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見事返り討ちに遭ってストレスは募るばかり。前回のキャンプを今年最後と決めていたが、ひそかに再度リベンジを計画。吉井竜天にこっそり予約を入れ、あとはあしてんままの固いガードを崩すだけ。毎日にアタックをかけ、根気負けしたあしてんままが
@天気予報で1日でも雨の予報ならキャンセル
Aホットカーペットを持っていくこと
B1泊2日とすること
以上3点を条件に何とか了解を得た。あとは週間天気予報とにらめっこの日々が続いた。前日までずっと日曜日の降水確率が50%の予報であったが、前日夕方になって30%にダウン。疑心暗鬼なあしてんままを振り切り決行を決意。日曜日に用事があるもりてつファミリーがデイキャンプで同行することになった。
当日の朝はうす曇り。降水確率はさらに10%に下がり、喜んでいると雨が降り始めた...
しかし吉井竜天のある北の空は青い。行くしかない。予想通りキャンプ場に近付くにつれ青空が広がってくる。10:40頃キャンプ場へ到着。テントとスクリーンを設営。
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今回はこの日のために新兵器のL/Bトンネルを妻に内緒で購入。
この新兵器の導入で今回のキャンプを快適に過ごせることができたのである。左の写真がL/Bトンネルを使ってテントとリビングシェルを結合した様子。このL/Bトンネルのおかげで、外に出ることなくシェルとテントの行き来ができ、居住空間も数段アップ。テーブルと10人分のチェアと荷物を並べても余裕であった。
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昼食はきつねうどん。冷凍うどん(これが結構いける)とうどんつゆを一緒に鍋でゆでて、味付け油揚とポケモンかまぼことねぎを乗せてできあがり。しかしキャンプに来ると子供たちの胃袋は2倍の容積になるので(大人も...)おかわり攻撃をかけてくる。そんなことは見越している母はクーラーから冷凍のえびピラフとそばめしを出す。調理方法は油をひいたフライパンで炒めるだけ。そう、母は子供たちの操縦と超簡単料理に長けているのだ。
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昼食後子供たちはアスレチックで遊んだり、遊歩道で取ってきたホウ葉に絵を書いて遊んでいる。ハイシーズンと違い、アスレチックは遊び放題。遊具の数は少ないが、小さい子から小学校高学年までなら遊ぶことができる。遊歩道は急坂があり危険を感じるが、これも経験で自然と接するいい機会だ。雑木林に竹林、杉や檜の人工林。今回は生きた植物図鑑(もりてつさん)がいるので、子供たちは質問をしたりどんぐりやくりを拾ったりして、こういう時の子供の目は輝いている。
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この季節陽が暮れるのは早い。夕食は子供たちはカレーとポタージュ。もちろんインスタントである。昼間の暖かさにビールを飲んでほろ酔い気分と新米に変わったせいか、芯のあるご飯になってしまい、子供たちからブーイングを浴びせられる父。そんなこと構わず、大人用のキムチ鍋を肴にもりてつさんの新潟出張土産の吟醸酒八海山を飲む。遊び疲れと満腹中枢の刺激で次女のゆうなはテントの中で、末っ子のゆめは得意技の行き倒れで眠ってしまった。コンセントを刺さずにホットカーペットがつかないと騒ぐ母、コンセントをさしても暖かくならないホットカーペットに怒り出すが、今度はスイッチが入っていない。思わず呆れてしまう...
そして午後8時30分、もりてつファミリーは帰路についた。さぁいよいよ寒さと戦いの夜だ。と気合を入れるも、結果母以外は暑くて寝苦しかったみたいだ。冷え性の母を基準にするとみんなが迷惑していた。母は今度は1畳用のホットカーペットにするとすねていた。
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翌朝も快晴。朝から暖かくて心地よい。もう少し空気が冷たい方が脳を覚醒するのには良いが、寒がり(変温動物?)の妻には行動しやすい気温だ。
朝食は寒さを想定してごはんにみそ汁という純和風にしていた。今度は完璧にご飯を炊きあげ、子供たちはご飯をぺろりと平らげ、さっさとアスレチックへと出勤?していった。父と母は撤収の準備だ。シュラフや銀マット、テントからフライを外しそれらを干し、不要なものを車に積みこむ。
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小春日和のポカポカ陽気ではあるが、コーヒーを飲みながら辺りを見まわすと、もみじは美しく紅葉し、山茶花は美しい花を付け、晩秋から冬へと季節の移ろいを演出していた。
昼食は究極の簡単料理のカップラーメン。我が家の床下収納庫で充分熟成された賞味期限ギリギリの在庫処分品だ。メニューもカレー味、しょうゆ味、チキン味と3種類の中から選ぶことができる。これ以上のコメントはできないほどポピュラーで簡単で誰でも味が想像できるメニューである。
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今回は1番目立つサイト(管理棟の真前)で黄色いバンダナを掲げていたが、またも声をかけてもらえなかった。我が家のサイトは声をかけにくいサイトなのでしょうか?(ガルヴィ読者よろしく)
また、いくら暖かかったとはいえ、素足にサンダルというおじさんがいた。どう見ても夏物のパンツに長袖のTシャツという出で立ち。あろうことか昼間は半袖のTシャツになっていた。久々に名物人間の登場である。愛称は迷うことなく熱血おじさんとなった。
それはそれとして、今年初めて天気に恵まれ、お天気同様に心まで晴れ晴れと今年最後のキャンプを終えることができた。終り良ければすべて良しで我が家の20世紀最後のキャンプは幕を閉じるのであった。
(しかし、父は密かに世紀越しのキャンプを計画しているのであった。勿論妻には内緒だが...)
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