イメージキャラの「たいようくん」です

 

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トロマックス・ラピッドランタン

ランタンといえばホワイトガソリンかガスカートリッジのものが大半を占めていると思います。そこで今回はあまり知られていないケロシン(灯油)ランタンを紹介しようと思います。


外観

ペトロマックス・ラピッドランタン

世界で初めて灯油ランタンを発明したドイツ・ベルリンのマックス・グラッツが、その後改良を重ねながら1917年には圧力式灯油ランタンの開発に成功し、灯油の“PETRO”と発明者“MAX”を合わせたPETROMAXブランドが誕生しました。

ペトロマックスランタンは生まれながら完成品に近く、当時からほとんどモデルチェンジなく、その美しいデザインと高性能で世界中に多くのファンがいます。

他にケロシンのランタンは、ペトロマックスと同様な人気のゲニオールや、惜しまれつつ製造中止になったオプティマスなどがあります。

 

☆スペック(メーカー発表値)

※ペトロマックス・ラピッドランタンだけのスペックを表示しても分かりにくいので、コールマン・ノーススター2000ランタンを掲載しました。

項目

ペトロマックス・ラピッドランタン コールマン・ノーススター2000ランタン

価格

34,000円 16,500円

照明度

500CP 360CP

燃料タンク

1リットル 0.94リットル

燃料

ケロシン(灯油) ホワイトガソリン

燃焼時間

約8時間 7〜14時間

サイズ

170(直径)×395(高さ)mm 173(直径)×343(高さ)mm

重量

1.5Kg 1.8Kg

URL

スター商事 コールマン・ジャパン

☆着火手順

Photo

コメント

ご覧のように燃料注入口に加圧計がついています。1〜2バールになるまでポンピングします。(加圧計の赤い線のところまで)

ポンピングの要領は、コールマンのランタンと同様で、約50回くらいが目安です。

メーターの写真右下にあるのが減圧弁です。

まずはジェネレーターを暖めるためのプレヒートを行ないます。アルコールでプレヒートを行なう方法と、予備バーナーでプレヒートを行なう方法があります。

ちなみに、マントルのカラ焼きも予備バーナーで行ないます。

写真は予備バーナーに点火した直後の様子です。予備バーナーはポンピングで加圧されたケロシンが霧状に噴出します。予備バーナーに点火すると圧力が急降下するので、プレヒートの間中ポンピングをする必要があります。気温にもよりますが、プレヒートは60〜90秒行ないます。

プレヒートが終わればメインのバルブを開け、予備バーナーを止めます。

コールマンのランタンとの大きな違いは、光量調整がバルブでできないことです。バルブはオンとオフしかなく、圧力で光量を調整します。

写真では分かり難いですが、ホワイトガソリンのモノに比べて優しい光です。

ランタンを凝視すればさすがに目をあけていられませんが、周りには優しい明かりを灯してくれます。

スペック上は500CPですが、写真の通り350CPのノーススターの方がはるかに明るいです。

ノーススターを基準にすると、200CPくらいでしょうか。

マントルの寿命はコールマンの方が優れていると思います。マントルの値段も高価です。

プレヒートやポンピングの回数などの手間、マントルのコストパフォーマンスは正直ノーススターに軍配が上がりますが、スタイルの美しさ、ケロシン燃料のコストパフォーマンスに優れています。

ペトロマックスやゲニオール、オプティマスといったランタンのユーザーは、機能的な優劣より、私もそのひとりですが、その美しさがステータスのひとつではないでしょうか。

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