左からサーモマグ16oz、ジャストフィット缶クーラー、チタンダブルマグ300ml、
比較用のコレールカップ、備前焼、ステンレスシングルマグ
写真 |
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メーカー |
モンベル |
サーモス |
スノーピーク |
製品名 |
サーモマグ16oz |
ジャストフィット缶クーラー |
チタンダブルマグ300ml
フォールディングハンドル |
サイズ |
直径10cm×高さ14.5cm
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直径7.5cm×高さ12cm
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直径7.5cm×高さ8.5cm
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容量 |
450ml |
*注)350ml |
300ml |
重量 |
165g |
160g |
83.5g |
価格 |
\750 |
オープン(\2,500前後) |
\2,580 |
材質 |
本体:ポリプロピレン
断熱材:発泡スチロール |
ステンレス |
チタニウム |
特徴 |
350ml、500ml缶を差し込むことができ、上ぶたの飲料口はストローを差し込むことができる。 |
わずか1mmの真空断熱層でコンパクト設計。350ml、500ml缶を差し込むことができる。また、底部はシリコンで滑り止めになっている。 |
軽量・高強度・熱伝導率が低いという性質を併せ持つチタンニウムを二重にし、空気層による断熱効果を高めている。 |
*注)容量はメーカー発表になかったので実測値
【テスト方法】
■常温(室温10〜12℃)にキープしておいた各カップの内寸高さのほぼ中央に温度計の測定部をセットします。 ■沸騰したお湯をカップ容量の90%分注ぎ、5分毎にお湯の温度を測定します。条件を揃えるため、サーモマグ、ジャストフィット缶クーラーにフタはしません。(アナログ式の温度計につき初期のタイムラグを避けるため、温度計は予めお湯の中に浸けておきました。) ■上記テストを2回行ない、その平均値を取ります。(誤差は最大で2℃でした)
【お湯の保温テスト結果グラフ】
※グラフ中の は飲み頃温度域(独自判断です…)で、その論理キープ時間は下表を参照してください。
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論理キープ時間 |
サーモマグ |
27分 |
ジャストフィット缶クーラー |
32分 |
チタンダブルマグ300ml |
19分 |
コレールカップ |
10分 |
備前焼 |
12分 |
ステンレスシングルマグ |
15分 |
【総評】 サーモスの真空技術によるジャストフィット缶クーラーの保温能力はさすがであった。サーモマグも大差はないものの、容量がジャストフィット缶クーラーの約1.3倍あることから、同じ容量のお湯でテストしていればもう少し差が開きそうな気がした。ただ、サーモマグのコストパフォーマンスは特筆すべきことである。 逆にチタンダブルマグの保温性は両者に水をあけられた感がある。予めカップを温めた状態でのテストあれば、チタンのもつ性質が生かせたかもしれない。 比較用のコレール、備前焼の結果は予想以上に悪かった。容量が200ml(コレール)、250ml(備前焼)と少ないこと、開口部が大きいことを考えれば単純に比較できないかもしれない。また、ステンレスシングルマグは予想外に健闘したと言っていいでしょう。
【感想】
■サーモマグ16oz ポリプロピレンの本体に発泡スチロールの断熱材を用いて最も低価格を実現している。反面、収納性は最も悪い。 容量的にジャストフィット缶クーラー程度のバリエーションがあるとマグカップとしても使えるのではないでしょうか。
■ジャストフィット缶クーラー 軽量・コンパクトで真空断熱の効果はさすが。唯一持ち手がないが、その分ほとんどのドリンクホルダーに入り、汎用性は高い。 フタを取り付けると360度どこからでも飲むことができ、また、フタ部のシリコンは取り外して水洗いできます。 ■チタンダブルマグ300ml チタンのもつ軽量かつ高強度と、フォールディングハンドルにより収納性は最も良い。 他に450ml、600mlのものや固定ハンドル(220ml、300ml)、チタンのシングル構造などバリエーションも豊富。 |