イメージキャラの「たいようくん」です

 

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2002年12月01日 岡山県川上郡成羽町

焼き体験(窯出編)

 


 

本日晴天なり

今日は2週間前に窯詰めした炭窯の窯出しの日です。

期待と不安を抱えてこの日に臨みましたが、そんなモヤモヤした気持ちとは裏腹に、今回も雲ひとつない快晴が出迎えてくれました。

guudaさんファミリーとは現地に10時に待ち合わせしてしましたが、自宅を出発したのは予定より30分遅れの8:30でした。あしてんままが30分朝寝坊したためですが、あしてんままに起こされるまで誰ひとりとして起きていなかったので、誰もあしてんままを責めることはできませんでした。(笑)

日曜日の朝ということもあり、道が空いていたため結局約束通りの時間に到着できました。


いよいよ

昼食のカレーの下ごしらえや、テーブルのセッティングなどをして、コーヒーを飲みながら窯出しのレクチャーを受けました。

そしていよいよ窯出し作業の開始です。

まずは焚き口を開けていきます。バールを使って積み上げたレンガを崩していきます。目地埋めに使った山土は、木槌で叩いて細かくし、次回の炭焼きの目地埋めに再利用するそうです。そうしてリサイクルしているうちに不純物がなくなっていくんでしょうね。


もうひとつ壁が

焚き口のレンガを崩すと、炭窯のレンガが現れます。

灰や焚き口のレンガを崩した山土を取り除き、炭窯のレンガを同じようにバールで崩していきます。

徐々に炭窯の内部が見えるようになっていき、2週間前にはぎっしりと詰まった木が見えないので、すべて灰になったのかと徐々に不安になってきました。


燃え尽きてる?

炭窯の全容が現れた瞬間です。

はっきり言って、燃え尽きてしまったのではないかと思いました。

窯詰めの時、「手前の木はほとんど灰になるから。」と聞いていましたが、真っ白な窯の様子は不安感を募ります。

guudaさんのおじさん(窯元)に、「燃え尽きたの?」と聞くと、「出してみりゃ分かるよ。」とニヤっと返事をしました。その瞬間、炭焼き初体験の私の不安は吹き飛びました。(笑)


ケイスケ大活躍

簡易防塵マスクを付けて完全防備でケイスケが窯に入ります。

炭は60cmくらいあるため、壁にぶつけたり、炭同士をぶつけると、炭は簡単に折れてしまいます。その度に「ああぁっ!」、「うぉっ!」というケイスケの悲鳴が聞こえます。(笑)

窯の奥へ行くほど良質の炭が出てきました。


木炭

焼きあがった炭です。

灰を被っているので白く見えますが、ちゃんと炭になっていました。乾燥具合があまりよくなかったみたいで、予想より少なめだったそうです。その分、木酢液は40リットルくらい取れたそうです。

この箱に入っているのは、薪割りしたそのままの形で炭になったもので、60〜70cmの長さがあります。

 


竹炭

こちらはもうひとつの炭窯で焼いた竹炭です。

昼食後、酔いが回らないうちに窯出ししました。(笑)

割った竹炭は反ったものもありますが、竹炭同士をぶつけると備長炭のような金属音がします。

写真にはありませんが、節を抜いた割っていない観賞用の竹炭もありました。これは良質の炭が取れやすい窯の一番奥に仕込んでありました。


木酢液

これが今回できた木酢液です。

今日までに5回も濾過していただいていました。

この木酢液は500〜1000倍に水で薄めて、野菜など植物に噴霧すると防虫・耐病効果があるほか、入浴剤や水虫治療にも使えるそうです。また、家の周りにまけばネコやヘビなどを寄せつけないそうです。

遠慮を知らない我が家はペットボトルに6本いただいて帰りました。(笑)

今回は窯詰め、窯出しを体験させていただきましたが、次回は木の切り出し、薪割りから体験させてもらうことをお願いして帰りました。

自然の中、デイキャンをしながら実に楽しく炭焼きというモノ作りを体験でき、また、この炭を使ったレシピの考察という2倍・3倍の楽しみを味わうことができました。

今回の企画してくれたguudaさんファミリーと窯元のおじさん、貴重な体験をさせていただき大変ありがとうございました!

またよろしくお願いします。(笑)


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