■まえがき
今回のキャンプは前回の勝手にSPW 20年前の思い出に浸るキャンプの時にもりてつさんと決めたもの。もちろんその時は桜の開花予想など知る由もなく、ちょっと標高があるので”4月の第二週でいいか”と安易に決めた日程である。もっともお花見はあくまでも口実なので、もし桜が咲いてなくてもさほどショックはない(笑)。
料理は各々で持ってくるとどうしても多くなるので、今回はメニュー、食材とももりてつさんに一任。私は飲み物を担当することにした。念のため、出発前日に近くのスーパーで非常食を買ったけど、最終的に食べることなくお持ち帰りとなった。
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■一日目 -4月9日(土)
ひとりなので荷物はすぐに用意できる。ただ、あまりにコンパクト過ぎると荷物が動くので、隙間なく積み込むテクニックが必要。
チェックインは14時からできるので13時前に出発する。工事で片側交互通行があったり、マイペースで走る車がいたりといつもより時間がかかる。キャンプ場への山道に入る前の最後のコンビニに寄り、ロックアイスを買う。極めつけは山道に入って1kmほど登ったところで「全面通行止」の看板があったこと・・・。
Uターンして戻る途中にもりてつさんと対面。「全面通行止」であることを告げ、迂回路を探して14時ちょうどにキャンプ場に到着する。やれやれ・・・。
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今回は2サイトの予約で、ひとつリビングスペースとしてもりてつさんのリビングシェル・ロングを、もうひとサイトにテントをふた張りした。
セッティングを終え、お花見キャンプらしくサッポロのサクラビールとアサヒのスーパードライの限定パッケージで、武漢ウィルス予防のうがいをする。
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肝心のサイトの桜は、個体差はあるけど写真のように花が散り始めていて葉っぱも出てきている木が多い。
満開の木もあるけど、全体的に花の付きが悪い。樹木医でもあるもりてつさんによると、土の養分が足りないんじゃないかなとのこと。
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夕食はジャークチキンとしじみの味噌汁。
前回同様、ジャークチキンはもりてつさんが仕込んできたものを、オーブンで焼いて焼き立てをいただく。
表面はパリパリで中はジューシー。名脇役のトマトケチャップが味をまろやかにして、スパイシーな香りを引き立たせてくれる。
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日が暮れて気温が下がってきたので、焼酎の湯割りに切り替える。
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そして焚き火で暖を取る。
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写真ほど明るくないけど、LEDランタンを点けたら綺麗だったので写真を撮る。
たぶん23時頃就寝。
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■二日目 -11月21日(日)
シュラフをかけて寝ていたけど、昨夜は寒くて夜中にシュラフに潜り直した。ちなみにシュラフは20年以上使い続けている、ダウンハガーの#3。
たぶん5時頃トイレに一度起きるが、シュラフが心地良く、二度寝して6:45頃起床する。
朝食は昨夜から仕込んでいたフレンチトースト。ひと晩卵液に浸けていたので、中まで味が浸み込んでいる。シナモンシュガーをかけていただく。
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コーヒーをいただき、食事の片付けをして9時過ぎにシャワーに向かう。
シャワーのあるビジターセンターの桜はこんな感じ。花の付きは良くないけど、陽当たりが良いせいかサイトの桜よりかなりマシ。
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一本だけある枝垂桜は満開。
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サイトに戻り、風呂上りにカシュッ。
ちゃんとうがいしないとね。
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お昼ごはんは皿うどん。
意外に量が多いので、最期はビールで流し込む(笑)。
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ちょっと分かり難いけど、風が吹くと桜吹雪が舞う。
ちなみにこの日のシェル内の最高気温は34℃。もりてつさんは半袖Tシャツ姿だったが、私は半袖を持って来ていなかったので、長袖Tシャツを腕まくりした状態で過ごす。
昨日は満サイトだったが、今日から二日間は貸し切りになる。このキャンプ場のチェックアウトは14時と良心的で、ひとりを除いて時間までに帰り、一番撤収が早そうなソロキャンパーが14:30頃最後に帰っていった。
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もりてつさんが、ジンとグレープフルーツジュースのカクテルを作ってくれた。
このジン、桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子がブレンドされていて、実にいい香りがする。
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ロックアイスが残っているうちにとハイボールもいただく。
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夕食はサーロインステーキwithガーリックライスにコーンスープ。
ジャークチキンとこのメニューは定番にしてもいいね。
生野菜はって?いいんです、家では生野菜メインで食べてるから。
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そして今宵も焚き火トークをスタート。
食って呑んで焚き火をする。これが我々のキャンプスタイルなのだ。
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人が減ったせいか、近くの藪で何か小動物がガサガサ動いている。キツネやタヌキといった夜行性の小動物がエサを探しているんだろうね。彼らの生活圏にお邪魔している身なんだけど、あまり気持ちのいいもんじゃない。
火事防止のため、ふたをして22時頃就寝。
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■三日目 -4月11日(月)
今朝は6時過ぎに起床。
昨夜はシュラフに入って寝たが、一昨日とは打って変わって寝汗をかくほど暑くて目が覚め、シュラフから出て再度眠りについた。
朝食はふぐ雑炊。ヒガシ〇のようなインスタントではなく、フグの出汁にフグの身がたっぷり入ったもの。昨夜余分に炊いていたご飯を煮込み、溶き卵を回し入れて刻みネギと七味をかけて出来上がり。寝ぼけた胃に沁みるわ。
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毎朝いただくコーヒーは、もりてつさんが家で焙煎してきた豆を、淹れる直前に挽いたもの。
家でも焙煎した豆で挽き立てのコーヒーを淹れるけど、挽き立てのコーヒーの方が断然香りがいい。
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この日も9時過ぎにシャワーに向かう。
コナラかな?未だに残っているド根性どんぐりを発見。
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昨日とクリソツな写真だけど、使い回しじゃないよ(笑)。
サイトに戻ったらちゃんとうがいしないとね。
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シェルの屋根に積もった桜の花びら。これは紅葉の方がきれいだね。
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昼食はクリスピー系のピザ。焼くだけの冷凍ピザだけど、焼き立てはサクサクで美味しい。
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腹ごなしに散歩に出かけ、雑木林でもりてつさんが山菜の嬢王と呼ばれるコシアブラを発見。例年だとG/Wくらいが旬だそう。
もりてつさんの調味料入れにたまたま小麦粉が入っていて、採れたてをさっそく天ぷらにして春の息吹をいただく。
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↓↓↓マウスオーバーでパッケージ↓↓↓
夕食は唯一私が用意した食材のカレー。マウスオーバーのパッケージで、応援割でおこもりホテル泊 Vol.3でもらったクーポンで買った高級レトルトカレー(笑)。
そして今回初めて登場のてんこ盛りの生野菜。(袋から出しただけのもの)
マウスオーバーのパッケージに”淡路島フルーツたまねぎ使用”とあり、淡路島産の玉ねぎがたくさん使われているようで、味の方はカレーとハヤシの中間って感じかな。”神戸牛”の文字が大きかったので、そちらに気を取られ過ぎていた(笑)。
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夕食の片付けを終えたら、焚き火トークに突入。
酔っ払いだし、録音していないから何を話したか覚えていないけど、同じ話を繰り返していたんだろうね。
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上の写真からこの写真まで一枚も撮っていない(笑)。
この日も火災予防をして23時前に就寝。
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■四日目 -4月12日(火)
6:50起床。
今朝のメニューはスパムおにぎりだけど、買ったはずの海苔が見つからないらしく、ラップで包む。
2月に沖縄に行く予定だったが、一足先に沖縄にマンボウが発令され、続いて岡山にもまん防が出て敢え無くキャンセルした。沖縄行きて〜。
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この日も9時過ぎにシャワーを浴び、10時過ぎにサイトに戻る。
今日はアサヒの復刻ビールのハーフ&ハーフでうがいをする。ファイザーとモデルナの交差接種のようなものだ。違うか(笑)。
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昼食は焼きそばとワンタンスープ。もちろんどちらもインスタントだけど、キャンプでは時間をかけずパパっと美味しいものを食すのが我々のスタイル。体に悪いものほど美味しい。
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ジンとロックアイスが残っていたので、炭酸割りでいただく。スパイスが入っているので、これで十分美味。
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14:30頃、向かいのサイトにソロキャンパーがやって来た。
サイトから見える丘に一本山桜が咲いているので見に行くことにした。アルコールが入っているのに、直攀したのでちょっと息が切れた(笑)。
さらに奥まで進んで、集落があることを発見してサイトに戻る。
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外出から戻ったらまずうがい。
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念のためアルコール濃いめのうがい薬も使用。
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最後の晩餐は大阪王将の冷凍餃子と鮭のアルミホイル焼き。
大阪王将の冷凍餃子は油いらず、蓋いらずで羽根付き餃子ができるとのことだけど、溶けていてフライパンに移すときに汁がこぼれたため羽根付きにならず。
それでも美味しくいただけた。冷凍食品はホントに侮れない。鮭のアルミホイル焼きは、一か所取っ手が取れるというアクシデントがあったものの、カセットコンロ用のオーブンが大活躍した。
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そして最後の焚き火トークへ。
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薪もいい加減の量で、燃やし切って火災予防をして22時過ぎに就寝。
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■五日目 -4月13日(水)
最終日の朝は6時過ぎに起床。時間は不明だが、四泊とも夜中に一度トイレに行った。もりてつさんは毎晩三回ほど行っていたとか(笑)。
テントを出る前に、シュラフ、エアマットレス、銀マット、洗濯物をコンテナに入れておく。
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朝食はホットドッグ。キャベツは前日にカレー粉で炒めておき、フランクフルトをフライパンで炒め、キャベツと共にパンにはさんでオーブンでローストする。
表面はパリッとして中はふんわり。キャベツをカレー粉で炒めているので、マスタードも必要なしで美味しくいただいた。
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朝食後はテントをひっくり返して干したり、のんびり片付けをする。陰った頃合いをみてシェルを畳んで東屋で11時過ぎには撤収完了。
昼食用のインスタントラーメン、湯沸し用バーナーとポットを東屋に持ち込む。
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4分待って出来あがり。
スープはこってり豚骨しょうゆで、麺がお店の生麺のように美味しい。焼豚やシナチクは残念な感じだけど、インスタントラーメンも侮れんわ。
12:30頃キャンプ場を後にする。迂回路を通って国道に出て、途中過積載なのかバラスを積んだダンプが黒煙を吐きながら20km/hほどで上り坂を登ったりと、邪魔をされながらも13:25頃無事帰宅。今回のお花見キャンプを終えた。
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