを見られると、無駄なトロント往復を怪しまれると思っていたが、eチケットの提示を求められることはなかった。
”DOMESTIC”のサイン通り歩いていくとなぜか行き止まりになる。(笑)それでも何とか出口を見つけ、そこで税関申告書を回収される。今度は国内線ターミナルへ移動だ。
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途中見つけたインフォメーションで国内線の場所を尋ねる。
上の階に上がってまっすぐ行けばいいとのことで、ここから7分かかると言われる。
言われた通りまっすぐ進み、21:30頃Cコンコースのセキュリティに着くが、無茶苦茶混んでいる。時計を見ながら時間を気にしている人もいるがどうにもならない。
途中で閉まっていたカウンターも開くが、20分ほどかかって21:50にセキュリティチェックを通過する。もっと早くオープンしろよと言いたくなる。
セキュリティチェックを抜けてすぐMaple Leaf Loungeを見つける。受付で搭乗ゲートを尋ねると、ここから2分と言われたので10分くらいはいられそうだ。
当初はここでシャワーを浴びるつもりだったが、シアトル−バンクーバー間のフライトが20分近く遅れたこと、セキュリティチェックに時間がかかったこともあって断念する。
夕食を取る時間もないので、ひとまず命の水(ビール)を2杯飲んでおく。(笑)
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●AC156便 (YVR 22:00 → 05:50 YYZ)
22:08にラウンジを出てC45番ゲートに着くとすでに搭乗が始っている。
一般搭乗の行列を横目に、優先搭乗レーンから乗り込むが、なんでそんなに?というくらい皆荷物を持ち込んでいる。
しかも、後ろに並んでいようが、自分の持ち込み荷物を頭上の荷物入れに収めるまでどけようとしないため、遅々として搭乗が進まない。
そのうえ持ち込み荷物が多いものだから、自分のエリアに入れる場所がなくなり、オーバーヘッドコンソールのスペースを探し回る荷物難民まで出ている。持ち込み荷物は3辺が115cm以内を1つだけという規定は絶対守られていない。
ただ、シアトルで預けた私の荷物もここで難民になっていたことは、この時点で知る由もなかったのだが・・・。
前方の通路側にもかかわらず、何とか席に着けたのが22:16。プッシュバックされたのが22:40頃で、22:54に離陸した。
後ろの席には見たところ2歳に満たない女の子と、生後6ヶ月くらいの赤ん坊を連れた夫婦が座っているのだが、姉の方は離陸前からフライト中も大泣きで、時折赤ん坊も泣いていた。赤ん坊の方はまだ泣き声が小さいのだが、姉の方はイガリ泣くという感じで、喧しいのもさることながら、いたたまれない気持ちのフライトとなった。
しかし、これはまだ序章に過ぎなかったのだ・・・。
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本日の歩数
歩数:24,814歩、EX歩数:15,797歩、消費Cal:972Kcal、距離:17.98km
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